2015年08月18日

THORENS Prestige のドライブ・ベルト

お盆が終わったとたん秋風が吹き始めた今日この頃。
短い夏を惜しむかのようにミンミンゼミやアブラゼミが大合唱しています。
地下のデットな部屋も室温が摂氏20度を上まわり、プレーヤーたちも好調になりました。
そこで、トーレンス・プレステージのドライブ・ベルトを純正から国産に取り換えてみました。
2015_08_18_9999.jpg切り抜き.jpg
この国産ベルトは各種のアナログプレーヤーのベルトを製造している方に依頼して冬季に4本作製してもらいました。プレステージのベルトの作製は初めてなのだそうですが、今まで各種作製してきていますがクレームは来ていないとの自信のお話がありました。
何故国産ベルトを必要としたのかは、もしかしたらの可能性に賭けてみたのです。
純正のベルトは冬季になるとプーリーから外れて落ちてしまうのでノッテンガムのプレーヤー同様ターンテーブルを手で廻しておいてスィッチを入れます。33回転の場合はターンテーブルを凡そ33回転まで手動で廻しておいてスィッチを入れるといった同期・同調のテクニックを必要とします。
このわずわらしさを解消すべく国産のベルトを依頼したのですが、そこにはある問題が発生してしまいました。
スイッチひとつで重いターンテーブルはいともかんたんに始動します。
しかしながら、時折回転数がぶれてしまいます。
クオーツ制御であっても同期・同調している時と回転がズレテしまうことが頻繁におこります。
クオーツを外してみると幾らかはマシになりますが、やっぱりズレルことがあります。
これはストロボ・スコープ上での確認だけでなくヒアリングで明らかなのですから使い物になりません。
やはり室内の温度が低くゴムが硬化している所為なのかも知れないと純正に戻しました。
この時、純正ベルトの同期・同調の凄さをかいま見たような気がしました。
時は流れて室温も普通になったところで再度国産ベルトを試してみることにしました。
4本のうちの2本をピックアップし使用しましたが、うち1本は冬季と同様に使い物になりません。もう片方はクオーツ制御には同期・同調できませんがクオーツを外して回転の調整をすれば聞ける状態になりました。
外見でのベルトの違いは国産ベルトが少し厚いことぐらいですが、純正ベルトはただのゴムベルトではなく真にプレステージ用に開発されたものだと改めて確認させられたことになりました。下手な考えが及ぶところではないのでしょう。
ヒアリングに使用したアルバムはこれ。
2015_08_18_9999_1.jpg切り抜き.jpg
リンダ・ロンシュタットのホワッツ・ニュー。
国産ベルトは若干厚い分重心が下がり落ち着いた音質になるのですがベルトからのノイズが多くなるので透明感がやや後退するようです。
冬季は純正ベルトに無理強いしていますので頻繁に使用すると耐久性が極端に落ちてしまうことになります。
室温を上げればよいのですが、今度は結露の大問題が発生してしまいます。
湿気によるレコードのジャケットや盤のカビは何としても避けなければいけません。
結局冬季は使用しないか時折手動スタートしてみるしかないようです。





posted by みのさん at 17:19| Comment(0) | TrackBack(0) | デットな部屋

2015年07月23日

EMT930のメンテナンス

昨年の地震からトラウマ状態だったがやっと抜け出したような気がしている。
最近は普通にアナログ・レコードが聴けているのでそう思うのだが、もし揺れた際には何時でもダッシュできるように心構えしているのは未だ落ち付いていないのかもしれない。
そうは言ってもEMTプレーヤー独特のアイドラーのゴロゴロ音がボリュームを上げると気になって仕方ないので何とかしなければいけないとこれもじっとしていられないのだ。
2015_07_22_9999_17.jpgきりぬき.jpg
地下室は気温が常時低いのでアナログ・プレーヤー関係は過酷な条件のもと稼働させられているのが現実だ。
特に冬場は結露防止(レコードのカビ防止など)のため暖房を控えめにするので室温は低く人間と機器の我慢比べになつている。この状態ではアイドラーのゴム部分が硬化していてゴロゴロ音があっても仕方ないのだが、無い方がよいのに決まっている。
そこで、地下室も7月中旬を過ぎて室温が20℃くらいに上がってきたので完璧にゴロゴロ音を抑えるべきメンテナンスを執行した。
先ずはプレーヤーのオイルを交換する。
2015_07_22_9999.jpgきりぬき.jpg
F1用のモーターオイルからスクワランオイル100%に入れ替えた。一般にはお肌の健康に使用されている深海鮫の肝臓から抽出されたオイルなのだが酸化・変質の心配のないことから昔から厳冬期のカメラのオイルとして使用されていた。
2015_07_22_9999_11.jpgきりぬき.jpg
次に、アイドラーを外してクリーニングする。ここにはパーク・ツールのポリリューブのグリースを入れてワッシャーをステンレスに交換した。このグリースはロード・バイク用なのだが耐摩耗性と熱変化にすぐれている。
2015_07_22_9999_14.jpgきりぬき.jpg
最後にアイドラーをJBLD130スピーカーが刻印されたジッポーライターで炙り、煤を綿棒で掃除して完成。
はたしてこの効果はいかに。
930stプレーヤーの傍にいてもアイドラーのゴロゴロ音は聞こえてこない。
この時点ではほぼ完璧だ。
ヒアリングでは如何かが問題なのだ。
クラシック音楽の弦楽三重奏を静かに聴くとこれは良い。
ボリュームを思い切り上げてみるとスピーカーの右寄りから聞こえてくるではないか。
これは宿命なのか。でも我慢はできない。
室温がもっと上がれば解消してくれるのかと逃げに入るが、逃げ切れないことは充分承知している。
専用電源を外してSNを落とせば一発解消するのだが本末転倒になるのでできない。
まだまだ試行錯誤は続く。
posted by みのさん at 13:01| Comment(7) | TrackBack(0) | デットな部屋

2014年08月18日

スーパーなツィーター

悪天候続きだったお盆でしたが今日は久しぶりの青空が臨めました。
GEMのスーパー・ツィーターの片方はダイヤフラムが往ってしまったので交換することになりました。
が、お盆中はカン・サウンド・ラボがお休みだったようなので暫く時間がかかるようです。
一本のダイヤフラム交換が75,600円もの費用がかかるのはSPの価格からすれば安価なのかもしれませんが、10年程度の寿命ではコストパフォーマンスとしてはどうでしょうか。JBLが丈夫なのかも知れませんが性能一辺倒(スーパー)で長持ちしないのでは安心して使用できません。しかも、バランス的に2本同時に交換を勧めてくるのはおかしな話です。実はこのGEMは購入後2年目ごろに一度破損したことがありました。連続200ワットの入力が補償されていたのですが、200ワット近い入力にダイヤフラムが持ちませんでした。それからはせいぜい100ワット程度の最大入力にしていましたが、持ち応えられなかったようです。
とりあえず、当たり前ですが破損していない片方は交換しないで、破損した1本の交換を依頼しました。
そんなこんな時は普通のスーパー・ツィーターを引っ張り出してきて以前の音に戻るのが何時ものことです。
22AWGウェスタンケーブルを半田で留めてあります。
2014_08_18_9999_1.JPG
M9500の背後に隠しておいた秘密のアンプも日の目をみましたので4ウェイのアンプ群が物々しいです。
2014_08_18_9999.JPG
バランス的にはこのSP音の方が聴きやすいと思います。
GEMがもどってきても正位置に戻れるかは保証のかぎりではありません。

posted by みのさん at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | デットな部屋

2014年08月12日

クラッシュ

今日の白馬は予報どおり時々の雨模様になっている。
こんな日はハイキングもままならないので室内で何もしないといった贅沢な過ごし方をお勧めしている。
台風一過後も青空はほんの少しだけのぞいたが雲が北アルプスに寄りかかっていて動かない。
日中の気温も30℃超えがあったりしたが、20℃に満たない日々になったりして心技体ともに不調になる。
こうした中、地下室のGEM TS208スーパーツィーターのLeft側がクラッシュしてしまった。
早速入院手続きをとって左右とも送付したので早い復帰を願っている。
原因は45回転のドーナッツ盤(つぐない、天城峠、いとしのエリー、あの日にかえりたい など)ではないかと疑っているが確証はない。マッカートニーだけを可愛がったのでレノンの怨念との説も捨てきれない。
このクラッシュと同時にパワー・アンプもダウンしてしまった。この症状の程度は軽かったので10Aのヒューズ交換で難なく復帰したようだ。
今年はスーパー・ウーハー、ここの主、スーパー・ツィーターとクラッシュ続きだ。ウーハーもツィーターもスーパーなのだがここの主がスーパーマンなのかは何とも言えない。
GEMスーパー・ツィーターが居ないと何となく音が寂しくなるので代役を引っ張り出してくることにしよう。
室外では国道148号線の白馬と小谷間で車がクラッシュして通行止めになったりしている。
posted by みのさん at 11:34| Comment(0) | TrackBack(0) | デットな部屋

2014年07月13日

イメディアのフォノケーブル

今日は雨の中での白馬村長選挙日となった。3名が立候補したので、それぞれ馬鹿らしくもなかなか面白い声明が聞けたのは、白馬村の現在抱えている問題点の深刻さを浮き彫りにしているようだ。
気になることがあると後に引けない損な性分の所為でイメディアのフォノ・ケーブルを急きょ作製することになった。今まではシールド性能の高さからベルデンの3芯ケーブルを60pで使用していたが、少しばかり音の粒子にザラツキがあったので気になっていた。
今回使用したケーブルは、1910年に製造された美しいウェスタン・ケーブル。
2014_07_13_9999.JPG
グリーン・シルクの被膜にムラサキ・エナメルの希少なものだ。
2014_07_13_9999_1.JPG
このケーブルは太さが34AWG(0.16mm)程度と極細なので2本を撚って1本にした。それでも28AWGなのでまだ極細だ。スウィッチクラフトのRCA端子に今回は銀半田を使用し新しい音楽にも対応できるようにした。
〆て二日がかりで極細かい作業を終え疲労を隠せない。
早速、装填して聴いたアルバムはなぜか「惑星」。木星が一番なのだが今の気分は土星。
2014_07_13_9999_4.jpg切り抜き.jpg
次は芸能山城組のアルバム「地の響」。合唱団員が手に取るように唄っているのが解る高解像度だ。
2014_07_13_9999_2.jpg切り抜き.jpg
肝心の音だがザラツキはすっかり無くなりしてやったりだが、得るものがあれば失うものもあるのがこの世の常。シールド性が落ちた分SNが気になるのは致し方ない。
ついでに、アンフォンのフォノイコライザーからプリ・アンプまでの3.5メートルのRCAケーブルをウェスタン16AWGで作製しベルデン3芯ケーブルと交代したもらった。
カレンの声も期待通りだったので今のところ満足しているがケーブルの種類は未だ多くある。
気になっている1880年に製造された最古のケーブルでは如何なのか馬鹿バカしい限りだが面白くもあり楽しみでもある。

posted by みのさん at 20:30| Comment(0) | TrackBack(0) | デットな部屋

2014年07月08日

優しさに出会えたなら・・きっと

梅雨の合い間に少しばかりの晴れの日差しは太陽光が眩しい。
何やら特別な台風が押し寄せてくるとのことで油断のないよう心がけなくてはいけない。

地下のオーディオは、スーパーウーハーの入れ替えとともに最終的な調整を今日の午前に作製した5mのXLRケーブルをマッキントッシュ1201パワーアンプに装てんして完了とした。
2014_07_08_9999.JPG
これまで使用していたベルデンの4m2芯ケーブルから同じベルデンの3芯ケーブルに1m延長し交代してもらった。2芯のときはパワーアンプのポテンシャルが後退していたようだったので3芯にしたところ思った通り俄然良くなったと感じている。

このほかには、プリアンプを1台追加して2系統とすることにした。
2014_07_08_9999_4.JPG
この追加したマランツ3600には優秀なMM入力があり1950年代に製作されたプレーヤー、トーレンス124に同年代のカートリッジGEのステレオVR1000を現在は装着している。GEのモノラル・カートもこのプレーヤー専用とすることにした。アームはSME3009が汎用性が高くお気に入りだ。
2014_07_08_9999_3.JPG
このマランツ3600にはもう一つ優秀なテープ入力があるので2トラックのオープン・リール・デッキとカセット・デッキを接続している。
2014_07_08_9999_5.JPG
このラインの音は明るく乾いたアメリカン・サウンドを彷彿させたいと考えている。

いまひとつのコニサー・ラインは3台のプレーヤーによってさまざまな音楽を楽しめるようにしたい。
さらに、全面的に音質等の変更を行った。
これまでの棘が心に突き刺さる音から棘の先を丸めて一般的な音質傾向にもっていっている。
特別なものから一般的に宗旨変えしたわけでは無いのだが、聴きやすい音もまた有りかなと思うようになってきた。体力の低下とともに何かが低下してきたのかも知れない。
なにはともあれ、これでゆったりと優しさに包まれて観賞できる体制が整ったことは目出度いことだ。きっと満足できることだろう。

ところで、特別な台風が一般的になるとこれはうまくないのではないか。
posted by みのさん at 15:31| Comment(0) | TrackBack(0) | デットな部屋

2014年06月20日

スーパーからスーパーへ(リ・セット完了)

ついにヤッテしまった。
故障したスーパー・ウーハーから躊躇していたスーパー・ウーハーへ力任せに交代してもらったのだ。
おかげで今日は筋肉痛模様で全身かったるい感じで動きが鈍い。加齢の所為でもあるのは否定はできない。
何しろ60s超のパワー・アンプときたら重いのなんのって、明菜風にいえば「冗談じゃない。」のとおり。一階から地階へパワー・アンプを一台下ろすのも「ひーひー」言いながらやっとのことで無事足の上に落とさずに搬入できた。地階のモノラル・パワー・アンプは総勢6台もある。持ち上げることもままならず、ずりずりひこずって移動する。このためかマッキントッシュMC1201の一台のグリーン文字を浮かびださせるランプが切れてしまったが後の祭り。既に頭のランプが切れてしまっている私とはお似合いだ。
セッティングの変更に相まってケーブルの長さが足りなくなったりしたので急きょ作製する。この辺は何とでもなるのでサッサと作ればよい。
新しいスーパー・ウーハーはこれ、JBL4642A。
2014_06_19_9999.JPG
このウーハーには、マッキントッシュのMC501でドライブすることにした。
今のところ180Hz以下を受け持ってもらっているが地を這うような低音ではない。むしろ、不本意だが全体的に棘の先が丸くなったので聴きやすいと思う。
音の調整のためにかけた最初のアルバムはこれ、百恵ちゃんの二十歳の記念碑「曼珠沙華」。
2014_06_20_9999.jpg切り抜き.jpg
ドーナッツ盤との違いは唄の前に台詞「貴方の前で女でありたい。とか、愛されるより愛していたい。」があり、これがとても良い。
ドーナッツ盤では「美サイレント」のB面の扱いになっているが些細なことでどうでもよい。
2014_06_20_9999_1.jpg切り抜き.jpg
天界の花「曼珠沙華」を見れば悪行から離れられるとの話もあり、これで私も悪行から離れられるというものだ。
スーパー・ツィーターからスーパー・ウーハーへ淀みなく音楽と時はながれてくる。
本格的な調整はこれから暫く続く。


posted by みのさん at 12:54| Comment(0) | TrackBack(0) | デットな部屋

2014年02月28日

オイル交換

昨日の雨は止んだが道路は水浸しになり柔らかい雪との相乗で人はもとより車は真直ぐには進めなく轍の中ではとんでもないことになっている。
同様にこの季節厳しい環境に置かれているのはアナログ・プレーヤー性質だ。特に地下は日中の気温が5℃くらいなのでたまったものではない。
それでも二日に一度は働いてもらうことにしているので頑張ってもらうのが常だ。
このため日頃の感謝をこめて昨日は夜中に2台のプレーヤーの回転軸のオイル交換を決行した。
2014_02_28_9999_9.jpgリサイズ.jpg
古いオイルをスポイトで取り出し新しいオイルを注入するだけなのだが、一台一台オイルの配合が違うので面倒ではある。
トーレンスのプレステージは粘りのあるものと低温でも回転に影響のでないものをブレンドする。
2014_02_28_9999.jpgリサイズ.jpg
EMTは粘りの少ないものと低温でも影響のでないものにする。
2014_02_28_9999_7.jpgリサイズ.jpg
これを逆にしてしまうと厄介なことになる。
トーレンスは回転が速くなり、EMTは回転しなくなってしまう。経験者が云うのだから間違いない。
オイル交換の成果はSNがぐっと良くなるので嬉しい。
しかしながら、何時ものことなのだがSNが良くなるとEMTのトレース音が気になってしまう。
このトレース音をすこしでも少なくするために又もや格闘が始まる。
2014_02_28_9999_4.jpgリサイズ.jpg
格闘中にアクシデントが発生。インサイド・キャンセラーの錘の糸が切れてしまったのだ。
糸の補修とトレース音で結局のところ音楽を聴く時間が無くなってしまったではないか。
「なにをやっているんだか。」と自問自答は年中行事のよう。
posted by みのさん at 15:44| Comment(0) | TrackBack(0) | デットな部屋

2014年01月05日

ニュー・イヤー・コンサート

今日の11:00過ぎに最後のお客様がお帰りになられて年末・年始の繁忙が峠を越えた。
何時ものことなのだがこの時季はなかなかレコードを聴く時間がとれないのが一般的だ。
しかしながら今季はレコードをご持参してこられたお客様がいましたので運よく3日に地下に潜りこむことができた。

今年の聴きはじめは嬉しいことにお客様持参のジョン・コルトレーンに決まった。

洗濯船所蔵の
COLTRANE"LIVE"AT THE VILLAGE VANGUARD
IMPULSE AM-PAR 1A 1A RVG MONO
2014_01_05_9999_1切り抜き.jpg
魂の叫びを聴く。

全てのお客様が帰られてから何時も持ち出すのは、

CARLOS KLEIBER NEW YEAR`S CONCERT 1989 WIENER PHILHARMONIKER
2014_01_05_9999_2切り抜き.jpg
ここには本当に音楽を楽しむ姿がある。

今週末からまた繁忙になるのでそれまでの寸暇に聴けるアルバムはどの位あるだろうか。

posted by みのさん at 19:59| Comment(0) | TrackBack(0) | デットな部屋

2013年12月06日

CD鑑賞会(MJQ)

今回の鑑賞会はMJQですが MANHATTAN JAZZ QUINTET のことです。
1984年にニューヨークの一流スタジオ・ミュージシャンを中心に結成されました。
アレンジャー兼ピアニストのデビット・マシューズ。
サックスのジョージ・ヤング。
トランペットのルー・ソロフ。
ベースのチャーネット・モフェットはこの時ただ一人の新人。
ドラマーのスティーブ・ガットはポップ・ミュージックでは良く知られていました。
この5名の共通点が音楽のルーツがジャズにあるとのですので、50〜60年代ジャズを中心に演奏されるセッションは期待できると想像するのは無理がありません。JBLが躍動して失いかけていたジャズが蘇ったようです。

最初は、1984年の結成時のアルバム『MANHATTAN JAZZ QUINTET』から「@マイルストーンAマイ・フェイバリット・シングスBエアジン」を聴きました。ここには創造されたビ・バップ・ジャズが炸裂していました。
2013_12_06_9999切り抜き.jpg

続いては、1986年の『MANHATTAN JAZZ QUINTET Live at PIT INN』から「@ソー・ディスAエンジェル・アイズBミスティサイズドCS.U.ブルースDロザリオ」を聴きました。このアルバムは4月21日、六本木ピット・インでのライブですがベース奏者がエディー・ゴメスに交代しています。夜の演奏開始時間の一時間前に到着したときには既に長い列ができていましたので驚きました。この夜の演奏は全てがすざましく素晴らしいもので最高でした。この時代はジャズ評論家による抽象・前衛・難解が持てはやされていて演奏者の自己満足の表現が横行してしまいジャズ離れがすすんでいました。
2013_12_06_9999_1切り抜き.jpg

最後は、1988年の『Plays Blue Note』から「@クレオパトラの夢Aクール・ストラッティンBウルフ・パックCディア・オールド・ストックホルムDフォー・アルフレッドEモーニン」を聴きました。このアルバムではベース奏者がジョン・パティトゥッチに、ドラムがデイブ・ウェックルに交替しました。ここではブルー・ノート・サウンドを称賛するとともに研究しながら未来のジャズに橋渡ししているようです。
2013_12_06_9999_4切り抜き.jpg

ジャズらしい楽しいジャズを聞きまくりスッキリしました。
次回は、エラ・フィッツ・ジェラルドのジャズを予定しています。


posted by みのさん at 12:18| Comment(0) | TrackBack(0) | デットな部屋

2013年11月11日

CD鑑賞会25(CTI)

10月の第2週から再開する予定でした鑑賞会は1月程延期になってしまい11月にはいってしまいました。
再開後の最初の鑑賞会はCTIレーベルをCDで聴くことにしました。
CTIとは、クリード・テイラー・イシューという意味のことでジャズのプロデューサーです。
このプロデューサーはフリー・ジャズ全盛の折、かつてのジャズ・ファンのジャズ離れが加速している中でジャズをより多くの人に楽しんでもらうように新鮮な魅力ある音楽づくりをしてジャズの復権を目指すことを目的にCTIを設立しました。一般的にはフュージョンと呼ばれていますがカラフルなサウンドが満載していて私的にお気に入りのレーベルです。アルバムの多くにルディ・バンゲルダーが係わっているため音そのものの魅力も聴き逃せません。

CTIの記念の第1号アルバムはウェス・モンゴメリーの『A DAY IN THE LIFE』です。今回はTHE BEST COLLECTION VOL.1から同名曲を聴きました。イージー・リスニング・ジャズとしてCTIを代表するアルバムになりました。
2013_11_07_9999切り抜き.jpg

続いては一度生まれ変わったCTIから1989年の『RHYTHMSTICK』から「CARIBE」を聴きました。このアルバムはCTIオールスターズ・メンバーによるジャズ・フュージョン・エスニック・ワールドミュージックなどの新しいサウンド世界を演奏しています。ディジー・ガレスピー、アート・ファーマー、フィル・ウッズ、ボブ・バーク、ジョン・スコフィルドなどの豪華な演奏者にベニー・ゴルソンのアレンジ、エンジニアにルディ・バンゲルダーと申し分のない布陣の所為か新鮮な演奏内容に加え高音質録音になっています。
私の超推薦アルバムです。
2013_11_07_9999_2切り抜き.jpg

次は1975年のジム・ホール『CONCIERTO』から「アランフェス協奏曲」を聴きました。このアルバムはCTIのベスト・セラーになりジム・ホールの名声を確立しました。
2013_11_07_9999_3切り抜き.jpg

続いて1974年のチェット・ベイカー『She Was Too Good To Me』から「枯葉」を聴きました。このアルバムはチェット・ベイカーが前歯を失ったことと初の枯葉の演奏とのことで話題になりました。リリカルな感動の名演奏になっています。
2013_11_07_9999_4切り抜き.jpg

次に1975年のジョージ・ベンソン『IN CONCERT-CARNEGIE HALL』から「サマー・タイム2001」を聴きました。エンター・テナーとしてスーパー・スターの一歩を記した記念のライブアルバムです。
2013_11_07_9999_5切り抜き.jpg

続いて1972年のデオダート『PRELUDE』から「ツァラトゥストラはかく語りき」を聴きました。このアルバムはフュージョンの金字塔として今は伝説的な演奏と語られています。
2013_11_07_9999_8切り抜き.jpg

次は1980年のフューズ・ワン『FUSE』から「サンシャイン・レディ」を聴きました。80年代フュージョンの名作になりました。
2013_11_07_9999_9切り抜き.jpg

続いて1971年のヒューバート・ロウズ『THE RITE OF SPRING』から「春の祭典」を聴きました。革新的なクラシックの名曲をジャズにした素晴らしい演奏です。
2013_11_07_9999_11切り抜き.jpg

次は1973年のロン・カーター『Blues Farm』から「ジャンゴ」を聴きました。このジャンゴの名演はCTIの名盤として不滅になっています。
2013_11_07_9999_13切り抜き.jpg

最後は1973年のミルト・ジャクソン『GOODBYE』から「グットバイ」を聴いて終わりにしました。ここでのミルト・ジャクソンの演奏はベスト・アルバムに相応しいホットなアドリブ演奏が堪能できました。
2013_11_07_9999_14切り抜き.jpg

次回はシドニー・ベシェを予定しています。
posted by みのさん at 16:34| Comment(0) | TrackBack(0) | デットな部屋

2013年07月29日

アナログ・レコード鑑賞会67(ヘンリー・マンシーニ)

ヘンリー・マンシーニの曲はとても印象に残っています。それは多分映画音楽に使用された所為であるのは間違いないと思います。特にファンであるオードリー・ヘップバーンの映画でのコミカル・スリラー・華麗・リズミカル・躍動感・沈痛・ラブストーリなどなど映画のシーンにぴったりの音楽が今ではその音楽を聴くとその時のシーンが頭に思い描き出されます。
「ティファニーで朝食を」から「ハタリ」、「酒とバラの日々」、「シャレード」、「ピンク・パンサー」、「アラベスク」、「地上最大の脱出作戦」、「暗くなるまで待って」、「暁の出撃」、「ひまわり」、「華麗なるヒコーキ野郎」、「刑事コロンボのテーマ」、「ピーター・ガンのテーマ」などの作品の数々のどれもが思い出に残っています。
また、ヘンリー・マンシーニのアナログ・レコードの音質がとても良いのでより鮮明に映画のシーンが蘇るのかもしれません。
今回はトーレンス・プレステージとオルトフォンのアーム、SPUシナジーのカートリッジで映像のない映画シーンを再現してみました。
最初は、1961年の『Breakfast at Tiffany`s』から「SIDE1、@Moon RiverASometing for CatBSally`s TomatoCMr.YunioshiDThe Big Blow OutEHub Caps and Tail Light SIDE2、@Breakfast at Tiffany`sALatin GolightyBHollyCLoose CabooseDThe Big HeistEMoon River Cha Cha」の全曲を通して聴きました。この映画は当初マリリン・モンローが主役の予定でしたがモンローが断ったため急遽脚本を書き直しオードリー・ヘップバーンに変更されました。
オードリー・ヘップバーン自身が歌った「ムーン・リバー」が話題にもなりましたがCの「ユニオシ」では悪意に満ちた日本人像(黒縁メガネ、出っ歯、背の低いずんぐり)を演じているなど人種差別が公然となされていました。このシーンはハリウッドの映画史上最も恥ずべきものとして語られています。
この映画はアカデミー賞の歌曲賞、劇・喜劇映画音楽賞を受賞しました。
2013_07_24_9999切り抜き.jpg

続いては、1962年の『HATARI!』から「@Theme from "HATARI!"ABaby Elephant WalkBJust for TonightCThe Sounds of HATARIDThe Soft TouchECrocodile Go Home!」を聴きました。この映画の最初のシーンでサイがジープに体当たりする迫力にビックリしましたが、人それぞれの生き方やラブ・ロマンス、動物たちとの愛情などコミックの要素をも含んだアフリカへの羨望を表現しています。主演ジョン・ウェインなどの演技とパックに流れる音楽で素晴らしい作品になっていました。「小象の行進」はとても忘れられません。
2013_07_24_9999_1切り抜き.jpg

次は、1963年の『"CHARADE"』から「@CharadeABistroBBateau MoucheCBye Bye CharlieDLatin Snow FallEThe Drip-Dry WaltzFMambo ParisienneGPunch and Judy」を聴きました。この映画ではジバンシーの衣装に包まれたオードリー・ヘップバーンが「謎解きゲーム」をしています。スリルとコメディーを融合して見る者を最後まで飽きさせません。また、25万ドルもする切手があるなんて想像すらできませんでした。最初のシーンで走る列車から落とされる人、パリの保養地のスキー場など、そこに流れる音楽はそれぞれのシーンに確かな色どりを添えていました。
2013_07_24_9999_2切り抜き.jpg

最後は、1968年の『A WARM SHADE OF IVORY featuring Love Theme from ROMEO & JULIET』から「@WATCH WHAT HAPPEN`SALOVE Theme from ROMEO&JULIETBTHE WINDMILLS OF YOUR MINDCWHEN I LOOK IN YOUR EYESDMEDITATIONEDREAM A LITTLE DREAM OF ME」を聴きました。このアルバムはピアニストとしてのヘンリー・マンシーニが堪能できます。グレン・ミラー楽団ではピアニスト兼編曲として入団しています。その後映画「グレン・ミラー物語」などで頭角をあわらしてティファニーに繋がるわけです。@のシェルブールの雨傘から甘く切ない響きとともに映画シーンを心眼しました。
2013_07_24_9999_3切り抜き.jpg


夏の繁忙ということにして鑑賞会は当分の間お休みになります。
ご宿泊されたお客様との鑑賞会は何時も通りです。
次回の鑑賞会は、10月の第2週からの予定になります。
posted by みのさん at 12:15| Comment(0) | TrackBack(0) | デットな部屋

2013年07月12日

アナログ・レコード鑑賞会66(コールマン・ホーキンス)

湿気の多いこの頃ですがコールマン・ホーキンスの乾いたテナーでスッキリしようと思います。
今回の鑑賞会は何んと言ってもとてもよくスウィングして抑揚のある乾いたトーンが特徴のコールマン・ホーキンスを聴きました。ホーキンスはルイ・アームストロングのニューオリンズ・ジャズの影響を受けてから独自のスウィング・ジャズを形成しましたがビ・パップが登場するとその流れに沿って演奏スタイルを変革していきました。世間ではスウィング・ジャズとビ・パップの「中間派」と言われていますがビ・パップをも超えているようにおもいます。
このトーンをの再生にはシュアータイプVのカートリッジが適任ですので、敬意を表してオリジナルのスタイラスを用意しました。
コールマン・ホーキンスは通称ホークと呼ばれていたためかレコード・ジャケットにはホークが登場するものが多いので何枚か選びました。

最初は、1956年の『THE HAWK IN HI FI』から「@BODY AND SOULALITTLE GIRL BLUEBHAVE YOU MET MISS JONES」を聴きました。太くたくましい音色はレスター・ヤングの音色とベクトルが逆方向ですが気持ちよくスウィングしていました。
2013_07_09_9999_4切り抜き.jpg
続いては、同じ1956年の『THE HAWK IN PARIS』から「@APRIL IN PARISAUNDER PARIS SKIESBLA VIE EN ROSECI LOVE PARIS」を聴きました。コールマン・ホーキンスは1934年から5年間イギリスを皮切りにヨーロッパで演奏活動をしていました。1935年にパリで演奏していましたがこのアルバムはその思い出といったところでしょうか。マニー・アルバム編曲・指揮によるオーケストラの洒落たアンサンブルをバックにフランスの薫りが漂っていました。
2013_07_09_9999_6切り抜き.jpg
三枚目は、『THE GILDED HAWK』から「@OUT OF THE NIGHTASTRANGER IN PARADIESA COTTAGE FOR SALE」を聴きました。このアルバムではグレン・オスカー編曲・指揮のストリングス・オーケストラをバックにコールマン・ホーキンスのテナーが優しく朗々と歌いました。
2013_07_09_9999_5切り抜き.jpg
四枚目は、1957年の『THE HAWK FLIES HIGH』から「@CHANTATHINK DEEPBLAURA」をききました。JJジョンソンのトロンボーン、ハンク・ジョーンズのピアノ、オスカー・ペチィフォードのベース、ジョー・ジョーンズのドラムなどと息のあった爽快な演奏でした。
2013_07_09_9999切り抜き.jpg
五枚目は、1962年の『HAWKINS! ALIVE AT THE VILLAGE GATE』から「@ALL THE THINGS YOU AREAJOSHUA FIT THE BATTLE OF JERICHOBMACK THE KNIFECIT`S THE TALK OF THE TOWN」を聴きました。このアルバムはニューヨーク・ビレッジ・ゲイトでのレギュラー・カルテットでのライブ録音です。トミー・フラナガンのピアノ、メジャー・ホリーのベース、エディ・ロックのドラムスによる演奏はスウィンギーとはこのようなことと言いきれます。特にBのジェリコの戦いは聴きものになっています。
2013_07_09_9999_7切り抜き.jpg
最後は、1963年の『SONNY MEET HAWK!』から「@YESTERDAY AALL THE THINGS YOU AREBSUMMERTIMECLOVER MAN」を聴きました。このアルバムはソニー・ロリンズの憧れの的コールマン・ホーキンスとの協演が実現したものです。ロリンズの切れとスピードに対してホーキンスはアバンギャルドな演奏になっているのがとても新鮮で面白いです。
2013_07_10_9999_1切り抜き.jpg
スッキリとしました。

次回は、カサンドラ・ウィルソンです。
posted by みのさん at 13:34| Comment(0) | TrackBack(0) | デットな部屋

2013年06月30日

アナログ・レコード鑑賞会65(阿川泰子)

阿川泰子は女優麻里とも恵からジャズ・シンガーを目指して転向し、当時はその美形とキュートなボイスからネクタイ・オジサマ族のアイドルと持て囃されました。しかしながらジャズ・シンガーとしては中途半端な気がします。ポップス歌手が現代的なアレンジでジャズも歌うと言ったところでしょうか。裏を返せば多くの日本人にとって解りにくく近づきがたいジャズを身近なポップ音楽に変貌させ垣根を取り払った功績者ともいえなくはありません。
この「シュガー・ボイス」を再生するのはトーレンスTD124プレーヤーにシュアー・タイプVのカートリッジにしました。シェル・リード線はWEの24ゲージで作製し少しばかり高域寄りの音質にしました。

最初は、1978年のデビュー・アルバム『Yasuko"Love-Bird"』から「@グット・ライフAブルー・ムーンB緑は異なものC手紙を書こうDやさしき伴侶をEウェイブ」を聴きました。このアルバムはプロデュース、編曲、指揮、キーボードを有馬すすむが担当しました。デビュー・アルバムとしては珍しくインストゥルメンタルの序曲で始まりフィナーレで終わる力の入った凝った作りになっています。@はスウィンギーにAはロック調BとDは有馬すすむのピアノとデュオCはコンガでラテン風Eはボサノバを4ビート、でそれぞれ歌っています。
2013_06_26_9999切り抜き.jpg
続いては、同じ1978年のセカンド・アルバム『Flyin`Over Yasuko Love-Bird』から「@ザ・ジェントル・レインAフールス・ラッシュ・インBサウンド・オブ・ラブCジャスト・イン・タイムDアズ・タイム・ゴー・バイEエンジェル・アイズ」を聴きました。このアルバムも有馬すすむが担当しました。@はストリングスをバックに甘く切なくAはジョニー・マーサーの名曲をしっとりBは有馬すすむのオリジナル曲でスローなロック調Cはピアノ・トリオでスウィンギーなアップ・テンポDはピアノ・トリオにギターが加わりあっさりと明るめにEは有馬すすむのピアノとのデュオでパースからコーラスへの変化が聴きもの、とデビュー・アルバムの続編の趣になっていました。
2013_06_26_9999_1切り抜き.jpg
3枚目は、1980年のサード・アルバム『Sweet Menu Yasuko Love-Bird』から「@キャプティブAヒアズ・ザット・レイニー・デイBワンス・アポン・ア・サマー・タイムCニューヨークの想い」を聴きました。このアルバムでは有馬すすむに代わって中島政雄が編曲・指揮、キーボードを担当しました。@は中島政雄のオリジナル曲でソウルフルなディスコ調AはスタンダードをロマンティックにBはミッシェル・ルグランの曲を美しく普通にCはビリー・ジョエルの美しい曲をブルース・フィーリングで、流行を意識してのアルバム作りになっていました。
2013_06_26_9999_2切り抜き.jpg
4枚目は、これも同じ1980年の4枚目のアルバム『JOURNEY Yasuko Love-Bird』から「@センチ・メンタル・ジャニーAテイク・ジ・A・トレインBラバー・カムバック・・トゥ・ミーCムーン・ライト・セレナーデDイン・ア・センチメンタル・ムードEスター・ダストFララバイ・オブ・バードランドGウィスパー・ノットHマイ・フーリッシュ・ハートIユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホームJグット・バイ」と全曲を聴きました。このアルバムはジャズの名曲ありポピュラーの名曲ありと阿川泰子らしい歌唱が人気を呼び起こし9万枚の大ヒットになりました。また、伴奏グループ、ザ・キャストとの初レコーディングでもありました。
2013_06_26_9999_3切り抜き.jpg
最後は、1985年の10枚目のアルバム『ALL RIGHT WITH ME』から「@イッツ・オーネライト・ウィズ・ミーAア・フォギー・デイBマイ・ロマンスCスピーク・ロウDナイト・アンド・デイEグット・バイ」をききました。このアルバムでは名手トミー・フラナガン・トリオ(ベースはジョージ・ムラーツ、トラムはアーサー・テーラー)とのコラボでスタンダード集を歌った初のジャズ・アルバムになります。なぜかトミー・フラナガンの絶妙な伴奏とムラーツ、テーラーのサポートの素晴らしさが阿川泰子にジャズを歌わせていました。Eのグット・バイで鑑賞会を締めくくりました。
2013_06_26_9999_4切り抜き.jpg

次回は、小澤征爾を予定しています。
posted by みのさん at 16:03| Comment(0) | TrackBack(0) | デットな部屋

2013年06月17日

アナログ・レコード鑑賞会64(カラヤン)

ヘルベルト・フォン・カラヤンの凄さはその指揮にあるのは周知の事実ですがレコードで聴く演奏はとりわけ凄いと思います。オーケストラの演奏の正確・精緻差は比類がなく音響的にしっかりとした装置で聴くとその凄さが実感されます。録音に際してはリスナーの立場にたって妥協することのないレコード作りをしていたそうですのでカラヤンのレコードには外れが無いと評判になったのも当然だとおもいました。
今回はカラヤンに敬意を表してEMTのプレーヤーにTSD15で60年以降のステレオ録音のアルバムを再生することにしました。

最初は、『リヒャルト・シュトラウス』1960年、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団から「@交響詩 ティル・オイレンシュビーゲルの愉快ないたずら 作品28 A交響詩 ドン・ファン 作品20」を聴きました。このアルバムはカラヤンの数多い録音の中でも心身ともに充実していた時期のもので傑出したものと称賛されました。ベルリン・フィルとは趣を異にしたウィーン・フィルの優美な音色の響きが聴く者を魅了しました。
2013_06_12_9737切り抜き.jpg
続いては、『ドヴォルザーク交響曲第8番ト長調作品88「イギリス」』1961年、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団から「@第一楽章A第三楽章」を聴きました。カラヤンが指揮したウィーン・フィルとのドヴォルザーク第8番はこのアルバムしかありません。ドヴォルザークらしい民族主義が色濃く反映されていて美しい旋律がウィーン・フィルによって暖かく広がりのある名演になっていました。
2013_06_12_9738切り抜き.jpg
三枚目は、『モーツァルト バイオリン協奏曲「トルコ」第5番イ長調』1978年、ベルリン・フィルモニー管弦楽団から「@第一楽章A第三楽章」をヴァイオリン アンネ・ゾフィー・ムターで聴きました。このアルバムは15才のムターのベルリン・フィルとの初録音ですがこの時すでに瑞々しいモーツァルトが聴けました。
2013_06_12_9739切り抜き.jpg
四枚目は、『ホルスト 組曲「惑星」作品32』1981年、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団から「@土星−老年をもたらすものA天王星−魔術師B海王星−神秘をもたらすもの」を聴きました。
1961年のウィーン・フィルでの「惑星」は当時、録音の良いレコードとしてベスト・セラーになりました。20年後にベルリン・フィルとのこの「惑星」はデジタル録音ですがさらに高音質になっています。特に海王星は宇宙の静寂に吸い込まれそうになりました。
2013_06_12_9741切り抜き.jpg
最後の5枚目は、『ベートーベン 交響曲第「田園」第6番作品68』1962年、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団から「@第一楽章A第二楽章」を聴きました。最後は洗濯船に相応しく田舎の香りがいっぱいの「田園」にしました。空気の美味しさ、土の香り、涼しく爽やかな風、小川の流れ、小鳥のさえずりなどを聞きながら最高の田園で終わりにしました。
2013_06_12_9742切り抜き.jpg

次回は、ルービン・シュタインを予定しています。
posted by みのさん at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | デットな部屋

2013年06月02日

アナログ・レコード鑑賞会63(ホレス・シルバー)

ハード・バップ・ピアニストの誉れ高いホレス・シルバーは、アート・ブレイキーとのジャズ・メッセンジャーズの時でもそうでしたが独特の響きがしました。このためホレス・シルバーのパッキングによって他の演奏者をまんまと乗せてしまうのでこれをシルバー節と言っていました。アート・ブレイキーのドラミングにも煽るところがありましたのでメッセンジャーズでは2人の個性が衝突して火花が散っていたようです。有名なバードランドの夜の演奏はクリフォード・ブラウン他がこの2人に乗せられて火の出るような演奏になったのと思われます。
2013_05_29_9554切り抜き.jpg
1956年にアート・ブレイキーと別れハード・バップ・クインテットを結成して数多くの良いアルバムを残しました。なかでも2管編成はとても充実していましたので今回はこの2管編成を中心に鑑賞することにしました。このバップの熱気を再生するためにJBLのスピーカーを使用して、ほぼ同年代のモノラル・カートリッジGE046をSMEのロング・アームと、ステレオはSPUシナジーにオルトフォンのアームをトーレンス・プレステージ・プレーヤーで再生しました。

最初は、1959年『BLOWIN`THE BLUES AWAY』から「@BLOWIN`THE BLUES AWAY ABREAK CITY BSISTER SADIE」を聴きました。このアルバムはホレス・シルバーのリーダー作のなかで最も人気のある一枚になっています。ブルー・ミッチェルのトランペット、ジュニア・クックのテナー・サックスの2管がホレス・シルバーのピアノに乗ってファンキーな演奏がすばらしいです。
2013_05_29_9550切り抜き.jpg
続いては、1963年の『SILVER`S SERENADE』から「@SILVER`S SERENADE ASWEET SWEETIE DEE」を聴きました。このアルバムでは成長著しい2管が最強のクインテットとなりミディアム・テンポの曲とファンキーな曲がバランス良く演奏されていて飽きことがありませんしミッチェル、クック、シルバーそれぞれのソロ演奏が楽しめました。
2013_05_29_9551切り抜き.jpg
次は、1964年の『SONG FOR MY FATHER』から「@LONELY WOMAN ACALCUTTA CUTIE BTHE KICKER CSONG FOR MY FATHER」を聴きました。このアルバムはホレス・シルバー・クインテットのメンバーの交替期のため2つのクインテット演奏とトリオ演奏が楽しめますので私的にお勧めの一枚です。@はシルバー・トリオの演奏でバラードが秀逸でした。Aは旧メンバーのミッチェルとクックの充実した演奏になっています。Bは新メンバーのジョー・ヘンダーソンのテナー・サックス、カーメル・ジョーンズのトランペットですがスイング感がすばらしい演奏です。カーメル・ジョーンズのトランペットはクリフォード・ブラウンを連想させました。Cは西インド諸島出身のシルバーの父親に捧げた曲ですがノリの良いメロディーとリズムにホレス・シルバーのピアノが弾けます。ジョー・ヘンダーソンのテナーは心を打ちます。
2013_05_29_9552切り抜き.jpg
最後は、1965年の『THE CAPE VERDEAN BLUES』から「@THE CAPE VERDEAN BLUES APRETTY EYES BNUTVILLE」を聴きました。このアルバムではトランペットがウディ・ショウに換わりジョー・ヘンダーソンとの唯一の2管編成での演奏になっています。また一部ではJ・Jジョンソンのトロンボーンが加わり3管編成での演奏が楽しめました。@は急速なテンポで南国のリズムを思わせます。Aはジャケットのとおり眼が物を言っていました。Bは3管編成の演奏ですが厚みのある新鮮なバップでした。
2013_05_29_9553切り抜き.jpg
なぜかブルーノート一色になってしまいました。

次回は、スィング・ピアニスト兼ボーカリストのドーン・ランベスです。
posted by みのさん at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | デットな部屋

2013年05月20日

アナログ・レコード鑑賞会62(キャンディーズ)

中学生の時に奥多摩のキャンプ場でたまたま知り合ったラン、ミキ、スーの3人が意気投合して、共通の青春の良い思い出になるようにと歌を志しました。
2013_05_14_8917切り抜き.jpg2013_05_14_8916切り抜き.jpg2013_05_14_8915切り抜き.jpg
思いがけずにキャンディーズとしてデビューしましたが僅か5年に満たない活動期間の人気絶頂期に「普通の女の子に戻りたい」との名言をもって解散してしまったのには正直驚いたものです。
2013_05_14_8908切り抜き.jpg
その後普通の女の子に戻りはしたもののそれぞれ別々に芸能界に復帰しているのは普通では物足りなかったのかも知れません。
一昨年に一番年下のスーちゃんが亡くなってから暫くはキャンディーズの歌を聴く気がしなかったのですが2年の時が過ぎ自身の抵抗が薄れたので円盤をとりだしてみました。
ゴールデンウィークのためお休みしていましたが、鑑賞会はキャンディーズで再開しました。
LP盤とEP盤の再生にはとても使い勝手の便利なEMT930ST にお願いしました。

最初は、1973年のデビュー・アルバム『あなたに夢中〜内気なキャンディーズ〜』LPから「@あなたに夢中A盗まれたくちづけ」を聴きました。デビュー当時は一番年下のスーちゃんがメイン・ボーカル(センター)を担当していました。Aは後に「そよ風のくちづけ」と改題名しています。
2013_05_14_8902切り抜き.jpg
続いては、1975年の『年下の男の子』EPを聴きました。この5枚目のシングル・レコードからメイン・ボーカルが一番年上のランちゃんに交代しました。この曲はヒットして初のベスト10に入りました。
2013_05_15_8954切り抜き.jpg
次は、1975年の5枚目のアルバム『その気にさせないで』LPから「@その気にさせないで」を聴きました。このアルバムはとても音質に優れていますので聴きごたえがありました。
2013_05_14_8905切り抜き.jpg
続いて、1976年の6枚目のアルバム『春一番』LPから「@ハートのエースが出てこないA春一番」を聴きました。両曲ともにとても爽やかなですがAは4枚目のアルバム『年下の男の子』に収録されていた曲をシングル化したものでトップ3に入る大ヒットになりました。
2013_05_14_8903切り抜き.jpg
次は、1976年の7枚目のアルバム『夏が来た!』LPから「@夏が来たA恋はサーフィンに乗って」を聴きました。タイトル通り夏らしさ満載です。
2013_05_14_8904切り抜き.jpg
続いてEP盤の聴き比べをしました。
1976年の『ハート泥棒』、『哀愁のシンフォニー』、
2013_05_15_8955切り抜き.jpg2013_05_15_8956切り抜き.jpg
1977年の『やさしい悪魔』、『書中お見舞い申し上げます』このレコードの発売後間もなくして突然の解散宣言、
2013_05_15_8957切り抜き.jpg2013_05_15_8958切り抜き.jpg
『アン・ドゥ・トロワ』、ミキが初めてのメイン・ボーカル『わな』、
2013_05_15_8959切り抜き.jpg2013_05_15_8960切り抜き.jpg
1978年のラスト・シングル『微笑みがえし』はオリコン1位になりました。
2013_05_15_8961切り抜き.jpg
LP盤に戻り、1977年の2枚組アルバム『キャンディーズ 11/2』から「@きょうから私はALOVE ME LOVE ME B素敵な魔法使い」を聴きました。このアルバムの1/2の意味はラン・スー・ミキそれぞれが作詞・作曲したオリジナルになっています。
2013_05_14_8906切り抜き.jpg
続いて、1978年のアルバム『微笑みがえし』LPから「@銀河系まで飛んで行け!Aグット・バイ・タイムス」を聴きました。このアルバムは解散後にリリースされました。Aはチャップリンを歌っています。
2013_05_14_8907切り抜き.jpg
最後は、キャンディーズから離れてしまいますが、1984年にリリースされた『好子』LPから「@カボシャール」を感謝をこめて聴き終わりにしました。
2013_05_14_8914切り抜き.jpg
次回は、ハリー・アレンです。





posted by みのさん at 17:32| Comment(0) | TrackBack(0) | デットな部屋

2013年04月19日

CD鑑賞会19(ジャネット・サイデル)

昨日は初夏のような暖かさになりチェーンソーでナラの木を輪切りにして洗濯船駐車場の整備に利用しましたが腰への負担増やら握力の減退とともに大汗もかきました。今日は一転して朝から何回目かのなごり雪になり日中の気温が5℃までにしか上がらず気温差20℃は骨身に相当堪えました。
今回の鑑賞会はオーストラリアの歌姫と評判のジャネット・サイデルを聴きました。ジャネットの歌は一言でいうととても優しいです。キュートな声質で女性としては低めの声のためか耳当たりが良く何時までも聴いていたくなると思わせます。歌のレパートリーはとても広くスタンダードからジャズ、シャンソン、ラテンなど古いものから新しいものまで問わず楽しませてくれます。明るく自然体で心温まる歌と演奏をコニサー5-0プリとマッキントッシュのパワーアンプ、WEのケーブルでしっとり聴くことにしました。

最初は、1997年LA BRAVA MUSIC 2枚目のアルバム『The Art of Lounge』から「@The Very Thought of You AComes Love BI`ve Got A Crush You CMas Que Nada」を聴きました。ラ・ブラバ・ミュージックはジャネットの兄のベーシストデビット・サイデルが経営し全てのアルバムをプロデュースしています。いわばジャネット・サイデルのために設立したレーベルです。ライナーはジャネット自身が書いています。@はドリス・デイの歌でBはエラ・フィッツジラルドの歌、Cはブラジル66です。Aは兄のスローなベースラインとグルーヴィーな演奏とともに素晴らしい歌唱でした。
2013_04_16_7874切り抜き.jpg

続いては、1999年の4枚目のアルバム『The Art of LoungeU』から「@Lonesome Road AThey Say It`s Wonderfull BPerhaps CSpanish Harlem DSentimental Journey」を聴きました。@はゴスペル・ソング、Aはミュージカルのアニーよ銃をとれ、Bはキサス・キサスで、Cはラテンでしょうかノリノリで、Dはお馴染みのスタンダードです。ジャンルはとにもかくにもジャネット・サイデルの歌に聴き惚れてしまいました。
2013_04_16_7875切り抜き.jpg

次は、2000年の7枚目のアルバム『Comme Ci Comme Ca』から「@C`est Si Bon AA Man and Woman BPadam 」を聴きました。このアルバムではフランス語でシャンソンを唄っていますがパリの空気が漂いました。
2013_04_16_7876切り抜き.jpg

4枚目は、同じ2000年の8枚目のアルバム『Love Letters』から「@Love Letters ANature Boy BStardust CIn A Sentimental Mood DMoon River」を聴きました。ここではハーモニカ奏者のウィリアム・ガリソンを迎えての粋なスタンダード集になっています。
2013_04_16_7877切り抜き.jpg

5枚目は、2001年の『DORIS & ME』から「@Somebody Loves Me/Blue Skies AQue Sera Sera BEmbraceable You CTea for Two/Do Do Do」を聴きました。ここではジャネット・サイデルが啓愛するドリス・デイへのトリビュートアルバムになっています。ジャネット・サイデルのピアノとベース、ギターのトリオのジャジーな演奏でとても気持ち良くなりました。なお、このアルバムは日本での発売が次のアルバムと逆転しています。
2013_04_16_7879切り抜き.jpg

6枚目は、日本でのデビュー・アルバムとなった2002年の『DON`T SMOKE IN BED』から「@Johnny Guitar ABlack Coffee BBella Notte/La La Lu CDon`t Smoke In Bed DGolden Earring」を聴きました。ペギー・リーへのトリビュート・アルバムですが、ペギー・りーよりも現代的に爽やかな歌唱になっています。改めてジャネット・サイデルの歌の美味さが堪能できました。ジャケットのセンスが良くなったと思いませんか。
2013_04_16_7878切り抜き.jpg

最後は、2001〜2003年の『The Art of LoungeV』から「@Lullaby of Birdland ACry Me A River BThe Breeze And I CSomwhere Over The Rainbow DMiami Beach Rhumba」を聴きました。このアルバムも盛りだくさんの名曲集ですが聴いているだけで幸せな気持ちになりました。マイアミ・ビーチ・ルンバで暖炉のように暖かくなりながら終わりにしました。
2013_04_16_7880切り抜き.jpg

次回は所要のため申し訳ありませんが中止にします。なお、5月の第3週から再開する予定です。
posted by みのさん at 18:11| Comment(0) | TrackBack(0) | デットな部屋

2013年04月12日

アナログ・レコード鑑賞会61(白鳥英美子)

昨日の夕方から降り始めた雪は夜半には木々の枝を真っ白に染め上げました。なごり雪になるのでしょうか。
今回の鑑賞会は1969年に結成されて「ある日突然」のデビュー曲から「空よ、虹と雪のバラード」など清々しい歌を聴かせてくれたトア・エ・モア(あなたと私)の女性ボーカリスト山室英美子(結婚して白鳥英美子)を聴きました。
2013_04_10_7699切り抜き.jpg
トア・エ・モアは1973年に僅か4年で解散してしまいましたが、その後2人は別々に音楽活動をしています。山室英美子は解散した1973年に1枚のアルバムを発表しましたが、保母さんになるため音楽の世界から離れてしまいました。その後白鳥澄夫との結婚を契機にアメリカに転居してしまいましたので完全に音楽の世界から離れてしまうのかと残念と思っていました。ところが聞いた話によると、たまたまアメリカのレストランで歌う機会があり、そこにいたお客が食事を忘れて聴き入ってしまったのだそうです。この件があって白鳥英美子の歌心に再び火がついて音楽活動開始につながったとのことでした。夫の白鳥澄夫の策略が功を奏したと私は思っていますが当たらずとも・・・・でしょう。
控えめなクリスタル・ボイスはジョーン・バエズのようですし聴いていてとても落ち着いた心地にさせてくれますので大好きです。流行に媚びることのない詩や曲は人気上昇という面では今一つですが、とても良い曲が多く独自の世界を描いています。この貴重な歌声の再生にはウェルテンバードのプレーヤーとオルトフォンのMCカートリッジ、イルンゴのフェーダー、ウェスタンのケーブルにお任せしました。

最初は、1973年のソロ名義での最初のアルバム『山室英美子』から「@旅立つ日によせてAメガネB子供達Cかくれんぼ」を聴きました。シンガー・ソング・ライターとしての山室英美子のオリジナル・アルバムですが失恋の歌が多いためか全体に暗い印象になってしまいました。それでもAは面白いですしBは岸田今日子の詩が山室英美子の曲と歌でファンタジーです。
2013_04_10_7701切り抜き.jpg

続いては、1977年白鳥英美子としてのカムバック・アルバム『鴉鷺』から「@母の唄AかくれんぼB秋の旅人C風車D花E萩」を聴きました。4年間の休憩後に鴉鷺(あろ)という4人組のグループを結成して音楽活動を再開したアルバムです。「鴉鷺」とはおとぎ話の鴉鷺記(鳥同士の大げんか物語)からとったのだとおもいます。詩はおとぎ話のようですし曲は和の世界を意識して演奏されているようです。アルバム全体に白鳥英美子に似合った名曲が目白押しですが、@は必聴ですしAは自作の詩になりました。
2013_04_10_7703切り抜き.jpg

次は、1980年の鴉鷺セカンド・アルバム『鴉鷺U』から「@自由への旅立ちA夢うつつBそして大和」を聴きました。このアルバムから5人編成になり白鳥澄夫との詩・曲のコンビネーションが冴えています。特にBは感動しました。古風ですが現在に通じる日本愛が聴く者に伝わってきます。
2013_04_10_7704切り抜き.jpg

4枚目は、1981年の鴉鷺サード・アルバム『陽光』から「@軌跡AFLOATINGBひまわりC雪人形」を聴きました。@は白鳥英美子の詩と曲Aは白鳥英美子の詩と白鳥澄夫の曲BとCは白鳥澄夫の詩と曲になっています。このアルバムでは全てがラブ・ソングになっていてポップス寄りになっています。
2013_04_10_7705切り抜き.jpg

5枚目は、1982年鴉鷺5枚目で最後のベスト・アルバム『SUPER CELECTION』から「海に還る」を聴きました。この曲は鴉鷺4枚目のアルバムで松本零士のアニメ「マリンスノーの伝説」の主題歌でヒットしました。しかしながら、鴉鷺の知名度が上昇した反面、音楽の方向性が散漫にならないうちにと解散のきっかけになってしまいました。
2013_04_10_7706切り抜き.jpg

最後は、鴉鷺解散後のソロ活動としてのアルバム『LADY』から「@ミュージックA夢のフィヨルドB心の友CMOTHERLESS CHILD」を聴きました。このアルバムでは自身のオリジナルの他に岩谷時子、及川恒平の詩に白鳥英美子の曲、五輪真弓の歌やトラディショナルを唄っています。ここでも爽やかなLADYの心地よい風がながれていきました。
2013_04_10_7702切り抜き.jpg

個人的にですが白鳥英美子にはスタジオ・ジプリのアニメ・ソングを歌ってもらいたいですね。
次回は、ジャネット・サイデルを予定しています。
posted by みのさん at 15:31| Comment(0) | TrackBack(0) | デットな部屋

2013年04月09日

CD鑑賞会18(諏訪内晶子)

諏訪内晶子のデビューは衝撃的でした。15才の時に日本音楽コンクール第1位のときは、また英才教育天才少女が出てきたかと思いましたが、18才でのチャイコフスキー国際コンクールでの最年少・日本人初・全審査員一致による優勝のニュースには正直驚きました。華々しいデビューでしたのでアルバムの発売が待ち遠しかったのですが、ジュリアード音楽院へ留学してしまったのでアルバム・デビューは6年後まで待つことになりました。何の番組かすっかり忘れてしまいましたが、諏訪内晶子が理想とするバイオリニストにヤッシャ・ハイフェッツの名前をあげていたのは鮮明に覚えていました。その後かつてハイフェッツが使用していたストラディヴァリウスのドルフィンを2000年から使用することとなるとは何んと運命的な出会いなのでしょうか。諏訪内晶子の演奏もハイフェッツ同様に表現の豊かさにあると思います。チョン・キョンファの演奏が切れと感情の激しさの剛とするならば諏訪内晶子の演奏は繊細かつ奥深い表現力の柔のように感じました。
この演奏の再生にはEMMラボのプレイヤーとオールド・シーメンスのリッツ線で作製したRCAケーブルにお願いすることにしました。ドルフィンの音がどうなるかも期待が膨らみました。

最初は、1996年のデビュー・アルバム『諏訪内晶子デビュー』から「ブルッフ;ヴァイオリン協奏曲第1番」をマリナー指揮アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィルズ・オーケストラによるロンドン・セント・ジョーンズ・チャーチでの録音で聴きました。待ちに待ったデビュー・アルバムでしたが期待に違わず美しい演奏が部屋を満たしました。
2013_04_03_7641切り抜き.jpg

続いては、1999年の4枚目のアルバムから「サラサーテ;ツィゴイネルワイゼン、カルメン幻想曲、ドヴォルザーク;ヴァイオリン協奏曲イ短調」をフィッシャー指揮ブタペスト祝祭管弦楽団で聴きました。これらの曲は多くのヴァイオリニストが演奏し最も愛聴されている名曲で当然ハイフェッツも演奏していますが、諏訪内晶子の秀でた演奏は聴く者を魅了してしまいました。
2013_04_03_7642切り抜き.jpg

次は、2002年の8枚目のアルバムから「ウォルトン;ヴァイオリン協奏曲ロ短調」をオラモ指揮バーミンガム市交響楽団で聴きました。このアルバムはイギリスの作曲家ウォルトンの生誕100周年に因んだ演奏ですが、この曲をウォルトンに委嘱したのは何んとハイフェッツなのだそうです。諏訪内晶子の理想が名器ドルフィンによって名演に恥じない美しい演奏になりました。
2013_04_03_7643切り抜き.jpg

最後は、2004年の詩曲(ポエム)から「サン・サーンス;ハバネラ、ラロ;ギター、ショーソン;詩曲」をデュトワ指揮フィルハーモニア管弦楽団で聴きました。このアルバムからはフランス・パリの空気感が心地よく響きます。この美しい演奏は誰もまねのできない諏訪内晶子だけのポエムでした。
2013_04_03_7644切り抜き.jpg

しかしながら、どうしたことか素晴らしい演奏は長くは続かずこの後の特に2007年以降の演奏には表現の冴えが減退してしまったのは本当に残念でなりません。音楽演奏家として早く復活してほしいものです。
次回は白鳥英美子を聴く予定です。
posted by みのさん at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | デットな部屋