2012年09月13日

アナログ・レコード鑑賞会49

今日は久しぶりに青空が一杯にひろがる爽やかな日和です。あきあかね(赤とんぼ)が飛び回るようになり秋を感じます。このような時はのんびりと昼寝などしたいのですがそうもしていられないので動き回ります。
今回は前回に引き続きジャズピアニストのアル・ヘイグを聴きました。このピアニストを世間一般では、地味・気難しい・近寄りがたい・短気・妥協しない・情緒不安定などと評しているようですが、ロマンチストな芸術家にはよくあることだと思います。むしろピアノの鍵盤に思いを込めて打ち込む一徹差は抜きんでているように感じられます。同じジャズピアニストのビル・エバンスと比べても奏でる音楽は作為的でなく曲のメロディーを大切にしていることがうかがい知ることができます。曲を難解にしてしまうジャズピアニストは沢山いますが、曲の良さを昇華させるピアニストはとても少なく、アル・ヘイグはその数少ない一人だと思います。このピアニストをマッキントッシュのスピーカーで心地よく聴きたいと願いイメディアのプレーヤーで再生しました。
前半は、アル・ヘイグの絶頂期といわれている1954の録音から2枚を選びました。古い録音でもあり音質的には今一つですが、らしい名演奏になっています。
最初は、Jazz Will-O-The-Wisp から「@ニューヨークの秋Aイズント・イット・ロマンチックBゼイ・キャント・テイク・ザット・アウェイ・フロム・ミーCロイヤル・ガーデン・ブルース」を聴きました。ベースにビル・クロウ、ドラムスにリー・エイブラムのトリオでの演奏ですが、この頃のトリオ演奏では普通なのかもしれませんが、アル・ヘイグのピアノがあくまで主でベースとドラムスは従の引き立て役になっています。アルヘイグの流れるようなピアノ演奏に魅了されてしまいました。
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続いては、 Al Haig Quartet から「@スイート・ロレインA二人でお茶をBユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッドC夢からさめて」を聴きました。ギターを加えたカルテットでの演奏ですが、ピアノとギターの主役がしっかり交替してメロディーを奏でています。そのせいかアル・ヘイグのピアノが少しばかり醒めているように感じました。
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この絶頂期の後一時的にジャズピアノから身を引いてしまったようですが、70年代の半ばに復活し、人気も出てきて10枚程度のリーダー・アルバムを録音しました。その中から日本人のプロデュースによる2枚を選びました。
後半の最初は、復活後の1977年 I Love You から「@アイ・ラヴ・ユーAイン・ア・センチメンタル・ムード」を聴きました。このアルバムはアル・ヘイグの好きな曲ばかりを演奏していますので必然的にとても聴きやすくなっています。絶頂期にくらべると若干人が丸くなったのか、他の楽器のソロ・パートが入り聴きなれたトリオ演奏になりました。
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続いて、1980年の Blue Manhattan から「@ウン・ポコ・ロコA雲Bブルー・マンハッタン」を聴きました。このアルバムではアル・ヘイグのピアノの響きが美しくなっているように感じました。落ち着いた最高のカクテル・ラウンジ・ピアノ演奏のようでした。
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はったりの無い演奏は生涯を通じてかわることなく、やっぱりの妥協のない頑固一徹差が聴く者を引き付けます。
次回は、北欧の妖精歌姫リサ・エクダールです。
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2012年07月27日

アナログ・レコード鑑賞会48

昨日今日と白馬は青空が広がりどんぐりの杜を抜けてくる風が心地よく感じられます。水曜日に日帰りで東京の清瀬と東久留米に買い出しにでかけたのですが、今年未経験の気温30℃越えを軽く超える熱さに息絶え絶えになり帰ってきたばかりなので尚更のことと思いました。もう街には住めないからだになっているようです。
今回の鑑賞会はマイ・ファニー・バレンタインのチェット・ベイカーを聴きました。チェット・ベイカーは不思議なジャズ演奏者だと思います。トランペットとボーカルの2種類の歌い方をもっていますがトランペッターとしては殊更特色を出そうとはしないで淡々とした演奏しているのにジャズになってしまいます。普通はマイルス・ディビスやアート・ファーマーのように独自な個性で自己主張できるように特色ある音を持っています。そういう意味ではチェット・ベイカーの演奏には作為的なところがなく自然体と言えるのではないでしょうか。私的には女々しいと感じるボーカルはさておき、チェット・ベイカーのトランペット演奏は魅力満載だと思います。このリリカル一辺倒のトランペットとどこが良いのかよく解らないのですがなぜか女性心を捕えるボーカルを最大限引き出すために用意したシステムは、オクターブのプリとマッキントッシュのパワーアンプにしました。枚数が多くなったのでオペレーターは忙しいです。
最初は、Pacific Jazz からです。
1.CHET BAKER sings から MY FUNNY VALENTINE
1954年のチェット・ベイカーの代表曲となったボーカル曲です。
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2. CHET BAKER IN EUROPE から SUMMERTIME
1955年のヨーロッパ・ツアーのアルバムでベイカーのトランペット演奏が聴けました。
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3. CHET BAKER AND HIS CREW から TO MICKEY`S MEMORY
1956年の人気絶頂期のセクステットの録音ですが、ピアノにボビー・ティモンズが参加しています。
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4. PLAYBOYS THE CHET & ART PEPPER SEXTET から @FOR MINORS ONLY AMINOR-YOURS
1957年の3管編成の録音ですが、チェット・ベイカーのトランペットはリリカルです。
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ここからは、リバーサイド・レコードになります。
5. IT COULD HAPPEN TO YOU から @I`M OLD FASHIONED AOLD DEVIL MOON
1958年にリバー・サイドに録音した最初のアルバムです。全編ロマンチックなスタンダードをボーカルとトランペットで演奏しています。
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6. CHET から ALONE TOGETHER
1959年のアルバムですが、サブ・タイトルがバラード・バイ・チェット・ベイカーのとおりトランペットだけの演奏になっています。甘く切ない演奏になぜかビル・エバンスのピアノとハービー・マンのフルートが同調しています。
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7. CHET BAKER PLAYS THE BEST OF LERNER&LOEWE から I COULD HAVE DANCED ALL NIGHT
1959年のアルバムでアラン・ジェイ・ラーナーとフレデリック・ロウのコンビによるミュージカル、マイ・フェア・レディーのナンパーを美しく演奏しています。
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ここからプレステージ・レコードです。
8. SMOKIN` WITH THE CHET BAKER QUINTET から HAVE YOU MET MISS JONES?
1965年に2日間で32曲というマラソン・セッションで5枚のアルバムを作成した内の一枚です。
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9. COMIN` WITH THE CHET BAKER QUINTET から NO FAIR LADY
このアルバムも5枚のうちの一枚ですが、チェット・ベイカーは全曲フリューゲル・ホーンで演奏しています。
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次は、JAZZ LAND レコードです。
10. CHET BAKER WITH FIFTY ITALIAN STRINGS から @WHEN I FALL IN LOVE AANGEL EYES
1959年にイタリアのミラノで録音されました。華麗なストリングスをバックにリリカルなトランペットとボーカルが漂っています。
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最後は、ENJA レコードです。
11. CHET BAKER THE LEGACY から @HERE`S THAT RAINY ADAY ALL OF YOU
1988年にアムステルダムでホテルの窓から落下してしまう直前の1987年11月、ドイツでのビック・バンドとの共演アルバムです。ことのほか美しいトランペットの響きに胸を打たれます。
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次回は、8月の繁忙期後の22日からを予定しています。






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2012年07月13日

アナログ・レコード鑑賞会47

熊本の阿蘇に前例のない大雨が降って災害になっているようですが心配です。この地域は水100選に選出されるほど豊かな水に恵まれているとの印象があるので、水による災害にはより痛手が大きいと思います。今日は昨日の松本地域に続いて白馬地域にも38oの豪雨予報が出ました。このような気象条件ですから土曜日予定していた針の木雪渓登山は止めにしました。
さて、今回の鑑賞会はチャイコフスキーを聴きました。チャイコフスキーの曲の特徴は何んといっても演歌のようにバタ臭いところがありながらとても作為的です。また、歌舞伎のように決めるところは決める。このような旋律に魅せられてしまう日本人は多いのではないでしょうか。洗濯船のお客様のリクエストのナンバーワンはチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲です。以前のアンセルメの鑑賞会で聴いたバレー音楽はのぞいてマッキントッシュのスピーカーで艶歌風に聴くことにしました。
最初は、チャイコフスキーの集大成とも言うべき最後の作品となった交響曲第6番 ロ短調 作品74「悲愴」を小沢征爾指揮 ボストン交響楽団で全曲聴きました。このアルバムは1986年の録音ですが、小沢征爾にとっては1974年パリ管弦楽団以来2回目の録音ではないでしょうか。人々のもつ苦悩や不安心理に普遍性をもたせたこの曲を緻密かつ繊細に指揮した小沢征爾の代表的な演奏だと思います。
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続いては、序曲「1812年」 作品49 をドラティ指揮 デトロイト交響楽団で聴きました。この曲は大砲の音が入っているためにオーディオ・チェック用として有名です。大砲の音でビビルのは未だしも針が飛ぶこともあったそうです。真贋はさだかでは有りませんが。この曲は無敵のナポレオンが冬将軍と神風により初めて敗退した記念碑として書かれたものでロシア国民の喜びを熱く表しているのだと思います。日本的には長谷川伸の荒木又衛門、拡大解釈して忠臣蔵のように思えてなりません。
このアルバムでも盛大に大砲が鳴り響きましたが、何事も起こりませんでした。
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次は、弦楽のためのセレナード ハ長調 作品48 をマリナー指揮 アカデミー室内管弦楽団で聴きました。この曲は私的にですがチャイコフスキーの作品中一番好きですので何回聴いても飽きることはありません。珍しいことに全て長調で書かれていることや静かな明るさが曲全体を占めているので聴衆者に緊張感を感じさせないのではないでしょうか。それでも何処となく哀愁を感じさせるのはロシア民謡を下敷きにしているからでしょう。至極の曲と云い切ります。
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最後は、ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23 をユージン・イストミンのピアノ、ユージン・オーマンディー指揮フィラデルフィア管弦楽団で聴きました。この曲の導入部はベートーベンの「運命」と双璧とも思える程印象的です。イストミンのピアノはアルゲリッチの流麗さとは違い強い意志とテンポの暖急を巧みに弾きます。中学生の時に最初に買った10インチのクラシック・アルバムですので今でもこの演奏が頭から抜けません。
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次回はダイアナ・クラールを聴きます。
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2012年06月28日

アナログ・レコード鑑賞会46

梅雨入りとは思えない気持ちの良い日々が続く白馬です。例年、白馬の本格的な梅雨は梅雨前線が北上してくる梅雨末期になりますので、この時期はオフ・シーズンとの思いこみのためか行楽客は少なく静かな観光が楽しめます。
今回の鑑賞会はフォークの井上揚水(本名はあきみ)を聴きました。揚水のデビューは1969年に「アンドレ・カンドレ」という名で「カンドレ・マンドレ」の曲でしたが失敗に終わっています。続いて「ビューティフル・ワンダフル・バーズ」、加藤和彦の曲で「花にさえ鳥にさえ」でもヒットすることはありませんでした。当時はプロテスト・ソングが全盛であったため受け入れられなかったのだと思います。1972年に本名に戻り「人生が二度あれば」のシングルとファースト・アルバム「断絶」で再デビューしましたが一部の人々の人気に終わってしまいました。しかしながら、1973年に入ると「夢の中へ」と「心もよう」がヒットし、この年の末に発売されたアルバム「氷の世界」は1975年にかけて日本初となるミリオン・セラー・アルバムになりました。特徴のない顔立ちを隠すための大きなサングラスとアフロ・ヘアーをトレード・マークに世間の一部の反発を含めて広い層に新しいフォーク(ニュー・ミュージック)を浸透させていきました。1975年には小室等、吉田拓郎、泉谷しげるの4人で「フォー・ライフ・レコード」を設立してレコード業界にも新風を吹き込みました。その後、1977年に大麻取締法違反で逮捕されるという事件があり、当初から快く思っていなかった日本の文化人からの総攻撃を受けて人気を落として行きました。
ほぼ同年代の揚水が主張するメッセージ・ソングをとっておきのカートリッジとイメディアのプレーヤー、マッキントッシュのスピーカーで40年後の今再確認しようと思います。
最初は、1973年のファースト・アルバム「断絶」から「@断絶A感謝知らずの女B人生が二度あればC白い船D傘がない」を聴きました。このアルバムでの揚水は素顔のままです。自己の内なる叫びを語りかけてくるようです。Aの曲などは女性に良く聴いてほしいと今でも賛同できるのは私だけではないと思います。他の曲も普遍的な内容になっていて改めて同調してしまいました。
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続いては、初のライブ・アルバム「揚水ライブ もどり道」から「@あかずの踏切A東へ西へB夢の中へ」を聴きました。このアルバムでは父親との関係の話など饒舌な揚水が聴けました。世の中も強い自己主張の歌から自己の内面を素直に歌う方にシフトしてきているようです。観客も静かに聞き入るコンサートになっています。
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次は、1973年のミリオン・セラー・アルバム「氷の世界」から「@氷の世界A白い一日B心もようC桜三月散歩道D小春おばさん」を聴きました。このアルバムの「心もよう」は同世代の心境をものの見事に表してくれています。@では同世代の咆哮を代わって主張してくれました。個人的にはAの小椋佳が作詞した曲が一番印象に残っています。揚水が世の中に受け入れられた記念樹としてのアルバムだと思います。
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4枚目は、1974年にアメリカ・ハリウッドで制作されたアルバム「二色の独楽」から「@Happy BirthdayAゼンマイじかけのカブト虫B御免C二色の独楽」を聴きました。このアルバムは現地の多彩かつ先進的な演奏者を集めて最前線の豪華なアメリカン・サウンドを指向しています。しかしながら、ここにはギターとハーモニカで訴えかける揚水は不在です。奏でるサウンドと詩がマッチしないように思います。Aは映画「時計(ゼンマイ)じかけのオレンジ」のパクリは考えすぎでしょうか。
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5枚目は、自前のフォー・ライフ・レコード設立後の1976年のアルバム「東京ワシントンクラブ」から「@東京ワシントンクラブAゼンマイじかけのカブト虫B心もようC招待状のないショーD氷の世界E御免」を聴きました。このころの揚水は歌の求心力よりもサウンド効果の方にシフトしているように思いました。@とCは別になりますが以前の感動の再現には至りませんでした。
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最後は、逮捕・実刑判決のイメージ・ダウン後の1984年のアルバム「9.5カラット」から「@はーばーらいとAダンスはうまく踊れないB恋の予感CいっそセレナーデD飾りじゃないのよ涙はEワインレッドの心」を聴きました。このアルバムでは揚水の新しい境地を聴くことができました。他の歌手への曲を提供するなど時世に合わせたセンスのよい歌唱になっています。私的にはスーツに着飾った揚水はもはや本物とは思えないので魅力的ではありませんし、歌を唄うのは誰でもよいとの思いが強いです。
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次回は、日本のジャズの先駆者 秋吉敏子です。
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2012年06月16日

アナログ・レコード鑑賞会45

今回の鑑賞会は、ミス・アメリカとしてロック界での人気はもとよりポップスにおいても評判の高い女性ボーカリスト、リンダ・ロンシュタットの人気を得た頃のアルバムとスタンダードに取り組んだ頃のアルバムを中心に聴きました。
元々はカントリーやフォークを中心に唄っていましたが徐々にロック色が強くなっていきました。1970年頃にリンダ・ロンシュタットのパックバンドとして集められたグループがその後イーグルスとして独立しています。
1967年のデビューから暫くの間はシングルでのヒット曲は1曲ありましたが、アルバムではビルボード誌の100位以内には入りませんでした。契機となったのは1973年のアルバム「Don`t Cry Now」にイーグルスの名曲「Desperado」をカバーした頃からです。つぎのアルバム「Heart Like A Wheel」では一躍ビルボードのトップに上り詰め爆発的な人気を得ました。
ミドルネームはマリアですが、マリアの美しくも強い意志の乗った声の再生にイメディアのプレーヤーの妥協のないトレースに期待しました。
最初は、契機となった1973年のアルバム Don`t Cry Now から、「I Can Almost See It、Desperado、Don`t Cry Now」を聴きました。このアルバムでの歌唱はウェスタンやフォーク的なところが見え隠れしていて若さゆえの荒さもあります。「ならず物」のバラードは熱唱です。
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つぎは、1974年のアルバム Heart Like A Wheel から、「You`re No Good、Heart Like A Wheel 、Willin」を聴きました。この「悪いあなた」のシングルとアルバムがビルボードの1位になつたことでその存在が知られるようになりました。歌唱にも磨きがかかり素晴らしいアルバムになっています。
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続いては、1976年のアルバム Hasten Down The Wind から、「Lo Siento Mi Vida、Hasten Down The Wind 、Rivers Of Babylon」を聴きました。このアルバムではミディアムからスローな曲を情感豊かに歌唱していますので歌のうまさが際立ちました。
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この後、1977年の Simple Dreams や1978年の Living In The U.S.A.のビルボード1位を始めとして常に上位にランク・インしています。
契機となった二つ目は、スタンダードに取り組んだ1983年の「What`s New」からの3部作です。ロック・ボーカリストとしての名声から一転してスタンダードへと歌唱を変えるわけですから賛否両論が巻き起こりました。結果はリンダ・ロンシュタットの歌唱がスタンダード・ソングに新鮮な息吹を与えることになりました。
一枚目は、1983年のアルバム What`s New から、「What`s New 、Someone To Watch Over Me、Lover Man」を聴きました。ネルソン・リドルのオーケストラの華麗な演奏に原曲を生かしたメロディーと詩を情感たっぷりに唄いあげます。ボイス・トレーニングの所為かでしょうかよく伸びる綺麗な声にうっとりしてしまいました。
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二枚目は、1984年のアルバム Lush Life から、「When I Fall In Love、Skylark、It Never Entered My Mind、Lush Life」を聴きました。前作に引き続くネルソン・リドルオーケストラの演奏ですが、前作をしのぐほどの素晴らしいアルバムになっています。歌唱にも余裕と上手さが際立ちスタンダードをまるで自曲のようにしっとり唄います。
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三枚目は、1986年のアルバム For Sentimental Reasons から、「When You Wish Upon A Star、But Not For Me、I Love You For Sentimental Reasons」を聴きました。このアルバムは三部作最後でありかつネルソン・リドルの最後のアルバムになりました。最初の曲「星に願いを」は最高の歌唱だと思います。スタンダードソングの素晴らしさを再認識できる好アルバムです。
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最後に、「Good Bye」を聴いて今回の鑑賞会を終わりにしました。いやー、素敵な夜になりました。
来週は、CDでマイケル・ブレッカーのテナーを聞く予定です。



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2012年06月01日

アナログ・レコード鑑賞会44

今回の鑑賞会は、知る人ぞ知る・知らない人は全く知らないロシアの作曲家アレクサンドル・ボロディンの曲を中心に聴きました。ボロデンは作曲数が極めて少ないのですが本業は医者と科学者であったためとのことです。それでもロシア5人組のひとりとしてロシアの音楽の発展のみならずクラシック音楽界に多大な影響与えています。なかでもロシア5人組の内「展覧会の絵」のムソルグスキー、「シェラザード」のコルサコフとは交友関係にあり、管弦楽に新しい風を送り込み大いに発展させたと想像できます。特に管弦楽での情景描写は素晴らしいと思います。ボロデンを最初に聴いた時の感動は未だに忘れられません。小学校の音楽の授業の時に講堂に行き、そこに設置されていた一体型のステレオ電蓄の前に坐ると先生がレコードを聞かせてくれました。その中にボロディンの「中央アジアの草原にて」がありました。これを聴いた時には「なんて気持ちの安らぐ音楽なのだろう。」と感じ、メロディーが直ぐに馴染んでしまいました。ちなみに他にも音楽を聴きましたが全く覚えていません。
なお、アナログ・レコードにあっては「中央アジアの草原にて」自体が短い曲であるのとボロディンの知名度の低さなのか、他の曲のおまけ程度に扱われている場合がほとんどで探しだすのに苦労しました。この思い出深いボロディンの再生には敬意を表してイメディアレボリューションのプレーヤーと1930年頃製作されたアンソニアのケーブルを使った自作フォノ・ケーブルで聴きました。
最初は、Made in USSR のステレオ・レコード BORODIN から「交響曲第2番、中央アジアの草原にて」を聴きました。このアルバムは稀有なことですがロシアの英雄ボロディンの曲だけのアルバムになっています。交響曲第2番はリストによってドイツに紹介されボロディンの名前をロシア外に広めました。中央アジアの草原にては1880年、アレクサンドルU世の即位25周年の祝祭のために作られた楽曲で東洋的な旋律になっています。単純・素朴な覚えやすいメロディーで音の色彩感が秀逸です。
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続いては、フランス・PATHE 盤クリュイタンス指揮、パリ音楽院管弦楽団による演奏で Musique Russe から「ムソルグスキーの禿山の一夜、ボロディンの中央アジアの草原にて」を聴きました。このアルバムはリムスキー・コルサコフのスペイン狂詩曲がメインになっていますが、3人の朋友の演奏が揃って楽しめます。ジャケットも木柱付の凝った作りになっています。禿山の一夜はメグテンの戯曲「魔女」から構想されたものでロシアの民話をもとにつくられていて抑揚のある色彩感豊かな演奏になっています。中央アジアの草原にてではUSSR盤よりも明るめな草原のイメージがしました。
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次の3枚目は、同じフランス・PATHE クリュイタンス指揮、パリ音楽院管弦楽団による演奏で ステレオ盤から「ボロディンの中央アジアの草原にて、リムスキー・コルサコフのロシア復活祭序曲op.36と皇帝サルタン物語から間奏曲熊蜂の飛行、ボロディンの歌劇イゴーリ公から韃靼人の踊り」を聴きました。ここでの中央アジアの草原にてはステレオの影響もあって草原が広々としていました。コルサコフの復活祭序曲はシェラザードの描写を彷彿とさせ、熊蜂の飛行はとても短い曲ですがスピード感、色彩感とも豊かな演奏になっていました。最後にボロディンの韃靼人の踊りのリズミカルな演奏で鑑賞会を終わりにしました。
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来週はCDで沖縄出身のジャズ・シンガー安富祖貴子です。
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2012年05月10日

コンパクト・ディスク鑑賞会1

CDの登場時は大変な騒ぎになったものです。12pの片面に70分もの音楽が収録可能や雑音のない音楽再生でいつでもどこでも高音質な音楽が聴けるなど、夢のような評論家の試聴レポートが彼方此方の雑誌に書かれていました。このため、アナログ・レコードを処分して夢のデジタルへと乗り換えた愛好家がとても多かったと思います。今思えば罪なことだと思いますが当時は革新的な技術を技術者を始めとして全幅信頼したためですのでどうにもなりません。洗濯船にご来館するお客様の中にも多々いらっしゃいますので「後悔していただく(笑)」ことにしています。
私自身も国産中堅メーカーの値段が最高級のCDプレーヤーを買い求め、3,500円のCDをトレーにセットして期待を一杯込めて再生したものです。その時の第一印象は、?でした。最高の音を期待していたので、オーディオのセッティングが悪いのか、はたまたスピーカーがイケナイのか、アンプが駄目なのか困り果てました。その後はDAコンバーターなどを入れ替えたりしてお金と気力の浪費を重ねてきました(泣)。最近は何んとか落ち着いてきましたのでゆったりと音楽鑑賞できるようになりました。CDでしか聴けない良い音楽も沢山ありますので楽しみたいと思います。。
さて、CD鑑賞会の第1回は、STACEY KENTをドイツ・リンデマンのCDプレーヤーで聴きました。このプレーヤーは出力ケーブルをXLRにすることでとても良い音になります。ウェスタンの1950年頃作製のエナメル・コーティング・ケーブルの相性がよいと思います。
最初は、Dreamsville のアルバムから「@I`ve Got a Crush on You AWhen Your Lover Has Gone BLittle Girl Blue CThanks for the Memory」を聴きました。「大人の楽しめるジャズ・ボーカリスト」とのキャッチ・フレーズでしたが、全編バラードのキュートなボーカルが魅了できる好アルバムです。個々の歌唱では例えばCの曲はローズマリー・クルーニーの方が少し枯れていてよいのですが、これは好みの範疇でしょう。この後2001年ブリティッシュ・ジャズアウォード・ベスト・ボーカルを受賞しました。
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続いては、In Love Again のアルバムから「@Shall We Dance? AManhattan BBali Ha`i」を聴きました。リチャード・ロジャース作品集になっていてこれも全編にわたりバラードの歌唱です。「和みのヴォーカル」のキャッチに偽りはない好アルバムです。
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次は、The Boys Next Door のアルバムから「@What The World Needs Now is Love AI Get It Bat BI Get Along Without You Very Well CBookend」を聴きました。このアルバムはスタンダードとポップスが歌われていますがそれぞれの曲がトリビュートされています。@はバート・バカラックにAはデューク・エリントンにBはチェット・ベイカーにCはポール・サイモンにですが、特にCは素晴らしいです。
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最後は、1997年のデビュー・アルバム Close Your Eyes から「@Close Your Eyes AI`m OLd Fashioned」を聴きました。デビュー当時から暫くの間はジャズ・シンガーとしてミディアム・テンポの曲とスロー・テンポな曲とが交互に配置されていました。軽いスィングやフェイクなどを使った歌唱はよいのですが声の質や個性が際立つようには感じませんでした。やはりドリームズビィルのようにしっとりとした歌唱の方が心に沁みいるように思います。
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全アルバムの印象ですが、夫君を含めたバックの演奏がボーカルを浮き立たせるように好サポートしています。40〜50人くらいのクラブでの演奏スタイルのように感じました。
来週はアナログでエディ・ヒギンズを聴く予定です。
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2012年04月18日

アナログ・レコード鑑賞会41

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41回目は80年代のアイドル松田聖子の登場です。1980年に山口百恵の引退に時を合せたかのようにデビューしました。歌手デビュー前にNHKのレッツゴー・ヤングにサンデーズのメンバーとして出演していたせいなのかは定かではありませんが、NHKでは異例と言える新人のコンサートを開催しました。このコンサートに、のこのこと出掛けたのですが、本当はアメリカから帰国したマルタのサックス演奏を聴きに行ったのです。松田聖子の後でステップしながら演奏するマルタはジャズからフュージョン寄りになっていましたので少々がっかりしました。このコンサートは新人(松田聖子)とマルタ(本名:丸太)の抱き合わせなのでした。この時の松田聖子の印象は、声は綺麗ですが音域が狭くやたら明るいなと思いました。この後、聖子ちゃんカットやぶりっこで大人気を博しますが、地元久留米市の高校時代の悪ぶりは定評のあるところです。歌手としては80年の「風は秋色」から88年の「旅立ちはフリージア」まで連続24曲オリコン・シングル・チャート連続1位や81年の「風立ちぬ」から85年の「The 9th Wave」まで連続8アルバム・チャート1位、その他の88年までのアルバムでは1位か2位と驚異的です。山口百恵はアルバムでは1位がありませんでした。
今回はデビューから85年ころまでのヒット曲をアルバムで聴きました。
最初は、1980年8月1日リリースのファースト・アルバム SQUALL から「裸足の季節、青い珊瑚礁」を聴きました。裸足の季節はシングルとしては4月1日にデビュー・シングルとして発売されコマーシャル・ソングとしてヒットしました。しかしながら松田聖子には「えくぼ」がなかったので残念でした。青い珊瑚礁は7月1日にセカンド・シングルとして発売され、TBSのザ・ベストテンで1位になりました。また春の選抜高校野球の入場行進曲になりました。
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続いては、80年12月1日のセカンド・アルバム North Wind から「風は秋色」を聴きました。ここで初のヒット・チャート1位になりました。
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3枚目は、81年5月21日のサード・アルバム SILHOUETTE(シルエット)から「チェリー・ブロッサム、夏の扉」を聴きました。ヒット・チャートでは2位止まりでしたが、松田聖子の声が変化しました。バラード系の歌が上手く歌えるようになったと思います。
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4枚目は、81年10月21日、風立ちぬ から「風立ちぬ、白いパラソル」を聴きました。風立ちぬは私的に一番好きな歌ですが日本歌謡大賞・放送音楽賞をとりました。白いパラソルはベスト・テン史上初の初登場1位になるとともに、日本テレビ音楽祭で初のトップ・アイドル賞を読者の人気投票で獲得しました。
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5枚目は、81年11月1日、THE BEST/聖子・fragrance から「花一色 ー野菊のささやきー」を聴きました。東映映画「野菊の墓」のオリジナル・サウンドトラック盤の主題歌「さよなら民さん」で歌われました。
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6枚目は、82年5月21日、Pineapple から「渚のバルコニー、赤いスイトピー」を聴きました。両曲ともヒット・チャート1位の代表曲です。この頃は作詞家の松本隆の詩が多くなりました。渚のバルコニーでは歌唱中に少年にパイプで殴打される事件がありました。
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7枚目は、82年11月10日、Candy から「野バラのエチュード」を聴きました。この曲でFNS歌謡祭・グランプリを受賞しました。「小麦色のマーメイド」は日本レコード大賞・金賞をとりましたが、アルバムでは「金色のリボン」のクリスマスとのセットでの発売になりました。
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8枚目は、83年6月1日、ユートピアから「天国のキッス、秘密の花園」を、
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9枚目は、83年12月10日、Canaryから「Diamond Eyes」を、
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10枚目は、Touch Me,Seiko から「SWEET MEMORIES」を、
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11枚目は、Tinker Bell から「Rock`n Rouge」を、
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12枚目は、Windy Shadow から「ハートのイヤリング、ピンクのモーツァルト」を、
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最後は、ペンギンズ・メモリー から「SWEET MEMORIES」を聴き、疲れましたので終わりにしました。
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何故かアルバムのリリース日に1が多いのですが、1位を目指したからなのでしょうか。
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2012年04月06日

アナログ・レコード鑑賞会39

新年度に入って最初の鑑賞会は、「詩を唄で語る」金子由香利を聴きました。東京・銀座7丁目にあった銀巴里の花形スターでした。通常の銀巴里の夜の部は入替なしで時間の許す限り珈琲1杯で粘れたのですが、美輪明宏と金子由香利の時は2ステージで涙をのむことになりました。銀パリは狭い入口から地下に降りて行くと受付があり、ここでドリンク1杯付入場料を払うシステムになっていました。この受付に降りて行く途中に小さくディスプレイされていた金子由香利のアナログ・レコードがとても欲しかったのですが、当時は買うことがかないませんでした。小さなライブ会場でしたが演奏者との距離が近いので一体感といったものが自然に生まれたようでした。私は勿論一番前の席に陣取り、話しかけられているようであったり、目があったりして感動の底に沈みこんでいました。この頃は近くにアシベと言う歌声喫茶があったのですが、さっぱり行きませんでした。
語り部を再生するために選んだカートリッジはEMT−XSD15です。芯のしっかりした再生音は金子由香利の人生をよく語ってくれたように思います。
最初は、初めまして から「詩人の魂、暗い日曜日、人生は過ぎゆく、ミラボー橋」を聴きました。1973年のデビュー・アルバムですが、CDで発売されたときに「詩人の魂」とアルバム名が変わってしまいました。シャンソンの定番の曲ですが、人生経験が歌に出てしまう難局ぞろいです。
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続いては、1974年のセカンド・アルバム めぐり逢い から「めぐり逢い、ラ・ボエーム、バラ色の人生、枯葉、愛の賛歌、聞かせてよ愛の言葉を」を聴きました。このアルバムもCDでは「ラ・ボエーム」と名前が変わってしまいました。ラ・ボエームはシャルル・アズナブールが歌った曲で愛の賛歌はエデット・ピアフが歌った曲で、これらもシャンソンの人気曲を取り上げています。
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次は、銀巴里ライブ いつ帰ってくるの から「まるで芝居のようね、思い出のサントロペ、パダンパダン、アコーディオン弾き、いつ帰ってくるの、あなたとランデブー」を聴きました。1977年の銀巴里でのライブ録音で演奏は銀巴里シャンソリエです。何時ものメンバーが中心なのですがこのような時には2〜3人の応援演奏者がいます。まるで芝居のようねと思い出のサントロペは、コラ・ボーケルが歌った曲で思い出のほうはフランシス・レイが作曲しています。パダンパダンとアコーディオン弾きはエデット・ピアフが歌った曲です。聴衆とのやり取りなどがリアルに思い出されました。
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4枚目は、巴里の屋根の下 から「巴里の屋根の下、街、サンジャンの私の恋人、青いジャバ」を聴きました。1982年に初の巴里でのレコーディング・アルバムになっています。1930〜40年代の名曲を取り上げて歌っています。このアルバムは金子由香利の歌声・語りもさることながら、アコーディオンの名手ロマネリが素晴らしい演奏を聴かせてくれます。また、服部克久の編曲の冴えで古い曲に現代的な魅力が付加されています。巴里の空気感が伝わってくるようです。
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最後のアルバムは、1980年のアルバム 時は過ぎて行く から「時は過ぎて行く、イレーヌの店、愛は限りなく〜時は過ぎて行く〜」を聴きました。金子由香利の言葉があります。「人生の中には、いろいろな出会いがある限り人と人との触れあいの絆は希望を生む。たった一度の人生だからこそ熱っぽく、激しく、そして深く生きてゆきたい。どう生きようとしたか、どう生きたかが私の心の中で交錯する。けれどもその日のための苦労は愉しいもの。こんな思いこそ「時は過ぎてゆく」に託して、せめて謳うことのすべてを心から贈ります。」。
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最後の一曲は、このアルバムの「ミラボー橋」を聴きました。堀口大学の訳詩ですが、この語りを聴いてミラボー橋の上に立ちに行きました。セーヌ川に浮かぶ洗濯船の名前はこの時に決めました。
心に滲みる唄ばかりでした。
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2012年03月21日

アナログ・レコード鑑賞会37

この頃は夜から朝にかけて雪降りになります。未だ寒い日が続きますが春遠からじの気分で鑑賞会です。今回は、Julie London を聴きました。ジュリー・ロンドンはセクシーなハスキーボイスで50〜60年代にリバティ・レコードに30枚を超えるアルバムを残しています。基本的にはセクシーを売りにしたアルバム作りになっていますが、ボーカルのセンスが良く、多くのファンを納得させる実力の持ち主です。また、ジャズ・ボーカリストではありませんがジャズのフィーリングを十分そなえています。そのうえでジャケット鑑賞も兼ねて聴くことになります。元々は女優として映画などに出演していましたが一時引退して、この後に歌手を志して復帰したのだそうです。このハスキーボイスの再生には、取って置きのカートリッジ、THORENS MCH2 を使用しました。SP-10 MK3 EPA100-MK2 のボロン・アームとの相性がとても良いのでセクシー・ボイスが堪能できました。
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最初は、BETHLEHEM`S GIRL FRIEND から「A Foggy Day」を聴きました。1954年の初レコーディングで、カーメン・マクレイ、クリス・コナーと各4曲ずつの歌唱ですが、ロンドンのセンスは際立っていてフォギー・ロンドン・タウンと名前に掛けて歌うところがとても自然に聴こえました。
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続いては、LULIE IS HER NAME 1&2 から「Cry Me A River、Spring is Here」を聴きました。クライ・ミー・ア・リバーは、1955年にレコーディングされて56年に20週連続トップになり、ミリオン・セラーの大ヒットになりました。ロンドンの歌はもちろん良いのですが、バーニー・ケッセルのギターが好サポートしています。スプリング・イズ・ヒアーは、3年後のリラックスしたレコーディングになっています。ここでは当時の夫でギブソンを弾くギタリストのハワード・ロバーツとのデュオで美しいバラードが聴けました。
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次は、CALENDAR GIRL から「13月」を聴きました。このアルバムはジュリー・ロンドンの最高のアルバムと言われています。確かにジャケットを眺めても歌を聞いても素晴らしい作品と思います。内容は1年、12月のそれぞれの月に因んだ曲が集められているのですが最後に13月があります。
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実は本当の最高はジャケットの中にあります。オリジナル・アルバム・ジャケットは見開きになっていて、そこにはジュリー・ロンドンのセミ・ヌードのカラー写真があり、これが13番目の月という意味になっています。このアルバムが発売された時は大騒ぎになりました。日本で発売された時には何故か見開きジャケットではないうえに写真も歌もカットされました。なお、1990年に東芝EMIから発売されたCDには写真と歌が復活していました。
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続いては、YOUR NUMBER, PLEASE から「When I Fall In Love、Angel Eyes」を聴きました。ついついジャケットに目を奪われてしまいますがアンドレ・プレビンの編曲と演奏によるスタンダードの名唱になっています。原曲をストレートに歌いあげるロンドンはスタンダードの魅力を存分に伝えてくれました。
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次は、MAKE LOVE TO ME から「Alone Together、Lover Man、Body And Soul」を聴きました。全くの個人的見解ではありますがジュリー・ロンドンのベスト・アルバム・ジャケットとおもっています。ラス・ガルシアの編曲を得て素晴らしいラブ・ソングが聴けました。なお、裏ジャケットのキス・マークは秘密にしておきたい。
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続いては、LOVE LETTERS から「Love Letters、Never On Sunday」を聴きました。このアルバムも私的見解ですがベスト・ボーカル・アルバムと思っています。しっとりとした歌唱は聴く者を幸せ感一杯にしてくれます。日曜は駄目よと言われてもそれは困ります。
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最後は、ALL THROUGH THE NIGHT から「So In Love、All Through The Night」を聴きました。コール・ポーター作品集の名高いアルバムであるとともに人気のある作品です。バト・シャンク・クインテットの演奏に乗ってロンドンがジャジーに都会の夜を演出しました。
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ジャケットを離さない人は諦めてください。お願いですから見るだけにしてください。
来週はジョニー・ホッジスです。
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2012年03月07日

アナログ・レコード鑑賞会35

今回の鑑賞会は、指揮者エルネスト・アンセルメを聞きました。1918年にスイス・ロマンド管弦楽団を創設し、自ら常任指揮者として楽団の育成に当たりました。同時に1915年からディアギレフ舞踏団の指揮にすぐれた手腕を発揮しました。特に近・現代バレエ音楽では抜きんでいるとの評価には全く同感に思います。また、数学者らしい緻密な構成と色彩の描写、傑出したリズム感での演奏はハイ・ファイ録音の先駆である英デッカ/ロンドンへの積極的な録音に表れていてアナログ・レコードの変遷とともに常に先端を歩いているのではないかと思います。この豊かな音楽の再生には個性が少なく切れの良いカートリッジ、オーディオ・テクニカの33LEを使用しました。
最初は、舞踏曲「三角帽子」から「第1部 午後」を聴きました。このファリア作曲の初演は第一次世界大戦の終結した翌年の1919年7月にロンドンのアルハンブラ劇場でディアギレフ率いるロシア舞踏団と新進気鋭のアンセルメの指揮により、舞台装置と衣装にはパブロ・ピカソが担当しました。舞台は1805年頃のスペインのアンダルシア地方、ある街の郊外にある水車小屋の前でのお話です。粉屋の亭主の女房にちょっかいをだした好色な三角帽子をかぶった市長に埃を払うふりをして殴る粉屋の亭主ですが、その後如何なってしまうのかはご確認ください。アンセルメの音楽が上手く情景を描写しますので想像力が掻き立てられます。
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続いては、交響詩「タピオラ」,作品112を聴きました。湖と森の国フィンランドの神話にでてくる森の神の名前にあやかっているのだそうです。シベリウスが60才の時に作曲した最後の交響詩となり絶頂をとらえた傑作と言われています。アンセルメによってフィンランドの自然と歴史が巧みに描かれています。
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次は、フランス序曲集から「歌劇イスの王様、黒いドミノ、ザンバ」を聴きました。イスの王様は、ブルターニュのイスという都の伝説を素材に書かれたオペラ劇でエドゥアール・ラロの曲は管弦楽の素晴らしさが堪能できます。黒いドミノは、19世紀の前半にフランスでは軽快なオペラ・コミックが流行した中で非常に人気のあったオーベールによって作曲されました。いかにもパリジャン好みの優美で華麗なオペラ・コミックになっています。ザンバは、イタリア・オペラのの作風をうまくとりいれたエロルドの代表作です。シチュエーションが似ていることからフランスの「ドン・ジョバンニ」と呼ばれています。いずれにしてもアンセルメとスイス・ロマンド管弦楽団の演奏はダイナミックでありながら音色の鮮やかさが楽しいムードを醸し出しています。
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4枚目は、舞踏曲「コッペリア」から「第2幕 第2場 ディヴェルティスマン小品舞踏」を聴きました。このコッペリアの魅力は何んといってもフランス生まれの作曲者レオ・ドリーブの音楽にあると思います。コッペリアの初演は1870年代という時代ながら本格的な管弦楽法によってバレエ音楽の新境地を開いたと言われています。内容は、「エナメルの目をした娘」との別名がつけられていて人形を躍らせること、になっています。ここでもアンセルメとスイス・ロマンド楽団が美しいメロディーと生き生きとしたリズムを奏でていて音楽を聴いているだけで踊りが見えるようです。
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5枚目は、アンセルメの芸術 ロシア編から交響詩「タマール」を聴きました。作曲者バラキレフがコカーサス地方に旅行したときの印象と詩人のレールモントの詩が結びついてタマールが完成したそうです。女王タマールの誘いに乗って古塔に入ってしまった旅人たちは翌日には死体となって谷間のテレク河に運ばれていく陰鬱な内容ですが音楽は暗さを感じさせません。
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6枚目は、「詩編交響曲」をローザンヌ青年合唱団、ローザンヌ放送合唱団で聴きました。現代音楽において魔術・名人と言われているストラヴンスキーの1930年の作品ですが、この曲の言葉は全てラテン語で歌われます。これは合唱はあくまで楽器と同等の役目になっていて音色の表現を増加させる扱いになっているとのことでとても美しい作品です。
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最後は、舞踏曲「くるみ割り人形」から「第2幕 二人の踊り」を聴きました。白鳥の湖、眠れる森の美女とともにチャイコフスキー三大バレエの最後の傑作と言われています。ドイツの怪奇作家ホフマンの書いた「くるみ割り人形と二十日鼠の王様」の物語によるバレエになっています。チャィコフスキーはまだロシアでは知られていない新しい楽器の「チェレスタ」をこのくるみ割り人形に相応しいと考え「こんぺい糖の精の踊り」で試しました。これが大好評となり音楽的には前二作を凌ぐ名作として称えられ「バレエ音楽の父」としての名声を得たとのことです。アンセルメの名演により不朽の名作と思います。
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次回は、マーキュリーVSOP ALBUM です。

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2012年02月23日

アナログ・レコード鑑賞会33

昨夜半からの雨降りで雪がびしょびしょです。今日は松本市まででかけてきました。ついでにAGATAに寄り道してレコードを1セットだけ購入しました。アガタは古本屋さんなのですが趣味の良いスピーカーとアンプ、レコードプレーヤーで良い音を静かに奏でています。そのようななかでジャズの中古アナログ・レコードも販売しています。
さて、33回目の鑑賞会は、山口百恵を聴きました。
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花の中3トリオの最後にデビューしたのですが、歌の上手い森昌子、とっても可愛い桜田淳子、山口百恵はというと。高音部の声は詰まり気味になるし普通に可愛いのですが、デビュー当時は正直良く分かりませんでした。しかしながらある時、それは阿木耀子・宇崎竜童の曲を歌うようになってから、さだまさしの秋桜で確信に変わりました。山口百恵は感情を表に出すことなくあっさりとした唄い方で上手い演技をしているのだと。今回は2部構成で聴くことにしました。デビューから16才までをパート1、17才以降をパート2としてspuマイスターでプレイバックしました。
パート1の最初は、1973年のファースト・アルバム、としごろ からデビュー曲「としごろ−人にめざめる14才−」を聴きました。このアルバムはオリジナルと洋楽のカバー曲が半分半分になっていて、どちらかと言うと洋楽のカバー曲のほうが良いとの印象を受けました。
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続いては、セカンド・アルバム、青い果実/禁じられた遊び から「青い果実、禁じられた遊び」を聴きました。このアルバムはファースト・アルバムのセールスが芳しくなかったため際どい歌詞を歌わせイメージ・チェンジを図りました。最初に聴いた時は驚きましたが、今でも14才の女の子が唄うのはどうかと思っています。このアルバムもカバー曲が半分ですが、乙女の祈り、個人教授、草原の輝き、初恋の人、中学3年生、わたしの彼は左きき とこれまでの女性の歌ったヒット曲とトリオの一人森昌子の曲になっています。A面とB面との違和感は拭いきれません。
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次は、1974年の4枚目のアルバム、15歳のテーマ ひと夏の経験 から「ひと夏の経験」を聴きました。大胆な歌詞を歌わせる路線での大ヒットになった曲ですが、「女の子の一番大切なもの」とは何との質問に「まごころ」と答えていたことがとても印象的でした。
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パート1の最後は、1975年の6枚目のアルバム、16才のテーマ から「湖の決心、冬の色」を聴きました。このアルバムでは、これまでの大胆な歌詞路線からの転換があり、本当に女の子のまごころを歌っているように思います。冬の色はシングルでオリコン初の1位になりました。
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ここからパート2に入ります。
最初は、1977年の百恵白書から「I CAME FROM 横須賀、鏡の中のある日」をききました。このアルバムは、山口百恵のこれまでの私生活などを阿木耀子の詩・宇崎竜童の曲で語っています。鏡の中のある日の最後で「好きな人は あなた」と言われると三浦友和であるのは歴然としていますが自分のことのように思えてしまうのがうれしいようで悲しいです。
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続いては、花ざかり から「秋桜(コスモス)」を聴きました。このさだまさしの曲を歌う山口百恵はとても上手い歌い手だと感心しました。淡々とした情景描写が見事です。
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次には、1978年の曼珠沙華から「いい日 旅立ち、曼珠沙華」を聴きました。二十歳の記念碑と題されたこのアルバムは山口百恵自身のオリジナル・アルバムでの大ヒットになりました。いい日 旅立ちも良い曲で好きですが、曼珠沙華は一番好きな歌になります。
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最後になりますが、1980年の春告鳥から「愛の嵐、愛染橋、しなやかに歌って」を聴きました。引退の年、婚約発表の直前のアルバムですが大人の歌を聴かせてくれました。
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オリジナルのLPは全22枚ですが、オリコンで1位になったものはありません。
シングルは全33枚でオリコンで1位になったのは4枚だけです。
しかしなぜか印象深い歌が多いと思うのは山口百恵が歌うからでしょう。

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2012年02月09日

アナログ・レコード鑑賞会31

今回は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトを聴きました。映画「アマデウス」のモーツァルトは正確な伝記ではなく、あくまでフィクションであり、かなりの誇張と作為が加えられていると思いますが、ピーター・シェファーの脚本は、最近の研究論文をベースにモーツァルトの実像をよく把握しているとのことです。
この映画で特に印象的だったのは出だしの音楽に使われた交響曲第25番、ト短調第1楽章です。この全体的に情熱的でありながら暗く沈み、スリリングな抒情美をたたえた楽曲は忘れられません。
最初に、ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー室内交響楽団の演奏で聴きました。
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続いては、交響曲第41番、ハ長調「ジュピター」を、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団で聴きました。モーツァルトの生地と同じザルツブルグに生まれたカラヤンのウィーン・フィルとの演奏はどれも素晴らしいのですが、この録音はステレオ録音が本格的に開始されて間もない頃であり音の素晴らしさが話題になりました。モーツァルトの最高傑作の一つジュピターは壮麗絢爛な永遠の名曲だと思います。
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3枚目は、ディヴェルティメント第17番、ニ長調、第3楽章メヌエットを、ウィリー・ボスコフスキー指揮、ウィーン・モーツァルト合奏団で聴きました。ディヴェルティメントはイタリア語で「気晴らし」とか「娯楽」とか「暇つぶし」と言った意味をもっていて、パーティーなどのバックグランド・ミュージック的な要素で書かれているのが普通で明るく美しく軽やかな曲になっているそうです。モーツァルトのこの曲は、単なる気晴らしの音楽を超越して珠玉の音楽になっていて優美な響きを聴かせてくれます。特に第3楽章のメヌエットは至高の一品といえるのではないでしょうか。
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4枚目は、ピアノ協奏曲第23番、イ長調を、内田光子のピアノ、ジェフリー・テイト指揮、イギリス室内管弦楽団で聴きました。オーボエではなくクラリネットの登場するモーツァルトでは例外的な作品ですが、驚くほどの美しい旋律に溢れています。内田光子はモーツァルトの協奏曲全曲演奏会をロンドンと東京をで開催して大絶賛をうけています。夫のテイトの指揮とイギリス室内管弦楽団が内田光子のピアノをよりひき立てるように演奏しているように思います。
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5枚目は、ピアノ協奏曲第27番、変ロ長調を、ウィルヘルム・バックハウスのピアノ、カール・ベーム指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団で聴きました。モーツァルトの全23曲のピアノ協奏曲第のしめくくりとなる楽曲ですが、装飾を排し純粋かつ簡潔なモーツァルトの到達点がここにあると思います。バックハウスのピアノはベームとの協演でモーツァルトに対する思いを凝縮して内面的に深い情感を表現しているように思います。内田光子とテイトの演奏に比べると自然な無作為な演奏になっているのでしょうか、心を打つ素晴らしさです。
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最後は、クラリネット協奏曲、イ長調を、アルフレート・プリンツのクラリネット、カール・ミュンヒンガー指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団で聴きました。モーツァルトの最後の協奏曲となったクラリネット協奏曲ですが、友人のクラリネット奏者、アントン・シュタートラのために作曲され、柔らかい音色と温かい響きの美しさが最高の作品だと思います。プリンツのクラリネットはしなやかに、あるいはしっとりと微妙な表情を感じさせてくれました。
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これらのアルバムは、SPUロイヤルNとWEのリード線で再生しました。
次回は、キャノンボール・アダレイを聴く予定です。
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2012年01月25日

アナログ・レコード鑑賞会29

深々と降り続く雪と静かな白い庭を見ながら今回は、1990年にロックの殿堂入りをしたデュオ・グループ、サイモンとガーファンクル(S&G)を聴きました。二人は同い年で小学校の学芸会で出会い共通の趣味で意気投合して1957年に「トム&ジュリー」で活動を始めたそうです。ギターと詩を書くポール・サイモンと美しい声のアート・ガーファンクルは7年後にS&Gを結成しました。S&Gのコンプリートを完成させた「わがままおやじ」さんでしたらトム&ジュリー当時の音源をお持ちかも知れませんので後ほど訊いてみたいと思います。S&Gのオリジナル・アルバムは5枚ですので時間の許す限り多くの曲を堪能しました。
音の入り口にはオーディオ・テクニカのMCカート、AT33LEにWEの単線で作成したリード線を装着して美しいハーモニーの表現をねらってみました。
最初は、WEDNESDAY MORNING,3AM から「霧のブリーカー街、すずめ、サウンド・オブ・サイレンス、水曜の朝・午前3時」の4曲を聴きました。ブリーカー街はグリニッチ・ヴィレッジのメイン・ストリートの一つで当時はフォーク・クラブが集まっていた所とのことです。すずめは、イソップ物語のような詩になっていてポールの作品です。サウンド・オブ・サイレンスは、S&Gの代表曲の一つですが、ポールのアコースティック・ギター1本のみの演奏になっていて、これがオリジナルになります。水曜の朝・午前3時は、傍らに寝ている若い恋人を見つめている情景に突然、「25ドルと僅かな銀貨のために酒屋に押し入り強盗をしてしまったんだ。」と。
1964年に発表されたS&Gのファースト・アルバムですが、12曲のうち5曲がポールの曲で残りがトラディショナルやフォーク、ボブ・ディランなどの作品で、演奏はポールのギターのみと言ったシンプルなアルバムになっています。このため、美しいハーモニーが響きます。
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2枚目は、SOUND OF SILENCE から「サウンド・オブ・サイレンス、キャシーの歌、アイ・アム・ア・ロック」の3曲を聴きました。サウンド・オブ・サイレンスは、オリジナルの曲にエレキ・ギター、ベース、ドラムスをオーバー・ダビングして作り変えられこれが大成功しました。キャシーの歌は、ポールがイギリスで知り合った女性キャシーへのラブ・ソングになっています。このキャシーはアルバム「ブック・エンド」で登場します。アイ・アム・ア・ロックは、コミュニケーションの困難さや疎外感と言ったポールらしい詩になっています。このアルバムは、1曲を除き全てポールのオリジナルになっています。ファースト・アルバムの水曜の朝・午前3時が結局のところおおきな話題にならないで終わったため、ポールはヨーロッパへアートは学業に専念していました。そのころプロデューサーのトム・ウィルソンはS&Gには無断でサウンド・オブ・サイレンスをロック風にオーバー・ダビングし1965年の秋頃からヒットし始めることになりました。このため、急遽2人を呼び戻しレコーディングしたのがこのアルバムになります。
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3枚目は、PARSLEY,SAGE,ROSEMARY AND THYME から「スカボロ・フェアー/詠唱、59番街橋の歌、7時のニュース/きよしこの夜」の3曲を聴きました。スカボロ・フェアの原曲はイギリスの民謡で組み合わされた詠唱は戦死した少年兵の物語になっています。繊細かつ透明度の高い美しい曲になっています。59番街橋の歌は、マンハッタンでの徹夜の仕事あけにクイーンズボロの橋を渡って朝帰りする時の情景を歌っています。デイブ・ブルーベック・カルテットのジーン・ライトとジョー・モレロが演奏に参加しているためかジャズ風になっています。7時のニュース/きよしこの夜は、ポールがニューヨーク・タイムスの記事から時代を象徴するニュースを選び出したものです。レニー・ブルースの死を告げるニュースがでてきますが、S&Gは彼のファンであり、このアルバムもブルースに捧げられています。血まな臭い現実と対照的な丁度今夜のようなきよしこの夜のコラージュが深く沁みます。アルバム・タイトルの4種類のハーブはイギリスの民謡「スカボロ・フェア」の一節からとられていて古くから厄除けのお守りとされているそうです。
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4枚目は、BOOKENDS から「ブック・エンド、アメリカ、ミセス・ロビンソン」の3曲を聴きました。ブック・エンドは本立てのことですが、ポールとアートで一対とのことでしょうか。意味深長ではありますが、とても美しい響きになっています。アメリカは、グレイハウンド・バスに乗って本当のアメリカ探しにいく恋人たちの姿を描きだしています。また本当の自分を見つけ出そうとしている旅の情景を歌っています。ミセス・ロビンソンは、映画「卒業」から大ヒットしてグラミー賞を獲得してS&Gの人気を一期に燃え上がらせました。このアルバムはデビューから社会と時代を歌ってきたなかで最も色濃く60年代後半を歌っているように思います。映画「卒業」と同時進行でおこなわれましたが、どちらも高い評価を受けました。A面は組曲風の作品になっていますが、B面は一転して1曲を除きヒット曲集になっています。A面の「旧友」のなかにベンチに坐る老夫婦の姿を歌にしていますが、S&G自身の将来を重ねているのでしょうか。
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最後の5枚目は、BRIDGE OVER TROUBLED WATER から「コンドルは飛んでいく、ボクサー、明日に架ける橋」の3曲を聴きました。コンドルは飛んでいくは、ペルーのフォルクローレを基にポールが詩をつけたものです。日本では越路吹雪がドラマチック・コンサートで歌ったので驚きました。ボクサーは、田舎を飛び出してニューヨークにやってきた少年ボクサーの孤独と誇りがドラマチックに歌われています。明日に架ける橋は、苦難や心傷ついた人々に救いの手を差し伸べる思想は多くの人々の共感を呼んだことと思います。この曲はS&Gの私的ベスト1と思います。このアルバムは1970年2月に発表された最後のオリジナル・アルバムです。ポールとアートが音楽に対する趣向の違いが表れてきた時で、二人のハーモニーよりもソロでの歌が多くなっています。しかしながら全米チャートで10週に渡り独走し計6個のグラミー賞を受賞しました。
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次回はスイング・ジャズのベニー・グットマンです。
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2011年12月21日

アナログ・レコード鑑賞会27

雪一面に街燈の薄オレンジ色が幻想的な今回は、ベートーベンを聴きました。年末になると必ず彼方此方で演奏される交響曲第9番ですが、これはさておき、12月16日はベートーベンの誕生日ですのでお礼とお祝いを兼ねて聴くことにしました。ライン河畔の町ポンで生まれ、宮廷歌手の父によって第二のモーツァルトにしたてようと音楽教育され、7才でデビューしたそうです。ベートーベンの生家は今でもポンの名所として町内にあります。何年か前ですがポンの生家に行ってきましたが家の入り口にベートーベンの生家と書かれたプレートがあるだけの質素な普通の家との印象でした。ベートーベンの音楽は、モーツァルトのやや急流を小気味なく流れるのとは違い、ラインの流れのように強い意志で悠々と流れているように思います。このため再生に使用するカートリッジは、トーレンスのMCHUにしました。このカートリッジはEMTのXSD15とほぼ同じ作りなのですが、何故か音は麗しさが増しているように思えます。
最初は、ピアノ・ソナタ第23番へ短調、作品57「熱情」と同26番変ホ長調、作品81a「告別」をウィルヘルム・バックハウスのピアノで聴きました。「熱情」は名の通りベートーベンの熱の全てを音符に表現し尽くしたと言えるもので、バックハウスのピアノと相まって最高の演奏になっていると思います。「告別」は戦火を逃れウィーンを離れるルドルフ大公との別れを惜しんだものでペートーベンが自ら命名した数少ない作品となっています。なお、余談になりますが、若いころのベートーベンはピアノの名手としてならしていたようです。賭けピアノで連戦連勝し生活資金を得ていたとある書物に書いてありました。
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続いては、七重奏曲 変ホ長調,作品20 から第一楽章アダージョ・アレグロ・コン・ペリオ、第二楽章アダージョ・カンタービレ、題三楽章テンポ・ディ・メヌエットをウィリー・ボスコフスキーを中心としたオリジナル・メンバーによるウィーン八重奏団員の演奏で聴きました。これはベートーベンがポンからウィーンに出てきた初期の作品で、明るく楽しい室内楽の娯楽音楽に芸術性な内容を加味されたものへとなっています。特に第二楽章の美しさは驚くばかりでした。
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次は、ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61 をユーディ・メニューインのヴァイオリン、ウィルヘルム・フルトヴェンクラー指揮、フィルハーモニア管弦楽団の演奏で聴きました。なぜかベートーベンはこのヴァイオリン協奏曲を1曲だけしか完成させていませんが、このころは名曲が続々と生まれた時期と一致していて情緒豊かな気品のある作品になっています。メニューインとフルトヴェンクラーは友情で結ばれた演奏者同士のためか最高に充実した演奏が聴けました。
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続いて交響曲にはいります。
最初は、第一番 ハ長調 作品21番をブルーノ・ワルター指揮ニューヨーク・フィルハモニック・オーケストラで聴きました。ベートーベンが感銘を受けたモーツァルトとハイドンからの影響をより飛躍させようとしている若々しい魅力域な作品をワルターが生き生きと演奏しています。
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続いては、余りにも有名になった 交響曲 第9番 ニ短調 作品125 「合唱つき」をハンス・シュミット・イッセルシュテット指揮 ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団、ジョージ・サザーランドのソプラノ、マリリン・ホーンのメゾ・ソプラノ、ジェームズ・キングのテノール、マルッティ・タルヴェラのバスで聴きました。ベートーベンの9つの交響曲を締めくくるにふさわしい生涯の総決算とも言える規模の大きさや気高さは比類のないものになっています。ベートーベンはこの曲で世界の同包は一つであるとの人類愛の精神を高らかに歌い上げています。合唱が入っていることからだれでも参加できることや聞くだけで一緒に歌っている境地に引き入れられる感覚はこの曲の偉大さを物語っていると思います。
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最後は、「運命はかく扉をたたく。」とベートーベンが曲の主題の最初に説明している、交響曲 第5番 ハ短調 作品67番 「運命」をヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニックオーケストラで聴きました。人生での恐怖感や悲劇、戦いなどの運命に対して不屈と強靭な精神をもって勝ち進んでいくといった曲想は多くの愛聴者を生みました。最初の4つの音符が「かく扉をたたく」と言われていますが、第二楽章での美しい旋律のなかで、そっと忍び寄ってくる何者かがドアの前に立ち今扉を叩こうとしているのではないでしょうか。
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今年の鑑賞会はこれにて終了です。
次回は、年末年始のお休みをはさんで1月17日はリバーサイド・レコードを聴く予定です。お楽しみにお待ちください。
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2011年12月07日

アナログ・レコード鑑賞会25

昨日の12月6日は「音の日」でした。1877年にエジソンが蓄音器に「メリーさんの羊・・・」と自らの声で録音し再生に成功した日とされています。特に「音の日」だからというわけではありませんが、今回はペギー・リーを聴きました。ペギー・リーは、ある日ホテルのラウンジで歌っているところをベニー・グットマンの奥さまにヘレン・フォレストの後にと推薦されて楽団に加入しました。これは想像ですが、若いころから腰の据わったところがあったのでしょうか歌に対して革新を持ちこみましたし先駆的なところがありました。また、この頃すでにシンガー・ソング・ライターとして詩や曲を書いています。さらに2回だけですが女優としてアカデミー賞の助演女優賞にノミネイトされるなど今でいうマルチ・タレントなのではないでしょうか。特に美しい声ではないのですが、人の心を揺り動かすものがあります。音の入り口にはEMTのHSD6にしました。このカートリッジはEMTのTSD15をベースとしてユニバーサル・アームでの使用ができるように開発された単体カートリッジです。アルミ・ボディのためかTSD15に比べ不要共振が抑えられていて生き生きと闊達な音楽再生をしてくれるようです。ペギー・リーの声は高域をそれほど伸ばす必要はないので針圧を標準の2.5gにしました。
最初は、クインシー・ジョーンズ編曲・指揮のアルバムIF YOU GO から「AS TIME GOES BY、IF YOU GO、I`M GONNA LAUGH YOU OUT OF MY LIFE」を聴きました。アズ・タイム・ゴー・バイは特に好きな曲なのですが、どの曲もバラードに対するペギー・りーの素晴らしさが凝縮されています。心の寂しさとやるせなさの情感を程良く込めて歌われてはたまったものではありません。
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続いては、PRETTY EYESから「PRETTY EYES、I REMEMBER YOU」を聴きました。これもラブ・バラード ですが、瞳の力で少しばかりコケティシュに押しの強さを表現しているようです。
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次は、Guitars Ala Leeから「STRANGERS IN THE NIGHT、SWEET HAPPY LIFE、MY GUITAR」を聴きました。ペギー・リーのアルバムはそれぞれ趣に凝らしたものが多いのですが、もっとも煌めいていたときでもありました。伴奏陣はもとより内容もバラエティーに富んでいます。ここでのマイ・ギターは映画でのジャニー・ギターを凌ぐほどの素晴らしい歌唱となっています。
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ここまではキャピタル・レコードのアルバムばかり聴いてきましたが、キャピタル・レコードの最後は、ライブアルバム BASIN STREET EASTから「FEVER、Medley-ONE KISS、MY ROMANCE、THE VAGABOND KING WALTZ」を聴きました。このアルバムはペギー・リーの全作品中でも名作のひとつだと思います。 50年代末から60年代はじめにかけてニューヨークにあるクラブ、ベイジン・ストリート・イーストに長期にわたって出演し450席を連日超満員にしたそうです。会場の熱気が直に伝わってくるようです。
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ここからレコードは、デッカに移りますが音質的な優位性からレコードはブランズウイックにしました。
最初は、PETE KELLY`S Bluesから「SUGAR、SOMEBODY LOVES ME、I NEVER KNEW」を聴きました。映画、ピート・ケリーズ・ブルース”皆殺しのトランペット”に出演しアカデミー賞の候補になったこのアルバムですが、俳優が歌うかのように歌詞が現実的になり独特の意味を持つことになります。この一曲一曲はペギー・リーのドラマになっているようです。
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続いては、SEA SHELLSから「SEA FEVER、NINE THORNY THICKETS、LITTLE OLD CAR」を聴きました。海の魅惑はこのアルバムのテーマともいえる曲でイギリスのフォーク・ソングだそうです。ハープのうえをペギーの歌声が優しく流れて行きます。茨の茂みは茨の茂みを抜けてついに希望を見出したので旅は終わったといった愛と人生の苦悩の模様を噛みしめるように歌っています。小さな古ぼけた車はペギー・リーの詩なのですが「ゴトゴト走ってきた小さな古ぼけた車が汽車と衝突し、はい出てきた小男は人々に戦いを挑む」というおかしな話になっています。淡々とした中にユーモアがあります。
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最後は、ペギー・リーの最高傑作BLACK COFFEEをデッカ盤で「BLACK COFFEE、I`VE GOT YOU UNDER MY SKIN、A WOMAN ALONE WITH THE BLUES、LOVE ME OR LEAVE ME」を聴きました。いきなり 私はどうしようもない孤独感に陥っているの・・・ と歌いだされます。男に捨てられて飲む珈琲の味は苦味だけが感じられるのでしょうか。女盛りの33才のときの録音でバラードからスインギーまでペギー・リーの魅力が凝縮されています。
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次回は、プレステージ・レコードをM9500のマルチで聴きます。
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2011年11月16日

アナログ・レコード鑑賞会22

あっと言う間に雪化粧してしまった北アルプスの迫力に圧倒された今回はウラジミール・ホロヴィッツのピアノ・ソナタを聴きました。1929年に米国に渡り暫く演奏活動を休止していましたが1965年にカーネギーホールで再起の演奏会を行ったところ超満員となりセンセイーションを巻き起こしました。何時のころかテレビかラジオ放送か忘れてしまいしたがホロヴッツのベートーベンピアノ・ソナタを聴いた時の感動は今でも忘れられません。システムの入り口は、シュアー・タイプXを使用しました。フォノイコライザーは、マッキントッシュC22のフォノイコを模して作成したイコライザーを使い、ウェスタンの単線を使用した手作りフェーダーで音量を調節しました。ピアノのトーンが上手く再生されたと思います。
最初はベートーベンのピアノ・ソナタから「月光、熱情、悲愴」を聴きました。1973、74、77年の録音で音質は今一つですがリリカルな卓越した演奏が心に沁みます。
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続いては同じベートーベンのソナタ「ヴァルトシュタイン」を聴きました。1973年の録音ですがホロヴッツの抑揚のある演奏に引き込まれてしまいました。
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次は、ホロヴッツ・イン・テレビジョンからショパン「ポロネーズ、ノクターン、バラード、」とホロヴッツの即興演奏でビゼー「カルメン」を聴きました。初めてのテレビ撮影で撮影側の緊張は極に達していたようでしたが、ホロヴッツのショパンの演奏は素晴らしいものでした。また、カルメンの演奏では前衛的とも言える演奏になっています。
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最後はカーネギー・ホールでの1951年リサイタルからムソルグスキー「展覧会の絵」を聴きました。絵画の音楽的描写もさることながら絵画の間の散歩(プロムナード)の間奏部は次の絵画描写の期待度が自ずと高まる演奏になっています。
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次回は中島みゆきです。
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2011年10月28日

アナログ・レコード鑑賞会20

今回は、フォーク界のプリンス・吉田拓郎です。1972年1月に発表された「結婚しようよ」が拓郎ブームに火を付け、続いて7月に発売された「旅の宿」がベストテンの首位を独走する大ヒットなり、同時に発売されたアルバム「元気です」が1か月間に40万枚を売り上げるという記録を作りました。こうした中、「結婚しようよ」どおりに人気上昇中の6月に六文銭の紅一点・四角佳子と結婚してしまいました。テレビ出演やマスコミ取材拒否など当時の常識を覆す行動が多かったことが印象的でした。カートリッジはオルトフォンSPUロイヤルNを使用しました。
最初は、大ヒットの「旅の宿」を7インチシングル盤で聴きました。セピア色の線路を横切るジャケット写真は何を意味しているのか考えさせられたことを思い出します。岡本おさみのこの詩はとても新鮮な響きでした。
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続いては、ファースト・アルバム「青春の歌」からデビュー曲「イメージの詩」、その他「青春の詩、とっぽい男のバラード、やせっぽちのブルース、雪、今日までそして明日から」を聴きました。この頃の拓郎はボブ・ディランの影響が色濃く感じられていて、当初はこれまでのフォークと同様にコピーにすぎないのかとも思ったのですが、斬新な詩を作り出していました。
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次は、アルバム「人間なんて」から「人間なんて、結婚しようよ」、私の一押し「ある雨の日の情景」を聴きました。「ある雨の日の情景」は拓郎が広島フォーク村で一緒に活動していた伊庭佳子さんの詩なのですが、小室等の12弦ギターにのって雨の情景が目に浮かびます。「結婚しようよ」では加藤和彦の演奏が聴けますので懐かしい思いが募ります。
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続いて大ヒットアルバム「元気です」から「夏休み、たどり着いたらいつも雨降り」を聴きました。ここでの拓郎は一皮むけ、いろいろなしがらみから自分を解放し自由に歌っているように感じます。「ここもやっぱりどしゃ降りさー」は名文句です。
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次は、「今はまだ 人生を語らず」から「人生を語らず、シンシア、襟裳岬」を聴きました。「シンシア」では、かまやつひろしがとてもやさしく歌っています。「襟裳岬」は、岡本おさみの詩が心に響きます。この曲は演歌で歌うより拓郎節の方が自然です。
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続いてはアルバム「伽草子」から「伽草子、春の風が吹いていたら」を聴きました。このアルバムは詩の内容からコンセプト・アルバムのように聴こえました。生活派フォークからの脱却を目指し、メルヘンとまではいかないのですが新しい音楽を内在しているかのようです。
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最後は、アルバム「ぷらいべと」から「やさしい悪魔、ああ青春」を聴きました。何時もよりリラックスし楽しんでいる拓郎がいました。
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当時の若者の青春の思いを濃く語ってくれた拓郎はやっぱりプリンスでした。
次回は未定ですが、デットな部屋でジャズの予定です。
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2011年10月19日

アナログ・レコード鑑賞会19

今回はドラマー、アート・ブレイキーを聴きました。ライブ演奏で初めて聴いたときの驚きは今でも忘れられません。それまでは軽音楽のドラム演奏は聴いていましたが、全くの別物と言える程の音数の多さと音の大きさ、躍動感・リズム感の新鮮さは別世界でした。このドラムを再生するために用意した音の入り口のカートリッジは、ステレオ用にシュアーV15タイプV、モノラル用にはGEのRPX-046に0.7ミル針にしました。
最初に私一番のお勧めからスタートしました。
ORGY IN RHYTHM Vol.1 から「BUHAINA CHANT、SPLIT SKINS」の2曲を聴きました。このレコードは、ブルー・ノート・レコードのアルフレッド・ライオンが出会った驚くべきドラマー、アート・ブレイキーのドラムを最高の録音にするために用意周到に作成されたものです。このため、「ライオンの狂気」とまで言われた異色のアルバムです。録音技師はルディー・バンゲルダーですが、1957年3月の録音にもかかわらずステレオで録音されています。このことからブルー・ノート・レコードは結構早い時期からステレオ録音をしていたことになり、モノラル録音と同時並行録音していたことを物語っています。聞くところによるとこの後はステレオ録音をモノラルにしていたとのことです。音の洪水といえる演奏でした。
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続いては、THE AFRICAN BEAT から「IFE L`AYO 、ERO TI NR`OJEJE」を聴きました。サブ・タイトル「アフロ・リズム・アンサンブル」のとおりブレイキーと6人のパーカッションのアフリカン・リズムは大地に響き渡るようです。
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次に、A NIGHT AT BIRDLAND Vol.1 から「SPLIT KICK、ONCE IN A WHILE」を聴きました。ハード・バップの誕生前夜の熱気がミュージシャン全員に乗り移ったと言われている演奏です。司会者のピー・ウィー・マーケットのブルー・ノート・レコードのライブレコーデングであることとミュージシャンの紹介、特にクリフォード・ブラウンをセンセーショナル・トランペッターと言っています。正にセンセーショナルな演奏になっています。
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次は、ART BLAKEY AND THE JAZZ MESSENGERS から「MOANIN`」を聴きました。モダン・ジャズの代表曲となった初演アルバムです。ベニー・ゴルソンの編曲により完成度の高い曲とともに覚えやすいメロディーであったため、日本で大ヒットしました。
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続いては、A NIGHT IN TUNISIA から「A NIGHT IN TUNISIA」を聴きました。1960年にウェイン・ショーターが加入してファンキー・ジャズの完成形ができました。ブレイキーのドラミングの凄さを堪能できました。このメンバーで1961年1月来日し、日本にファンキー・ジャズ・ブームをもたらしました。
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ここからは、ブレイキーがサイドでの演奏アルバムを聴きました。
一番目は、THELONIOUS MONK の THE UNIQUE から「LIZA、MEMORIES OF YOU」を聴きました。モンク・トリオでのブレイキーは凄さはなく確実なドラミングに徹底しているようです。
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二番目は、GROOVIN` WITH GOLSON から「MY BLUES HOUSE」を聴きました。作・編曲者としてのゴルソンのサックス演奏を引き立たせるようにブレイキーのドラムが響きます。
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三番目は、LEE WAY から「THE LION AND THE WOLFF」を聴きました。ハード・バップの若き推進者リー・モーガンの才能あふれる演奏です。ブルー・ノートの2人に捧げたモーガンのこの曲は溌剌なブルース演奏になっています。
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次回は、フォークの吉田拓郎です。

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2011年10月13日

アナログ・レコード鑑賞会18

今回は映画音楽を聴く会ということでしたが、映画で使われた音楽の多さもさることながら素晴らしい音楽の多さに改めて驚きました。とても1、2回ではおさまりそうもありませんので、私の好みから始めていきたいと思います。
女優では、オードリー・ヘップバーン、男優は、ジョン・ウェイン、ミュージカル映画からは、ウェスト・サイド・ストーリー、アクション映画からは、007を選びました。
再生装置の入り口のカートリッジは、デンオンDL−103GLを使用し端正な中にも低域に若干のふくよかさを出せるようにしました。
最初は、女優オードリー・ヘップバーンの「MY FAIR LADY」から「踊り明かそう」です。この映画は原作料だけでも当時550万ドルと言われ、ワーナー映画始まって以来の最高の製作費を投じた話題作でした。町の花売り娘が劇場帰りの客にひどい下町訛りで花を売っています。この言葉のひどさにビックリした言語学者が半年のうちにうす汚い花売り娘を教養あるレディーに仕上げてみようと思います。この中で演奏される主題曲、踊り明かそうは甘くメロディアスで流麗な曲になっています。アンドレ・プレビンとシェリー・マンの演奏でそれぞれ「踊り明かそう」を聴きました。
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続いては、「CHARADE」から「Charade(メンイテーマ)」をサウンド・トラックで聴きました。ヘンリー・マンシーニの傑作中の傑作といわれている曲です。走る列車から男の死体が投げ捨てられます。その男の持っていた大金を目当てに未亡人にさまざまな謎の男たちが近づいてきます。見せ場がふんだんにあるスリラー・コメディー映画です。
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次は、「Breakfast at Tiffany`s」から「Moon RiverとBreakfast at Tiffany`s」を聴きました。上品で華麗なロマンティズム一杯の主題曲ムーン・リバーは作曲家ヘンリー・マンシーニの名前を世界的に広めました。真実の幸せを摑むためには自分が縛られること恐れてはならないと気付くまでの粋で都会風俗的な映画になっています。
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ヘップ・バーンの最後は、「Funny Face」から「Bonjour,Parisと`S Wondful」を聴きました。ボンジュール・パリではヘップバーン、フレッド・アステア、カイ・トンプソンの元気なコーラスが聴きものです。ジョージ・ガーシュインの曲ス・ワンダフルではヘップバーンとアステアの歌と見えないですが踊りです。邦題では「パリの恋人」になっていたと思います。パリの名所(凱旋門、サン・ラザール駅構内、オペラ座など)をパックにハイ・センスなミュージカル映画でした。
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男優は、ジョン・ウェインの「The ALAMO」から「The Green Leaves of Summer(The Brothers Four)」で聴きました。ジョン・ウェイン自ら製作・監督し西部開拓史を全員戦死という血で綴った大事件「アラモ死の砦」を完璧に再現した映画です。砦内の女性が解放される際に流れるこの曲は忘れられないものになっています。
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続いては、「HATARI!」から「Hatari(主題曲)とBaby Elephant Walk」を聴きました。オスカーを受賞したヘンリー・マンシーニのモダンな音楽がアフリカの動物たちを捕えることを職業ちするジョン・ウェイン他ハンター達やサイ・小像などの動物の生態を描いています。
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ミュージカルは、ウェスト・サイド物語から「TONIGHT」をアンドレ・プレビン・トリオとオスカー・ピーターソン・トリオで聴きました。プレピン・トリオの演奏は映画の情景にあったものになっていますが、ピーターソン・トリオの方はしっかりとジャズ曲になっています。ジェット組とシャーク組の二つの愚連隊(死後?)はいつも激しく対立していて兄も恋人も殺されたマリアの悲しい叫びが対立を解消させたようです。ジーンズの若者の群舞いの迫力は従来のミュージカルでは考えられなかった演出でした。1961年のアカデミー賞10部門の受賞と、ジョージ・チャキリスが助演男優賞を獲得しました。
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アクション映画からは、「JAMES BOND 007 CASINO ROYALE」から「CASINO ROYALEをハープ・アルパートとティファナ・ブラスで、LOOK OF LOVEをダスティ・スプリングフィルドで」を聴きました。バート・バカラックの曲がショーン・コネリーの007アクション映画とは一味違う喜劇性の強い映画にジャスト・フィットしています。ロシアのスパイが全ヨーロッパ労働組合の経理を一手に収めていたのですが、労組の大金を使い込みしてしまったので、その穴埋めにカジノ賭博で一気に稼ごうとしますが、この時をねらってこのスパイを叩いてヨーロッパから敵(ロシア側)の勢力を一掃しようとイギリス情報部にピーター・セラー他スパイたちが集結します。さて、どうなるのでしょうか。
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次回は、アート・ブレイキーですのでボリューム・アップして聴きましょう。
posted by みのさん at 15:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブな部屋