2014年08月25日

マランツの交代

夏のハイシーズンもようやく終わりほっと一息つけるようになりましたが、変な虫が騒ぎだして急きょライブな部屋のプリ・アンプを交代してしまいました。
デットな部屋ではトーレンス124及び2トラックオープンデッキ用としていたマランツ7Tをライブな部屋に運び込んだのです。
2014_08_25_9999_2.JPG
ウェルテイパート・アマデウスにグラド・プラチナム1カートリッジ、リンデマンSACDプレーヤー、2トラックオープンデッキ用として新体制を組みました。
マランツ7Tは1965年に製造開始されたアンプですがマランツ7の回路構成等とは同一となっていて真空管のソケットにフェアチャイルド製ゲルマニウム型トランジスタが差し込んであります。真空管よりも残響ノイズの点で有利になっています。
また、このイコライザーがとても良く高出力型カートリッジの性能をうまく引き出す優れものです。
しかしながら、設置を含めて気難しいかったりするので気合を入れなければいけません。
まず、フォノ・ケーブルをウェスタン・ケーブルからシールドされているベルデンの3芯ケーブルにしました。これは、ウェスタンですとアース・ノイズを拾ってしまい音楽の邪魔になってしまうからです。シールド線は使用したくないのですが止むをえません。
次には、足をローゼンクランツとゴム、耐震シートを重ねて3点支持にしました。宙に浮かすような設置方法です。
なお、アンプの天板に錘をおいてはいけません。音が締まってしまいふくよかさがスポイルされてしまいます。
さらに、電源は115−120Vでなければいけません。

こんな調子でセットしてマッキントッシュMC2102パワーアンプをとおしてマッキントッシュ22スピーカーで最初に聴いたのは、ロックのてんどう入りしたリンダ・ロンシュタットのアルバム「フォー・センチメンタル・リーズンズ」B面最終曲のラウンド・ミッドナイト。曲の始まりの前に指揮者のネルソン・リドルと思いますが1、2、3、4と楽団たちに声をかけますが鮮明に聞こえてきます。ネンソン・リドルはこのアルバムの完成を待たず他界してしまいますので何とも神妙になってしまいます。
2014_08_25_9999.jpg切り抜き.jpg
巷ではマランツとマッキンの相性はあまり良くないのではないかとありますが、以前、マッキンのMC275とでJBL4344を聴いていましたがとても相性が良かったので思った通りでした。
以外なのですがCD、SACDも音楽性豊かに奏でてくれるのには驚きを隠せません。
ところで、マランツの3600プリは如何したかというとデットな部屋にいってトーレンス124を元気に鳴らしています。
今度こそゆったり音楽鑑賞できるといいなぁ。




posted by みのさん at 15:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブな部屋

2014年07月14日

アマデウスのフォノ・ケーブル

どんより曇り空のすっきりしない天気の今日。
気になっていたライブな部屋に設置してあるウェルテンバード・アマデウスG.T.A、アナログ・プレーヤーのフォノ・ケーブル。
つい最近、既製品のオーディオクラフトからベルデンの3芯ケーブルに交代したばかりなのだが、どうもシックリこなかった。シックリしない原因はこのところの湿気なのかと思ったりしていたが、自分を騙すのは止めることにした。
そこで取り出したのは1950年代初期に製作された22AWG(0.643mm)のウェスタン・ケーブル。銅線に錫メッキされ被服は絹で織ってある手のかかったもの。
ロジウム・メッキされたRCA端子に無半田で留める。線が中太なので苦労はない。
問題は、アース線だ。今回は大奮発して同じ太さのウェスタン・ケーブル、しかも、銅線に錫メッキまでは同じだが錫メッキの上に紫エナメルがされているより手のかかっているものだ。さらに、これをバナナ端子に銀半田して完璧を狙ってみた。
出てきた音は狙った通りでもやもやしていた気分がシックリ・スッキリした。
聴いたアナログ・レコードはこれ。
エテルナの豪華な演奏布陣の演奏。
2014_07_14_9999_25.jpg切り抜き.jpg
フィリップスのモーツァルト。
2014_07_14_9999_29.jpg切り抜き.jpg
チャイコフスキーは日本盤で。
2014_07_14_9999_31.jpg切り抜き.jpg
今日の「惑星」。やっぱり木星と土星になってしまった。
2014_07_14_9999_32.jpg切り抜き.jpg

ところで、白馬村長選の結果だが、なんとたった3票差で新人が勝った。前代未聞で誤差の範囲といえる票差で何かスッキリしないなあ。


posted by みのさん at 17:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブな部屋

2014年02月11日

ヒューズ

先週の土曜から日曜にかけて各地で雪降りになり高速道路の通行止めなど混乱が続いています。
白馬では40〜50p程の降雪があり除雪車が出動しましたが何んとか普通に生活できましたし、昨日と今日はほぼ晴天と絶好の微風のスキー日和になっています。
ところで、MC2102の真空管の全交換の効果は徐々にですが現れてきています。あと2か月もすれば美味しいサウンドになる予定でその後5年間位は楽しめると目論んでいます。
そして最後の切り札として注文しておいたヒューズ管が到着しましたので早速入替します。
2014_02_11_9999_4切り抜き.jpg
真空管と同類の管ですが現行のガラス管からセラミック管への変更になります。
20o、250V、8A の規格はおなじですが、キャップ部分は銅合金にダイレクト・ロジウム・メッキ処理をしてあり、セラミック管による制振効果があります。また、導体は低誘導性銅合金になっていて全てに非磁性体を使用しています。さらにクライオ処理されていて電導効率が向上しています。
このヒューズもエイジングに暫らくの時間が必要になります。
注意することは、このヒューズは特にそうなのですが方向性がありますので前回の経験からヒューズの印字方向とは逆に挿入します。
試聴は芸能山城組の「輪廻交響楽」です。
2014_02_11_9999_9切り抜き.jpg
今回は敢えてCDを選びました。このアルバムはアナログの後にCD化したものですが、CD作成当時に山城組組長が期待に胸膨らませて再生したところ、あまりにも貧弱な音にガッカリしてしまったとの話が残っています。本来は頭の上を音が廻ったりして「恐山」を凌ぐサウンドになります。
今回のセラミック管ヒューズは期待以上でした。新調した真空管との相乗効果からか過去最高のサウンドがXRTから放たれました。
2014_02_11_9999_10切り抜き.jpg
これから何処まで良くなるのか、MC2102がどこまで期待に応えてくれるのか楽しみです。
ところで、エレクトリに修理とメンテナンスを依頼しましたが、ヒューズ1個の部品代が1,000円になっていました。
2014_02_11_9999_7切り抜き.jpg
ヤフーショッピングでは2個入りで113円でしたし、クライオ処理されたものでも1個1,000円程度です。技術料が高いうえに20倍近い部品代とは恐れ入谷の鬼子母神です。

posted by みのさん at 16:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブな部屋

2014年02月04日

真空管

秋杜の会当日に2年連続して故障してしまったメイン・アンプのマッキントッシュMC2102ですが、エレクトリに修理を依頼し2か月以上かかって1月中旬に戻ってきました。いろいろと点検した結果、故障はパワースイッチでその交換が必要となり本国のアメリカからの部品取り寄せになったため時間がかかってしまったとのことでした。
マッキントッシュが入院していた最中はスレッショルドに代役してもらっていましたがMC2102をはるかに凌駕する良い音を奏でてくれました。まるで忘れられては困ると自己主張しているようでした。
復帰したMC2102をセットして聴くと相変わらず真空管らしい、マッキントッシュらしい音なのですがスレツショルドのトランジスタ・アンプの冴えた音に聴き馴染んだ体には少し淋しいのが本音です。
そこでこの機会にやり残していたことを実行することにしました。
真空管の交換がまだ残っていたのです。
MC2102で使用されている真空管は、チャンネル毎に3極管12AX7をバランス入力に1本、電圧増幅・位相反転に1本の計2本。同じ3極管12AT7をプッシュブルのブートストラップ電圧増幅に1本、4本の出力管KT88/6550のプッシュブルカソードフォロワーとして1本の計2本。KT88の出力管はパラレル・プッシュブルになっています。両チャンネルに12AX7を4本、12AT7を4本、KT88/6550を8本の豪華な布陣となります。
このMC2102の純正管は全てマッキントッシュのマークがはいったロシア製です。
この純正管の全交換は、予てから電源ケーブルと同様に純正管に問題があると思っていましたので楽しみにとっておきました。
修理から戻ってきたこの機をとらえて決行します。
12AX7にはMullardの4本マッチドを、
2014_02_04_9999_2.JPG
12AT7にはJJのゴールド・ピン・タイプの4本マッチドを、
2014_02_04_9999_4.JPG
KT88にはゴールド・ライオン復刻版の8本マッチドを、
2014_02_04_9999.JPG
それぞれ実装しました。
この真空管の選定・交換でスレッショルドを凌駕する音を目指しています。
また、MC2102の潜在能力の高さを実感したいともおもっています。
エージングに相当な時間が必要ですが、これから当分の間は刻々と変化していく音に興味津々です。


posted by みのさん at 15:54| Comment(2) | TrackBack(0) | ライブな部屋

2013年12月18日

アナログ・レコード鑑賞会69(エラ・フィッツジェラルド)

今年最後になります鑑賞会はジャズ・シンガーの誉れ高い THE FIRST LADY of Jazz ことエラ・フィッツジェラルドを聴きました。多くのグラミー賞の受賞歴と3大学において名誉博士号を授与されていることからみても女性トップボーカリストの一人であることは間違いありません。
エラ・フィッツジェラルドの歌声は可愛いスイング感としっとりとしたバラード感が絶妙です。
数多くのレコードが存在しますが今回は代表的なものと思うものを集めてみました。
イメディアのプレーヤーに自作ベルデンのシールド・フォノケーブルをセットしてスレッショルドのパワー・アンプで良くスィングする歌声を聴くことにしました。

最初は、デッカ・レコード時代のオムニバス盤から1947〜1955年の録音『@THAT`S MY DESIREAAN EMPTY BALLROOMBMY ONE AND ONLY LOVE』を聴きました。30才を越えたころでさえエラ・フィッツジェラルドの歌唱は既に完成されているようです。
2013_12_17_9999_6切り抜き.jpg

続いては、デッカ・レコードから新興バーブ・レコードに移籍した1956年にジャズ・キングのルイ・アームストロングと共演したアルバム ELLA AND LOUIS から『@MOONLIGHT IN VERMONTAAPRIL IN PARISBTENDERLYCA FOGGY DAYDSTARS FELL ON ALABAMA』を聴きました。バックの演奏はオスカー・ピーターソン・カルテット(オスカー・ピーターソンのピアノ、ハーブ・エリスのギター、レイ・ブラウンのベース、バディ・リッチのドラムス)ですのでとても楽しいアルバムになっています。
2013_12_17_9999_4切り抜き.jpg

次は、1956〜1964年にかけて著名な作詞・作曲者を取り上げ8枚のアルバムを作成し成功を収めたなかから1956年の THE RODGERS AND HART SONG BOOK Vol.2 から『@BLUE MOONAMY FUNNY VALENTINE』を聴きました。このレコードは名曲もさることながら高音質ですのでお勧めです。
2013_12_17_9999_5切り抜き.jpg

続いて、同シリーズの1958〜59年に録音された GEORGE AND IRA GERSHWIN SONG BOOK から『@BUT NOT FOR MEA`S WONDERFULBTHE MAN I LOVE』を聴きました。このアルバム録音は53曲にも及び5枚のアルバムに収められています。フランスの具象画家ベルナール・ブュッフェの絵とネンソン・リドルのアレンジと演奏が秀逸です。
2013_12_17_9999切り抜き.jpg

次は、コロンビア映画「LET NO MAN WRITE MY EPITAPH」に収められたエラ・フィッツジェラルドの弾き語り演奏から『@BLACK COFFEEAANGEL EYESBSEPTEMBER SONG』を聴きました。このBLACK COFFEE はペギー・リーを抑えて私の一押しになります。また、全編ともに素晴らしい演奏でお勧めします。
2013_12_17_9999_9切り抜き.jpg

続いては、ステレオの高音質盤 Clap Hands, Here Comes Charlie から『@Night In TunisiaACry Me A RiverBClap Hands』を聴きました。可愛いエラ・フィッツジェラルドの真骨頂といえるアルバムになっています。
2013_12_17_9999_1切り抜き.jpg

次は、デューク・エリントン楽団との共演アルバム ella at duke`s place から『@AZUREACOTTON TAIL』を聴きました。まるでエリントン楽団の専属歌手のように打ち解けて唄っています。唄も演奏も一級品です。何故かエラ・フィッツジェラルドの髪がストレートになっていますが。
2013_12_17_9999_8切り抜き.jpg

最後は、エラ・フィッツジェラルドの最高傑作といわれている MACK THE KNIFE Ella in Berlin から『@MISTYASUMMERTIMEBMACK THE KNIFECGONE WITH THE EIND』を聴きました。このライブアルバムは観衆も尋常ではありません。エラ・フィッツジェラルドがノリ乗りに歌唱していますのでこちらも乗ってしまいました。最後は「風とともに去りぬ」で終演にしました。
2013_12_17_9999_3切り抜き.jpg

鑑賞会は繁忙季のため当分お休みになります。


posted by みのさん at 18:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブな部屋

2013年11月24日

CD鑑賞会26(坂本九)

2013_11_20_9999_9きゅう.jpg
ニキビの中に顔がある爽やかな笑顔が印象的な坂本九でしたが、44歳の若さで1985年の日航機事故で亡くなってからいつの間にか28年の歳月が過ぎてしまいました。
「九ちゃん」の愛称で親しまれていた歌は、悲しい歌でありながら明るく、例え世の中などが暗く沈んでいる時にでも明るい元気を振り撒いていました。お陰で勇気をもらった人々が多かったのだと思います。
2013_11_20_9999_13きゅう.jpg
今回は、九ちゃんのデビュー曲から1985年の最後のシングルになってしまった曲まで主だったものをできる限り多く聴くことにしました。
リンデマンのCDプレーヤーで明るい九ちゃんに元気を一杯もらいたいと思います。

2013_11_20_9999_10きゅう.jpg
○シングル・コレクション1から
・題名のない唄だけど 
 1959年ドリフターズからパラダイスキングに移籍したダニー飯田の作詞・作曲によるビクター・レコードからのデビュー曲です。
・悲しき60才
 1960年テレビによってお茶の間のアイドルになりました。
・ビキニスタイルのお嬢さん
 同年、ロカビリー歌手として第3回日劇ウエスタン・カーニバルに初出場しました。
・ステキなタイミング
 ジミー・ジョーンズの全米ヒット曲をカヴァーしました。トランジスタラジオや安価なゲルマニウムラジオから毎日のようにながれてきました。
・GIブルース
 1961年のエルビス・プレスリーに憧れていた九ちゃんのカヴァー曲。ジャズ喫茶でもプレスリーを唄っていました。
・九ちゃんのズンタタッタ
 青島幸男の作詞・作曲でストーリーのある楽しい歌です。
・おんぼろ汽車ポッポ
 パラキンの佐野修、増田多夢とのコミカルな曲。
・カレンダーガール
 この曲もカヴァーですがまるで九ちゃんの曲のようです。
・九ちゃん音頭
 「それが浮き世と云うものさ」の歌詞は流行語になりました。
・何処かでだれかが
 初めての坂本九のソロになるスロー・バラードの曲。甘く切ない歌声が女性の大人気となりました。
・上を向いて歩こう
 NHK TV「夢であいましょう」10〜11月の歌。1963年に「スキヤキ」の曲名で全米第1位ヒットになりました。
・あの娘の名前はなんてかな
 大人気になつた「上を向いて歩こう」を臨時発売するに当たってB面にいれるため急遽作ることになり永六輔が身近な女性の名前を織り込んだものです。六輔夫人、渡辺プロ社長夫人やコンビの森山加代子などの名前が出てきます。
・戦場に陽は落ちて
 1962年のツイストが流行り、ロックン・ロール全盛期の中、静かな反戦歌がティーン・エイジの心を動かしました。
・もう一人のボク
 誰にでもある人間の二面性を唄ったものです。
・初めてのラブレター
 中学生や高校生の淡い想いを唄ったもの。後の「夜のヒット・スタジオ」の司会者前田武彦が作詞しました。
・ボクの星
 松竹映画「九ちゃん音頭」の主題歌としてつくられました。作詞はその後「男はつらいよ」シリーズの山田洋次監督です。
・一人ぼっちの二人
 日活映画「一人ぼっちの二人」主題歌、六輔・八大・九のコンビで大当たりしました。
・見上げてごらん夜の星を
 1963年の創作ミュージカル「見上げてごらん夜の星を」主題歌。定時制高校生と同じ机を使う昼間部生との触れ合いをミュージカルの舞台にしたものです。
全18曲

2013_11_20_9999_11きゅう.jpg
○シングル・コレクション2から
・明日があるさ
 日本TV「夢を育てよう」の主題歌。テレビを見ながらステップを真似して踊った人が多かったのですが私もその一人でした。 
・夢を育てよう
 「夢を育てよう」のエンディング曲。「明日があるさ」とのこの2曲は両方ともA面として発売されて文化放送のベストテン番組の1位、2位を独占しました。
・幸せなら手をたたこう
 1964年に発売され、九ちゃんの暖かい歌声とともに盛り上り拾い世代でヒットしました。
・サヨナラ東京
 東京オリンピックのこの年海外からの選手団、観光客にむけて作った演歌です。ポップスとこれまでの日本的メロディの融合が新鮮でした。
・夜明けの唄
 NTV連続ドラマ「ぼうや」の挿入歌。岸洋子の持ち歌と思われてしまいますが九ちゃんの歌でもあります。
・ともだち
 1965年の「あゆみの箱チャリティ・ショー・テーマ曲」として身体の不自由な子供たちを励ます歌としてつくられました。
・涙くんさよなら
 この曲は「夜明けの唄」と同様に競作でしたが、ジョニー・ティロットソンの片言日本語の方がヒットしました。
・僕と今夜
 NHK TV「夢であいましょう」5月の歌。
・下町の青春
 1966年のNETテレビ 今井正アワー「下町の青春」主題歌。
・ジェンカ
 人気テレビバラエティ「九ちゃん」で九ちゃんのステップに全員が肩に手を乗せて足をふみ揃えて歌い踊られて大ヒットしました。
・街角の歌
 1967年の松竹映画「九ちゃんのでっかい夢」挿入歌。監督は山田洋次です。
・世界の国からこんにちわ
 1970年の万国博のイベント広場などのショウでのオープニング曲として歌われました。
・これが青春
 NHK TV「音楽の花ひらく」のオープニング・テーマ・ソングでした。
・さよなら さよなら
 坂本九ショウのラスト・ソングによく唄われました。
・エンピツが一本
 世界を駆け巡る国際記者・大森実の姿を描いた曲です。エンピツ1本だけで世界を動かすことができるといった意味をもつメッセージ・ソングです。
全15曲

2013_11_20_9999_12きゅう.jpg
○シングル・コレクション3
・若者たち
 1968年に同名テレビ・ドラマの主題歌としてブロード・サイド・フォーが唄いヒットしましたが、何時しか聞かれなくなり、次の世代に歌い継ごうと九ちゃんがレコーディングしました。
・コングラチュレーションズ
 久しぶりの洋楽のカヴァー曲。「ブラジル・ポピュラー音楽祭」に入賞しました。
・白いラブレター
 1969年、作詞のヒロコ・ムトーはまだ何色にも染まっていない「白」を青春に置き換えました。
・この世のある限り
 1971年、大阪万博も終わりショウのオープニング曲が「世界の国からこんにちわ」からこの曲になりました。また、女優柏木由紀子へのラブ・ソングであるとも言われました。
・銀座の夜
 大銀座まつりイメージ・ソングで詩が演歌調で曲がポップ調の都会的演歌でした。
・夜も昼も
 1973年、TBS TV「まんまる四角」連続ドラマの主題歌。脚本は藤本義一が担当しました。
・夕焼けの空
 NHK TV「新・八犬伝」主題歌。九ちゃん独特の七五調の語りと辻村ジュサブロウの人形デザインによる人形劇が子供たちを興奮させました。
・何かいいことありそうな
 1976年、STV「サンデー九」のテーマ・ソング。札幌テレビで毎週日曜日に462回放送されました。
・親父
 1982年待ちに待ってやっと発売された坂本九自作の曲です。小規模なライブ・ハウスで感動を与えました。
・おとなの童話
 1983年、XQS(エクスキューズ)という覆面歌手として「ぶっちぎりNO文句」を唄ったが、この曲はB面なのでテレビで歌われたことはありません。ブルーコメッツの井上大輔作曲によるとても品の良い大人のラブ・ソングになっています。
・懐かしきラブ・ソング
 1985年、東芝EMIからファン・ハウスへの移籍後初のシングルレコードですが最後のレコードになってしまいました。NHKの「古賀政男記念音楽賞」の入賞曲として各地への出演のため飛びまわっていた矢先の事故でした。最近は司会ばかりで歌を唄わなかったとのことから「昔は歌手」と揶揄されていましたが、レコード会社の移籍で歌手の復活をめざしていた九ちゃんでしたが道半ばで逝ってしまいました。しかしながら数々の歌は永九に不滅です。
・心の瞳
 「懐かしきラブ・ソング」のB面としてリリースされましたが、「坂本九 音楽葬」の際に父のア・カペラのテープに合せてピアノを弾く娘2人の姿に多くの犠牲者をだした事故の痛ましさがこみあげました。
全12曲

次回の高橋アキは所要のため中止します。
次々回はマンハッタン・ジャズ・クインテットです。
posted by みのさん at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブな部屋

2013年11月15日

アナログ・レコード鑑賞会68(シドニー・ベシェ)

二日間降り続いた小雪は一段落したものの冷え込みのなか久しぶりアナログ鑑賞会になりました。
今回の鑑賞会はジャズ創世期に華々しい活躍をしたクラリネット、ソプラノ・サックス奏者のシドニー・ベシェを聴きました。シドニー・ベシェの演奏はデューク・エリントンなどの共演者のみならずジョニー・ホッジス、ジョン・コルトレーンなどジャズの歴史の中で多くのジャズメンに大きな影響を与えています。クラリネットより音の大きいソプラノ・サックスを好んで演奏したそうですが音量もさることながら哀愁に満ちた音色の魅力は唯一無二だとおもいます。ルイ・アームストロングと同世代のためか人気のてんでは影が薄いようですがジャズの演奏においては一歩もひけを取るものではありません。
ライブな部屋はパワー・アンプをマッキントッシュの真空管からスレッショルド4000カスタムのトランジスタに変更しました。30年以上前に製造された古いパワー・アンプですが、シドニー・ベシェ同様に哀愁と切れのある音は今を持って色あせることはありません。

最初は、1939〜1940年に録音されたブルー・ノート7002『SIDNEY BECHET JAZZ CLASSICS VOL1』から「@SUMMERTIMEADEAR OLD SOUTHLANDBBLUE HORIZON」を聴きました。このアルバムは元々SP盤の音源を10インチLP盤にオムニバスしたものです。@のサマー・タイムはブルー・ノート・レコードの初ヒットとなった歴史的な演奏です。聴く者のこころを揺さぶるジャズ演奏のなかでも突出した名演だと思います。Aはベシェの逞しい演奏が聴けます。Bはクラリネットデでの演奏になっています。
2013_11_15_9999切り抜き.jpg

続いては、1944〜1945年の同じブルーノート7003『SIDNEY BECHET JAZZ CLASSICS VOL2』から「@ST. LOUIS BLUESAHIGH SOCIETYBBLUES FOR TOMMY LADNIER」を聴きました。このアルバムはVOL.1の続編になりますが、Bのシドニー・ド・パリス、ビック・ディッケンソンが加わった日の演奏は同じデキシー・スタイルの演奏にスイング感が増幅されて楽しい演奏になっています。
2013_11_15_9999_3切り抜き.jpg
この2枚のブルー・ノート10インチ盤は我が家では家宝となっています。

次は、12インチ盤ブルーノート1201『SIDNEY BECHET JAZZ CLASSICS WITH BUNK JOHNSON SIDNEY DE PARIS VOL1』から「@MILENBERG JOYADAYS BEYOND RECALLBBLAME IT ON THE BLUES」を聴きました。このアルバムは10インチのVOL.1全曲とブルー・ノート10インチ盤7008のA面3曲とB面1曲をカップリングして12インチ化したものです。伝説的なトランペッターであるバンク・ジョンソンとシドニー・ベシェの唯一の歴史的競演のスタジオ録音になっています。
2013_11_15_9999_6切り抜き.jpg

続いては、12インチ盤ブルーノート1203『SIDNEY BECHET JAZZ CLASSICS WITH WILD BILL DAVISON AND ART HODES VOL1』から「@ST. JAMES INFIRMARYAMEMPHIS BLUESBSISTER KATE」を聴きました。このアルバムはブルー・ノート10インチ盤の7001と7005から12曲を収録しています。コルネット奏者のワイルト・ビル・デビソンとシドニー・ベシェの共演は迫力ある演奏が聴けました。
2013_11_15_9999_7切り抜き.jpg

次は、1953年録音のSTORYVILLE10インチ盤『SIDNEY BECHET JAZZ AT STORYVILL VOL1』から「@C JAM BLUESALADY BE GOODBJAZZ ME BLUES」を聴きました。このアルバムはヴック・デッケンソンのピアノ・トリオとの共演で古いトラディショナル・スタンダード曲の演奏でボストンのクラブ・ストリービルでのライブ録音になっています。面白いことにストリー・ビル・レコードのオーナー・ジョージ・ウィーンがピアノ演奏で演奏に参加しています。シドニー・ベシェはこの直前までブルー・ノート・レコードに所属していましたが心機一転した所為か伸び伸びとした寛いだ演奏になっています。
2013_11_15_9999_4切り抜き.jpg

最後は、同じ1953年録音のSTORYVILLE10インチ盤『SIDNEY BECHET JAZZ AT STORYVILL VOL2』から「@BUGLE BLUESAINDIANABHONEYSUCKLE ROSE」を聴きました。クラブ・ストリービルはピアニストのジョージ・ウィーンがボストンに開業したもので、ウィーンはこの後ニュー・ポート・ジャズ祭などをプロデュースしてから世界各地にジャズ・フェステバルが開催されるようになりました。この
ライブアルバムはその転機となった記念すべき演奏集になります。
2013_11_15_9999_5切り抜き.jpg

外は寒いのですが心が温まる鑑賞会でした。
次週は、坂本 九をCDで聴く予定です。
posted by みのさん at 14:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブな部屋

2013年07月23日

CD鑑賞会24(カサンドラ・ウィルソン)

カサンドラ・ウィルソンは多種・多才な歌い方をするジャズ・シンガーだと思いました。ジャズとブルースは勿論のことポップ、ロック、ボサノバ、ファンク、ヒップ、フォークなどなど際限がありません。また、女性としてはとても低い音域の声質のためか説得力のあるボーカルを聴かせてくれます。デビューしたころはM−Base集団の一員としてジャズにアフリカ音楽などをとりいれて発展させる活動していましたがその範疇にも収まりきれないより広大な宇宙空間に入り込んでしまいました。M−BaseのMはマクロという意味で日本語では巨視的と訳されています。正に大極的な視野を基本にした創造的な音楽なのでしょう。余談ですが安曇野のジャズ喫茶M−Baseのネーミングはここからとったのだと思います。
カサンドラ・ウィルソンのボーカルをリンデマンのプレーヤーにリッツ線で作製したXLRケーブルを使用してキメの細かい再生を狙ってみました。

最初は、1988年の『BLUE SKIES』から「@SHALL WE DANCEAPOLKA DOTS AND MOONBEAMSBBLUE SKIES」を聴きました。このアルバムはデビューから3枚目のスタンダード集になっています。マルグリュー・ミラー・トリオの好演奏をバックに新しいスタンダード曲のようにブルージーにスウィングしていました。
2013_07_22_9999切り抜き.jpg

続いては、1993年の『BLUE LIGHT』から「@YOU DON`T KNOW WHAT LOVE ISABLACK CRAWBSANKOFACBLUE LIGHT`TIL DOWN」を聴きました。このアルバムはカサンドラ・ウィルソンの好きな歌と歌手の曲を集めたものになっています。デビュー前にギターでの弾き語りで歌っていたためか誇張感の無い素直な歌い方になっていました。ブルージーな歌声が美しく響きました。
2013_07_22_9999_1切り抜き.jpg

次は、1996年の『NEW MOON DAUGHTER』から「@STRANGE FRUITALOVE IS BLINDNESSBLAST TRAIN TO CLARKSVILLECMOON RIVER」を聴きました。このアルバム1曲目から凄いことになつています。何が凄いのかというと歌に吸い寄せられてしまうのです。タイトルのニュー・ムーンとは新月の真っ暗闇のことでここから病を治すことだそうですがドーターのカサンドラの新しい旅立ちを意味するのかは解りません。このアルバムで初のグラミー賞を獲得しました。
2013_07_22_9999_2切り抜き.jpg

4枚目は、1997年の『RENDEZVOUS』から「@OLD DEVIL MOONATENNESSEE WALTZBTER FOR TWOCCOME RAIN OR COME SHIN」を聴きました。このアルバムはジャッキー・テラソンとの連名になっていますが日本でのタイトルはなぜかテネシー・ワルツになっています。2人の歌と演奏の共演はスタンダードですが実に新鮮です。
2013_07_22_9999_5切りぬき.jpg

最後は、2002年の『BELLY OF THE SUN』から「@THE WEIGHTADARKNESS ON THE DELTABSHELTER FROM THE STORMCCORCOVADO」を聴きました。このアルバムはアメリカのルーツ・ミュージックを歌っています。カサンドラ・ウィルソンの古里ミシシッピーの肥沃なデルタ地域での地元ミュージシャンを含めての録音になっていますが特にAでは老ピアニスト、ルーガル・エイムズとのテュオはとても心温まる歌と演奏です。このアルバムでカサンドラ・ウィルソンは月から太陽に昇華しました。
2013_07_22_9999_6切り抜き.jpg

次回は、ヘンリー・マンシーニを予定しています。
なお、次回以降暫くの間は夏の繁忙期のためお休みします。
posted by みのさん at 11:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブな部屋

2013年07月07日

CD鑑賞会23(小澤征爾)

小澤征爾は日本人指揮者として世界的に成功した唯一人だと思います。1964年のシカゴ交響楽団をはじめとして1973年以降ボストン交響楽団の音楽監督を30年もの長きにわたって務めたり、日本人として初めてニューイヤー・コンサートをウィーン・フィル・ハーモニー管弦楽団で指揮し、その後ウィーン国立歌劇場の音楽監督を務めました。しかしながら日本国内では1962年のNHK交響楽団との亀裂から演奏会や録音が暫くの間ありませんでした。このためアメリカを本拠にしての演奏活動が長かったのですが1984年に恩師であった齋藤秀雄の没後10年に合せて世界中の齋藤門下生によるメモリアル・コンサートが開催され、この後サイトウ・キネン・オーケストラとなり音楽監督としての活動を開始しました。
N響事件は当時大きな社会問題になりましたが、N響楽団員が指揮者に対してボイコットしたことに対しては高慢なプライド意識がみてとれます。私的な経験ですが、ある大きな会場での送別会でのこと弦楽4重奏団が招かれて演奏を始めたところ彼方此方でおしゃべりが止みませんでした。すると演奏者の一人が立ちあがって言いました。「静かに演奏を聞いてくれないのなら止めます」。可笑しな話でこれは音で聴衆を惹きつけることができないのにも関わらずプライドばかり崇高な演奏者そのものだとその時思いました。最初の一音が素晴らしければ皆黙ってしまうものです。
今回は管球アンプでサイトウ・キネンを中心に緻密な演奏を再現したいとおもいます。

最初は、私の一押し1988年のオルフ/カルミナ・ブラーナをベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、晋友会合唱団、グルベローヴァのソプラノ、エイラーのテノール、ハンプソンのバス、ベルリン・シュターツ&どむ少年合唱団で全て聴きました。このアルバムではアマチュアの晋友会合唱団が素晴らしく独唱者を完全に凌駕してしまいました。この躍動感とリズムはフィリップスの録音と相まって醍醐味が堪能出来ました。
2013_07_07_9999切り抜き.jpg
次は、1991年にサイトウ・キネン・オーケストラが世界ツアーに行った際の録音で『ブラームス交響曲第3番 ヘ長調 作品90』から「第一楽章、第二楽章」を聴きました。スケールが大きく気迫のみちた感動的な演奏になっていました。
2013_07_07_9999_2切り抜き.jpg
続いては、1992年のサイトウ・キネン・オーケストラによる『モーツァルト ディヴェルティメント ニ長調 K.136』を聴きました。この曲は小澤征爾とサイトウ・キネンのメンバーの原点ともいえる曲になります。また齋藤秀雄の生涯最後に指揮した曲とのことですので自ずと入魂の演奏になりました。
2013_07_07_9999_4切り抜き.jpg
最後は1994年の同じサイトウ・キネン・オーケストラによる『リムスキー・コルサコフ スペイン奇想曲 作品34』を聴きました。このアルバムはサイトウ・キネン結成10周年、恩師齋藤秀雄没20周年の記念アルバムになります。個々のソリストの存在感を始めハープの吉野直子が加わり色彩感豊かな演奏でした。
2013_07_07_9999_3切り抜き.jpg
余談になりますが、今年も信州松本で開催されるサイトウ・キネン・フェステバルでは何んと小澤征爾とジャズピアニストだった大西順子のギグが実現することになりました。余裕があればぜひ聴きたいものです。

次回はコールマン・ホーキンスを予定しています。
posted by みのさん at 21:43| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブな部屋

2013年06月21日

CD鑑賞会22(ルービンシュタイン)

2013_06_21_9999_4切り抜き.jpg
アルトゥール・ルービンシュタインのピアノはやさしく、淀みのない流れのように演奏しているのでとてもリラックスできます。また、溢れる音楽の表情は力強いのですが力みは全く感じられないばかりかピアノで歌うがごとく憂いに満ちています。ベートーベンも良いのですが今回は同じポーランド出身のフレデリック・ショパンをCDで聴くことにしました。ルービンシュタインによって独自の世界のショパンの曲がより一層優麗に響きました。
このピアノを再生するためにリンデマンのプレーヤーに1930年代に製造されたシーメンスのリッツ線で作製したXLRケーブルを使用しました。憂鬱な響き具合が上手く再生できるとよいのですが。
2013_06_21_9999_1切り抜き.jpg
1.夜想曲(NOCTURNES)から「@第一番 変ロ短調 作品9の1 A第二番 変ホ長調 作品9の2 B第三番 ロ長調 作品9の3」を聞きました。この曲は1965年のイタリアでセルジオ・マルコトゥリーの録音です。@の演奏は初めて聞いた時にマイルス・デイビスのラウンド・ミッドナイトと同じ感動をしましたが現在も変わりません。Aは男女の甘い語らいと言われていますがそう思います。Bは秘めたる情熱が伝わってきました。
2.ワルツ(WALTZES)から「@第一番 変ホ長調 作品18 華麗なる大円舞曲A第六番 変ニ長調 作品64の2 子犬B第七番 嬰ハ短調 作品64の2」を聴きました。同じイタリアの1965年セルジオ・マルコトゥリーの録音です。@は円舞曲のなかでもっとも絢爛になっています。Aは子犬が自分の尻尾を追ってくるくる回っている姿をヒントにしたとのことです。B郷愁がとても魅力的でした。
2013_06_21_9999_2切り抜き.jpg
3.ポロネーズ(POLONAISES)から「@第三番 イ長調 作品40の1A第六番 変イ長調 作品53B第七番 幻想ポロネーズ 変イ長調 作品61」を聴きました。この曲は1964年ニューヨーク・カーネギーホールでの演奏で録音はアンソニー・サルバトーレです。@は軍隊ポロネーズですがショパンの愛国心が彷彿され行進曲のようです。Aは英雄ポロネーズで堂々としていました。Bショパン晩年の傑作といわれていますがショパンの幻想の世界が漂っていました。
4.バラード(BALLADES)から「@第一番 ト短調 作品23A第三番 変イ長調」を、続けて
5.スケルツォ(SCHERZOS)から「A第ニ番 変ロ短調 作品31」を聴きました。これは1959年ニューヨークのマンハッタン・センターで録音はジョン・クローフォードです。@はショパンの会心の曲とのことです。Aは甘美でありながら沈鬱な曲になっていました。
6.即興曲(IMPROMPTUS)から「@第三番 変ト長調 作品51A第四番 幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66」を聴きました。これは3.と同じカーネギー・ホールでの演奏です。@は柔らかく憂愁なショパンらしい曲になっていました。Aは魅力的でやるせなくなるほど悲しく優しい秀曲でした。
7.舟歌(BARCAROLLE) 作品60 、はルービンシュタインが初めて録音した曲ですがここでは1962年のニューヨーク・マンハッタン・センターでアンソニー・サルバトーレの論音です。ゴンドラに乗った若い二人の恋人がゆったりと揺れている様子が偲ばれました。
8.子守唄(BERCEUSE) 作品57 は1965年ですが舟歌と同じ場所と録音です。ポーランドの民謡がもとになっているようですが母親の子守唄のようです。
2013_06_21_9999_3切り抜き.jpg
9.マズルカ(MAZURKAS)から「@第五番 変ロ長調 作品7の1A第23番 ニ長調 作品33の2B第37番 変イ長調 作品59の2」を聴きました。この曲は1965年ニューヨーク・ウェブスター・ホールでの演奏でリチャード・ガードナーの録音です。@はもっとも陽気な曲になっています。Aはポーランドの若者が踊っている情景のようです。
10.幻想曲(FANTAISIE IN F MINOR) 作品49 を最後に聴きました。この曲はショパンの最高傑作曲とされていますが、神秘性のある幻想曲でした。
ルービンシュタインはショパンの内面性にまで表現できる数少ない偉大なピアニストに偽りはありませんでした。

次回は阿川泰子を予定しています。 


posted by みのさん at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブな部屋

2013年06月10日

CD鑑賞会21(ドーン・ランベス)

ジャズにもいろいろありますが古きあまり良くない時代に人々に一時の幸せを与え続けたのはスイング・ジャズです。ドーン・ランベスのボーカルはこの古き良きジャズを思い出させてくれました。オーストラリアの歌姫ジャネットの歌い方に似て暖かい温もりが伝わってきます。2004年のデビュー・アルバムが全米で話題になつたのも頷けます。
この暖かいボーカルを再生するために管球アンプとプレーヤーとしてリンデマンにバランス出力ケーブルをセットしました。 

最初は、2003年のデビュー・アルバム『Midnight Blue』から「@If I Were You AToo Marvelous For Word BI Saw Stars CMidnight Blue DSugar EGoodnight My Love」を聴きました。1930〜1940年代のジャズらしくクラリネットなどの楽器演奏が主体になっていてボーカルはソロ演奏の一つのように聴こえました。ビリー・ホリディやエラ・フィッツ・ジェラルドなどのボーカルとは歌い方は違っていますが良い演奏メンバーに囲まれて良い雰囲気になりました。まさに温故知新のスイング・ジャズが堪能できました。
2013_06_08_9649切り抜き.jpg

続いては、2008年のアルバム『Let`s Get Lost』から「@Let`s Get Lost AMy Blue Heaven BC`est Si Bon CGive Me The Simple Life DDeram man EBlue Room 」を聴きました。
このアルバムではウェスト・コーストのジャズ・メンによるビック・バンドでの演奏になっています。特にジェフ・ハミルトンのドラミングは何を演奏しても素晴らしいと思います。@はチェット・ベイカーの作品をカヴァー、Aは往年のジーン・オースティンのスタンダード、Bはサッチモのヒット曲、Cはスタンダード、Dはエラの名唱が有名です。ドーン・ランベスの唄と演奏は昨今の難しい技術優先の演奏者が自己満足しているジャズとは違い演奏者も聴衆も伴に楽しめる本当のジャズだと感じました。
2013_06_08_9650切り抜き.jpg

アルバムは現在2枚だけですが次のアルバムが何時リリースされるのか待ち望んでいます。
次回は、カラヤンを聴く予定です。
posted by みのさん at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブな部屋

2013年05月29日

CD鑑賞会20(ハリー・アレン)

ハリー・アレンのテナー・サックスは滑らかでかつふくよかにスィングします。一聴すると往年のレスター・ヤングを彷彿とさせスタン・ゲッツやズート・シムズの影響を程良く受けているようです。昨今のわざとらしい技巧とゴリゴリ感や名演奏をそのままコピーしている奏者が人気を博しているなかにあってハリー・アレンの演奏は聴く者に良い時代のジャズを思い出させてくれました。このためかアメリカ本国よりはヨーロッパでの人気が高い奏者です。
滑らかでふくよかなサウンドを堪能するためにリンデマンのCDプレーヤーに古き良き時代のケーブルで作製したバランス出しケーブルを装着してみました。
最初は、『ELLINGTON SONGS』から「@CジャムブルースAスイングしなけりゃ意味がないBA列車で行こう」を聴きました。バックは新進気鋭のビル・チャーラップ・トリオですので若いエネルギー感のある演奏になりました。Bは比較的ゆっくりとしたテンポで走っています。
2013_05_22_9368切り抜き.jpg

続いては、『WHEN I GROW TOO OLD TO DREAM』から「@夢みる頃を過ぎてもAナガサキ」を聴きました。レイ・ブラウンのベース、ジェフ・ハミルトンのドラムス、ハーブ・エリスのギターと名手との演奏は正に夢み心地になりました。Aは必聴に値する演奏です。
2013_05_22_9369切り抜き.jpg

次は、『DREAMER』から「@チェンジ・パートナーズAドリーマーBいそしぎ」を聴きました。このアルバムはストリングスをバックにボサノバでの演奏になっています。@はアービング・バーリンの曲、Aはジョビンの「夢みる人」、Bはジョニー・マンデルの有名曲、ですが、ハリー・アレンとボサノバはスタン・ゲッツ同様相性が抜群に良いと思いました。
2013_05_22_9370切り抜き.jpg

続いては、『COLE PORTER SONGBOOK』から「@君にこそ心ときめくA夜も昼もBビギン・ザ・ビギン」を聴きました。このアルバムは美しい名曲ぞろいでハリー・アレンと名手ベニー・グリーンのピアノとのデュオ演奏ですので聴きごたえ十分な演奏が楽しめました。しかしながらベニー・グリーンのピアノが饒舌すぎるキライがありました。
2013_05_22_9371切り抜き.jpg

次は、『I CAN SEE FOREVER』から「@波A黒いオルフェB思い出の夏」を聴きました。ここでは、2ギター、パーカッション、フルートに名手ロン・カーターのベース、グラディ・テイトのドラムスによるジャズ・ボサノバの演奏になっています。特にBの演奏は素晴らしい演奏でアート・ファーマーの堂曲の演奏に勝るとも劣らない名演だと思いました。さらにジャケットも秀逸だと思います。
2013_05_28_9549切り抜き.jpg

続いては、『I LOVE MANCINI』から「@ティファニーで朝食をAシャレードB酒とバラの日々」を聴きました。ヘンリー・マンシーニの有名曲をストリングスをバックに流麗にテナーが奏でます。このまま映画音楽にしても違和感は無いと思いました。
2013_05_22_9372切り抜き.jpg

最後に、『JUST YOU,JUST ME』から「@ユー・メイク・ミー・フィール・ソー・ヤングAジャスト・ユー,ジャスト・ミー」を聴きました。このアルバムはスコット・ハミルトンとの心温まる2テナーでの演奏ですがとてもよく似た音色になっています。このためかバトルではなくむしろ協同調されたすばらしい演奏になりました。
2013_05_22_9373切り抜き.jpg
気持ちの良い演奏が続いたのでだいぶ時間が延びてしまいました。

次回は、ホレス・シルバーを予定しています。
posted by みのさん at 12:11| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブな部屋

2013年03月29日

アナログ・レコード鑑賞会60(パティ・ペイジ)

寒暖の差が大きいこの頃ですが雪解け後の庭に雪割草や福寿草が咲きだしました。可愛い花ですので少しずつ庭の手入れしていくことになります。
2013_03_29_7585.JPG
2013_03_29_7581.JPG

24年度最後の鑑賞会はポピュラー音楽当世第一の女性歌手と紹介されることが多い Patti Page を聴きました。パティ・ペイジと言えば「テネシー・ワルツ」が余りにも有名ですがスタンダードやポップスの歌唱においても秀でています。誇張したところはなく歌詞と曲をとても大事にし良く聴きとれる発音で歌ってくれます。このため何んとなく唄っているようですが、実は一曲一曲とても用意周到に唄われていて破綻はありません。1950年代に女性歌手として最も多くのレコードを売り上げたそうですが然もありなんと納得してしまいます。
当世第一の女性歌手の歌唱を聴くためにマッキントッシュのアンプとスピーカーにお願いしました。

最初は、やっぱり1951年から52年にかけての大ヒット曲「テネシー・ワルツ」を聴くことにしました。アルバム『This is my song』から「@This is my song AThe Tennessee Waltz BCross Over The Bridge 」を聴きました。Aの曲は多くの録音が残っていますがここではパティ・ペイジの歌唱が多重録音になっています。Bはこの当時では珍しいビートのあるリズムでロックン・ロールのように唄っています。
2013_03_27_7544切り抜き.jpg

続いては、1954年から55年にかけて録音されましたパティ・ペイジの傑作アルバム『PAGE1〜4』を聴きました。ペイジ1から3までは主に1930年代の名曲が歌われています。ペイジ4だけは1951年から54年にペイジ自身のヒットした曲、1954年から55年当時の新曲、スタンダード曲になっています。
ペイジ1からは「@ゴースト・オブ・ア・チャンスA瞳は君ゆえにBアラバマに星落ちてC夕陽に赤い帆D月に願いを」を、ページ2からは「@君ほほえめばAロッキン・チェアBホエン・ユア・ラヴァー・ハズ・ゴーンCパラダイス」を、ペイジ3からは「@マイアミの月A嘘は罪B思い出のたねCブルー・ハワイD誰も奪えぬこの想い」を、ペイジ4からは「@涙のワルツAミスター・アンド・ミシシッピーBロンリー・ディズCハピネス・イズ・ア・シング・コールド・ジョー」を、それぞれ聴きました。ここでの丁寧な歌唱はパティ・ペイジの実力と個性と魅力が存分に堪能できるものになっています。さりげなく心をこめて唄ってくれました。
2013_03_27_7545切り抜き.jpg
2013_03_27_7546切り抜き.jpg
2013_03_27_7547切り抜き.jpg
2013_03_27_7548切り抜き.jpg

次は、1965年パティ・ペイジ最後のビルボードトップテンに入った曲「Hush,Hush,Sweet Charlotte」の入った同名のアルバムから「@Hush,Hush,Sweet Charlotte AThe Green Leaves Of Summer BBlack is The Color of My True Love`s Hair CDanny Boy」を聴きました。@は映画音楽ですが親しみのあるスタンダード曲はとても味わい深く響きました。
2013_03_27_7549切り抜き.jpg

最後は、4月を目の前に迎えている今の季節に因んだ曲集のアルバム『I`ll remember April』から「@It Look Like RAIN In Cherry Blossom Lane AI`ll remember April BApril Showers」を聴いて鑑賞会を終了しました。
2013_03_27_7550切り抜き.jpg

終始気持ちよい雰囲気での歌唱は唯一無二であり当世第一も決して誇張とはおもわれません。

新年度一回目の鑑賞会は4月3日に諏訪内晶子を予定しています。
posted by みのさん at 19:18| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブな部屋

2013年03月16日

CD鑑賞会17(寺井尚子)

今日の白馬は風が強く気温が高くなり雪解けが加速しました。そうした中、雪解けを待っていたかのようにスノー・ドロップが一番に白い花を咲かせました。
今回のCD鑑賞会は寺井尚子のバイオリンを聴きました。バイオリンはとても魅力的な音を奏でる楽器であるのは承知していましたが、それは主にクラシック音楽の場合が当てはまるように思っていました。ステファン・グラッペリのポピュラー音楽や少し変わったところではジプシー音楽で使用され哀愁を帯びた音楽を聴かせてくれましたが、寺井尚子はジャズの世界にバイオリンを持ち込んできたのでとても新鮮に響きました。何しろバイオリンがスィングするのは聴いたことがありませんでしたので、改めてバイオリンの魅力を再認識することになりました。このバイオリンの音色はやっぱりマッキントッシュの真空管アンプが良く似合います。

最初は、1998年のデビュー・アルバム『Thinking of You』から「@Stolen Moments A出会いBDonna Lee CI Love You Porgy 」を聴きました。このアルバムを聴けば誰でもバイオリンを見直すと思います。メロディーが愉しくスィングしたり歌を奏でました。
2013_03_13_7515切り抜き.jpg

続いては、1999年のセカンド・アルバム『PURE MOMENT』から「@Adios Nonino APure Moment BFragile CFirst Love」を聴きました。ここでは驚くほど多彩な音楽を演奏しています。@のピアソラ、Aは自作曲、Bのスティング、Cの宇多田ヒカル と、バイオリンに花が咲いたようです。
2013_03_13_7520切り抜き.jpg

次は、2000年のサード・アルバム『Princess T』から「@Beijos APrincess T BSt. Thomas」を聴きました。このアルバムはギタリストのリー・リトナーほかのメンバーによるロサンゼルスでの録音です。バックの演奏の素晴らしさもあって寺井尚子のバイオリンが弾けています。また、このアルバムの音はとても良いです。
2013_03_13_7518切り抜き.jpg

4枚目は、2001年の『LIVE』から「@Spain AStolen Moments BBlack Market」を聴きました。初のライブ・アルバムですが、リー・リトナーほかの Princess T のメンバーのツアー・ライブ演奏になっています。このライブ・アルバムも音がとても良いのですが、なんとエンジニアがPrincess T と同様ドン・マレーがわざわざ来日して担当していました。スリリングなライブ演奏が堪能できました。
2013_03_13_7519切り抜き.jpg

5枚目は、2001年の『All For You』から「@Agua de Beber(おいしい水)ALibertango BI Girasoli(ひまわり)」を聴きました。このアルバムではフランスのアコーディエン奏者リシャール・ガリアーノとのセッションになっています。このためか演奏がフランスの香りがしました。
2013_03_13_7517切り抜き.jpg

最後は、2003年の東芝EMIに移籍後の第1作『anthem』から「@過ぎ去りし日々A夢の終わりにB哀しみのミロンガCいつかどこかで」を聴きました。このアルバムはオリジナル曲が中心になっています。何故か中西俊博のバイオリンに似た音がでてきたりしています。このアルバムは日本ゴールド・ディスク大賞ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤー(邦楽部門)を受賞しました。
2013_03_13_7521切り抜き.jpg

個人的にですが、寺井尚子はジャズは勿論ですが、ジャンルには囚われない世界中の良い音楽を演奏するバイオリニストだと思います。
次回は年度最後の再来週になります。バティ・ペイジを予定しています。
posted by みのさん at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブな部屋

2013年03月01日

CD鑑賞会16(コニー・ドーヴァー)

今日の白馬は雨降りになりました。庭に積った雪がどんどん融けています。
3月になると慣例の八方尾根リーゼン・スラローム大会が開催されますが、昨年も雨降り後に開催されたことをおもいだしました。
今回の鑑賞会は天使の声、コニー・ドーヴァーを聴きました。
2013_02_28_7504切り抜き.jpg
コニー・ドーヴァーは、シンガー・ソング・ライターですが、アメリカの伝統的なフォーク・ソングを歌っています。19世紀の中頃にスコットランドやアイルランドから追われた多くの移民がアメリカに入植しました。この移民たちが持ち込んだ様々な音楽がフォーク・ソングになり、カントリー・ソングになっていきました。コニー・ドーヴァーはヴォーカリストであるとともにこのケルテック・ミュージック分野の研究者でもあります。また、普段は広大な放牧場で働いていますのでカウボーイ・ソングにも精通しているようです。このため、コニー・ドーヴァーの歌には西部開拓時代の喜怒哀楽が織り込まれているように思えます。加えて、自らこのアルバム・レーベルTaylor Park Music を持っていて企画・選曲・作詞・作曲・編曲・録音など全てに妥協のないアルバムを制作しています。このためか歌と同様に3年に1枚のペースといったゆったりとしたリリースになっています。
2013_02_28_7503切り抜き.jpg

天使の声の再生には雑音・騒音をさけなければいけませんので気を使います。リンデマンのプレーヤーからのアウトは1942年製作されたシーメンスのリッツ線を使用しバランス接続にしました。

最初は、1991年のファースト・アルバム『Somebody』から「@Somebody AThe Baron of Brackley BCantus CShenandoah」を聴きました。副題に songs of scotland,ireland and early america とあるようにケルト音楽とアメリカでの融合されたフォークやカントリーを伝説と研究にのっとり、大地にしっかり腰をそえて歌っています。哀愁感の溢れる歌声は心に響き渡りました。
2013_02_28_7499切り抜き.jpg

続いては、1994年のセカンド・アルバム『the wishing well』から「@In Aimsir Bhaint an Fheir(At Hay Cutting Time) ALaddie, Lie Near Me BWhere Shall I Go? (A Cowboy`s Hard Time) CThe Colorado Trail DThe Wishing Well」を聴きました。このアルバムではカウボーイ・ソングを中心にしたカントリー・ミュージックとケルティッシュ・ソングを少しばかり陽気に歌っています。アコースティックな響きのなかからアメリカの荒涼な乾いた大地が見えてくるかのようです。
2013_02_28_7500切り抜き.jpg

次は、1997年の3番目のアルバム『If Ever I Returns』から「@Fear an Bhata(The Boatman) ALady Keith`s Lament BPeggy and Soldier CLa Fontaine DMiss Lillian Williams」を聴きました。このアルバムは過去から伝承されてきた移民たちの物語を歌っています。南北戦争に駆り出された北軍の移民と南軍の移民が戦う悲惨なことがあったそうです。また一方では元気な女性が恋人を振り切って幌馬車隊で西に向かっていったなど勇敢果敢な歌もあります。
2013_02_28_7501切り抜き.jpg

最後は、2000年の4枚目のアルバム『The Border of Heaven』から「@The Blessing AI am Going to the West BLord Franklin CThe Water is Wide DWondrous LOve EWinter`s NightFThe Streets of Laredo」を聴きました。副題にCeltic Music on the American Frontier とありますがイギリス、アイルランド、スコットランドをルーツに持つ西部開拓時代に焦点が当てられています。膨大な移民が与えた文化の影響を改めて感じ取れました。このアルバムにはコニー・ドーヴァー自身による詳細な解説が書かれています。Bはコニー・ドーヴァーの作詞で「西部の台地に根をおろしてもう休むことにしよう。放浪の旅はもうたくさんだ。別れももうたくさんだ。ぼくは西部にいくよ。」とあります。Fはカウボーイ・ソングで別名に「瀕死のカウボーイ」、「若死にした船乗り」とかいくつものバリエーションがありますが一番有名なものは「St.James Hospital」でしょうか。この他にもイギリスを起源をもつバラードやフォーク・ソングを歌っています。
2013_02_28_7502切り抜き.jpg

全てのアルバムが懐かしい「心の中にある歌」のようでもあり天使の声が清らかに響きました。
次回は、ジャズを語る上で避けては通れないルイ・アームストロングです。

posted by みのさん at 18:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブな部屋

2013年02月14日

CD鑑賞会15(エリック・アレキサンダー)

昨日は大荒れの天気になりスキー場の多くのリフトが強風のため運休になりました。それでも除雪と雪かきはしっかりやっておかないと後から大変な事になりますので半日ほどかけて実施しました。
夕方からお天気は小康状態になりましたので予定どおりエリック・アレキサンダーのCD鑑賞会を開催しました。
エリック・アレキサンダーは1991年のモンク・コンペティションでジョシュア・レッドマンに次ぐ2位になり同年デビュー・アルバム「STRAIGHT UP」をリリースして注目されるようになりました。日本では輸入盤が口づてで評判になり記録的なセールスを記録するといったことからALFA JAZZからアルバムを出すことになりました。
エリック・アレキサンダーのテナー・サックスの魅力は往年のジャズ・トーンを彷彿とさせる大きな音と歌心でしょうか。奇をてらわないストレートなテナー演奏は一度衰退したジャズが戻ってきたかのように親しみを感じました。この芳醇なサックスをリンデマンのプレーヤーとマッキントッシュのパワー・アンプ、XTR22sスピーカーで再生しました。

最初は、1997年ALFA JAZZ からリリースされたセカンド・アルバム Heavy Hitters から「@Mr.Stitt AGuess I'll Hang My Tears Out To Dry BMaybe September 」を聴きました。このアルバムには、ハロルド・メイバーンのピアノ、ピーター・ワシントンのベース、ジョー・ファンズワースのドラムスによるワン・ホーン・クワァルテットの演奏ですが、録音等のエンジニアにはBNで著名になったルディ・バン・ゲルダーが担当しました。@はハロルド・メイバーンの作でソニー・スティットに捧げた曲ですがエリック・アレキサンダーのよどみないフレーズが聴きものです。Aはデクスター・ゴードンの曲でエリック・アレキサンダーとハロルド・メイバーンのデュオ演奏がたまりません。Bはテナーのバラード演奏に味わいがありました。
2013_02_14_7345切り抜き.jpg

続いては、Heavy Hitters の続編となる1998年リリースの Extra Innings から「@Extra Innings AA Nightingale Sang In Berkley Square BEdward Lee 」を聴きました。前作と同じメンバーで延長戦のタイトルどおりの熱い演奏が繰り広げられました。@ではエリック・アレキサンダーの熱が他のメンバーに乗り移ったかのように白熱しました。Aは一転してエリック・アレキサンダーの至極のバラード演奏が心に沁みました。Bはハロルド・メイバーンのピアノ演奏が主役になっています。
2013_02_14_7346切り抜き.jpg

次からはエリック・アレキサンダーが演奏に参加しているアルバムを聴きました。
最初は、2000年リリースされた YESTERDAYS、 Junior Mance Trio + 1 から「@WILLOW WEEP FOR ME(柳よ泣いておくれ)ACRY ME A RIVER BWHAT ARE YOU DOING THE REST OF YOUR LIFE(これからの人生)」を聴きました。グルーヴィーなジュニア・マンスのピアノとエリック・アレキサンダーのテナーが心地よい演奏を聴かせてくれました。Bは切なくなります。
2013_02_14_7349切り抜き.jpg

続いては、2001年の THE END OF A LOVE AFFAIR 、 One For All から「@The End Of A Love Affair(情事の終わり)AStolen Moments BCorcovado」を聴きました。このアルバムは特定のリーダーを持たない新進気鋭の若いミュージシャンのバンド、ワン・フォー・オールの日本デビュー・アルバムです。メンバーは、ジム・ロトンディのトランペット、スティーブ・デイビスのトロンボーン、エリック・アレキサンダーのテナー、デヴィット・ヘイゼルタインのピアノ、ピーター・ワシントンのベース、ジョー・ファンズワースのドラムスです。@は全員がソリストとして熱演しています。Aでは一転してクールな演奏になっています。Bはムーディーな演奏ですが、3管が交互に演奏していくアンサンブルが素晴らしいです。
2013_02_14_7350切り抜き.jpg

次は、2001年の KISS OF FIRE 、Harold Mabern Trio Special Guest Eric Alexander から「@How Insentitive ANancy BCheese Cake」を聴きました。気心知れたハロルド・メイバーンのリーダー・アルバムにゲストとしての参加ですが、どの曲もノリノリで息の合った演奏がより充実していて気持ち良く聴けました。
2013_02_14_7351切り抜き.jpg

続いて、2003年の IT'S PRIME TIME 、Joe Farnsworth から「@Sweet Poppa AOld Folks」を聴きました。このアルバムは、やはり気心しれたドラムスのジョー・ファンズワースの日本でのデビュー・アルバムです。@はベースがロン・カーターですが、ピアノにはハロルド・メイバーンが演奏しますので言わずと知れた気持ち良い演奏になっています。Aはピアノがデヴィット・ヘイゼルタインに代わりワン・フォー・オールの仲間同士ですので少しばかり知的な演奏になっています。それでもトロンボーンのカーティス・フラーが良い味をだしています。
2013_02_14_7353切り抜き.jpg

最後にエリック・アレキサンダーのリーダー・アルバムに戻ります。
2004年にリリースされた Gentle Ballads から「@The Midnight Sun Will Never Set ASoul Eyes BChelsea Bridge 」を聴きました。このアルバムはエリック・アレキサンダーのヴィーナス・レコード移籍後の初アルバムになります。ワン・ホーン・クワァルテットによる全編バラード演奏集になっています。ジャケットの評価はとにもかくにもエリック・アレキサンダーの魅力が満載されたこのアルバムはコルトレーンのバラードを超えたかも知れません。
2013_02_14_7354切り抜き.jpg

今回の鑑賞会全てのアルバムに登場するエリック・アレキサンダーは当然としてもドラムスのジョー・ファンズワースは凄いミュージシャンです。

次回は、荒井由実を聴く予定です。「私をスキーにつれてって」を思い出しましょう。

   


posted by みのさん at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブな部屋

2013年02月03日

CD鑑賞会14(綾戸智絵)

今回の鑑賞会は日本人離れしたとの形容がぴったりの綾戸智絵をCDで聴きました。
初めて聴いた時の印象はアメリカ人のゴスペル歌手が日本人の名前で歌っているのかと本当におもったものです。甥っ子は中学・高校とアメリカにいましたので英語のヒアリングには長けているですが綾戸智絵の歌を聴いて日本人とは思えないとも言っていました。この辺りから持って生まれた音感の鋭さと、英語の歌詞を一度日本語に置き換えてから英語で歌うこととは根本的に違う表現が出来るのだと思いました。

最初は、1998年4月録音の実質的なデビューアルバム FOR ALL WE KNOW から「@I ONLY HAVE EYES FOR YOU ABRIDGE OVER TROUBLED WATER BIN A MELLOW TONE CFOR ALL WE KNOW」を聴きました。このアルバムでは、秋山一将のギター、益田幹夫のピアノ、岡田勉、鈴木良雄のベース、日野元彦のドラムといった日本のジャズミュージシャンをバックに唄っていますが綾戸智絵のボーカルが浮き上がっています。ジャズ歌手として売り出しをはかったのではないかと推測されますが、ジャズの範疇には収まらないことを証明しているように思いました。ただし、一曲だけピアノで弾き語りをしているAは完成度は未熟と感じましたが心に響きました。
2013_02_02_7313切り抜き.jpg

続いては、同じ1998年10月録音のセカンド・アルバム YOUR SONGS から「@YOUR SONGS AOVER THE RAINBOW BWHAT A WONDERFULL WORLD CCAN`T BUY ME LOVE 」を聴きました。このアルバムでは川嶋哲郎のサックスを加えてスタンダードを唄っていますが、ここでもAのピアノの弾き語りが秀逸で他の曲では歌の表情が固く感じられました。
2013_02_02_7314切り抜き.jpg

次は、1999年のサード・アルバム LIFE から「@NEW YORK STATE OF MIND ABYE BYE BLACKBIRD BYOU'VE GOT A FRIEND CFEVER DLET IT BE」を聴きました。このアルバムから綾戸智絵のピアノやハモンド・オルガンでの弾き語りが中心に変わり、伸び伸びした歌唱に感激しました。特にBとDのパックに入る決して上手いとは言えないコーラスは温かみがあって感動モノです。このほかAでは珍しい日野元彦のタップ・ダンスとのデュオやCのベースとドラムとのトリオでは音楽の深さが味わえました。
2013_02_02_7315切り抜き.jpg

4枚目は、同様の1999年録音の friends から「@take me home, country roads Asuperstar Bain't no mountain hight enough Csentimental journey Del condor pasa」を聴きました。このアルバムでは一曲目から心に響きわたります。コーラスはゴスペルらしくなり綾戸智絵のボーカルとのレスポンス・コールもびったりです。川嶋哲郎のサックスもボーカルの音域にうまくマッチするようになりました。私は独断でこのアルバムをベストと思っています。
2013_02_02_7316切り抜き.jpg

5枚目は、2000年の LOVE から「@MOON RIVER ATHE END OF THE WORLD BDANNY BOY CLOVE」を聴きました。このアルバムはタイトルどおりLOVEをテーマしていて最後の曲Cは愛情溢れる歌になっています。しかしながらAの弾き語りは絶品の唄が聴こえてきました。心身ともに充実して弾んでいるようです。
2013_02_02_7317切り抜き.jpg

次にライブ・アルバムから2枚を聴きました。
一枚目は、2000年の LIVE! から「@AMAZING GRACE AHIS EYE IS ON THE SPARROW」を聴きました。小雪ちらつく札幌のホールで2000人の観客とともに@の曲から一体感を持って唄っているのが解ります。
2013_02_02_7319切り抜き.jpg

二枚目は翌年の2001年、NHKホールでの原信夫とシャープ&フラッツとのジョイント・コンサート LIVE!・U から「@YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO ATENNESSEE WALTZ BLOVER,COME BACK TO ME! CTAKE THE "A" TRAIN」を聴きました。このライブでは前田憲男の編曲も相まって初めて綾戸智絵がジャズを唄ったかのようです。Cでは全員ノリノリの大波・小波になって押し寄せてくるビック・バンドジャズにジャズ・ボーカルが花を添えました。だいぶ昔になりましたが原信夫とシャープ&フラッツの事務所でアルバイトしていたことがあり、その時の印象は何時もメンバーが和気あいあいとしていました。バンド・マスターの思いの表れは変わっていないことをここでも再確認できました。
2013_02_02_7318切り抜き.jpg

綾戸智絵の唄は深い悲しみを抱えていても笑顔を絶やさない今や日本人離れした日本的美女のようです。
次回は、バイオリンの千住真理子を予定しています。

posted by みのさん at 13:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブな部屋

2012年12月06日

アナログ・レコード鑑賞会55

寒い毎日が続きますが今回のアナログ鑑賞会はかぐや姫を聴きました。
かぐや姫はT期とU期に分かれますが、「よいどれかぐや姫」や「変調田原坂」などのコミック的な歌を唄うのがT期になり、以降解散までがU期になります。今回はU期のかぐや姫を聴くことにしました。
かぐや姫はとても不思議な3人グループです。南高節、山田パンタ゜、伊勢正三のそれぞれが作詞・作曲、リード・ボーカルを担当しています。1971年のデビューからレコードの売り上げはよくなかったのですがライブ演奏は大評判になりました。ボーカルは決して上手いとは言えないのですが、詞と曲と飾らない優しさが爽やかに心に響きます。誰もが通過するであろう青春のほろ苦さを同調してくれているようです。活動期間はたった4年間なのですが、解散後は何度となく再結成しています。フォーク・グループなのに何故かレコード会社は演歌のクラウンです。
この一筋縄ではいかないグループには一筋縄では上手くいかないプレーヤー、イメディア・レボルーションに同調をお願いしました。
4年間に発表したアルバムは全6枚(2枚組ボックスも1枚とカウントしています。)ですので順に聴くことにしました。
最初は、1972年の南こうせつとかぐや姫のデビュー・アルバム「はじめまして」から6曲を聴きました。このアルバムでは吉田たくろうや猫などの音楽仲間と一緒に作成したものです。
2012_12_05_6770.JPG
@青春 デビュー・シングルになります。
    「ひとりぼっちが好きだなんて笑わせるんじゃないぜ」
A雪が降る日に この曲はとても胸に沁みます。
    「雪の上に足跡続くよ 私を連れてゆこうとあなたは言っていたのに 足跡を追いかけて」
B僕は何をやってもだめな男です  親子は似ているのです。
    「電話で彼女の母親に愛を告白した」
C加茂の流れに ゆったりとした思い出が蘇ります
    「やさしい雨の祇園町 加茂の流れにうつるあなたの姿 あれは初めての恋」
D好きだった人 過去形が心に刺さります。
    「好きだった人 やくざ映画に誘ってくれた 失恋という言葉はしっていたけれど」
Eマキシーのために 青春の理想郷ですか。
    「二人で金をもうけて青山にでっかいビル建てて おかしな連中集めて自由なお城を造る」

続いては、1972年のセカンド・アルバム「かぐや姫おんすてーじ」から5曲を聴きました。東日本震災の際に天井が落ちた東京九段会館でのライブ演奏です。ここでは演奏者と観客の一体感が音楽によって同調された様が見事にあらわれています。
2012_12_05_6775.JPG
@ひとりきり 全ては自己責任なのでしょう。
    「鳥が鳴いて川が流れて 野山は今花が咲き乱れて こんな素敵なところは今はない」
A田中君じゃないか 親友との時差を感じてしまう心。
    「誰かと思ったら田中君じゃないか 何んとなくダブルの背広が板についているね」
Bこの秋に 別れた彼女の影を追っていくと。
    「明日が来ない小さな店で 君の噂を他人から聞いた」
Cあの人の手紙 戦死の通知の前に帰ってきたあなたは?。
    「ありがとう 私のあの人 本当はもう死んでいるのでしょう」
D今は違う季節 移り気なのは女性の専売特許ではないのでしょう。
    「ブロック塀に沈む夕陽がさびしくて 痛む胸の中に そして僕の心も変わってしまった」

次は、1973年のサード・アルバム「かぐや姫さあど」から3曲を聴きました。このアルバムの神田川が大ヒットになりました。
2012_12_05_6773.JPG
@ポカポカ日曜日 初デートの心境を歌っています。
    「さよならはまだ早い 時計ばかり気にして 二十歳をすぎたのに あと五分だけ」
A僕の胸でおやすみ プライドなんか要らないのです。
    「二人で歩いてきた道なのになんてさびしい 古いコートは捨てて僕の胸でおやすみ」
B神田川 若かったあの頃です。
    「何も怖くなかった ただあなたのやさしさが 怖かった」

4枚目は、1974年の「三階建ての詩」から3曲を聴きました。このアルバムからは南こうせつがとれて「かぐや姫」になっています。
2012_12_05_6774.JPG
@22才の別れ  女心は解らないのです。
    「私には鏡に映ったあなたの姿を見つけられずに 目の前にあった幸せにすがりついてしまった」
A赤ちょうちん とある青春の一ページは悲しいものなのです。
    「あなたと別れた雨の夜 公衆電話の箱の中 ひざをかかえて泣きました」
Bなごり雪 別れの時は感じるものです。
    「君のクチビルがさよならと動くことがこわくて下を向いていた」

5枚目は、1974年の「かぐや姫LIVE」から3曲を聴きました。このアルバムは京都会館と大阪厚生年金ホールでのライブ演奏です。この頃のライブ演奏になると会場との一体感がやや後退しているように思われますが気の所為でしょうか。
2012_12_05_6776.JPG
@うちのお父さん 愉しいお父さんです。
    「汗をふいて お茶をのんで 腰をのばせばお父さん にっこり笑う 明日天気になあれ」
Aペテン師 ペテン師自身がペテンにかかるときがある。
    「そうさ男は人生のペテン師だから 一人ぼっちの幸せを退屈な毎日にすり替えたのさ」
B妹  兄の妹への精一杯の愛情表現でしょうか。
    「どうしてもだめだったら 帰っておいで妹よ」

6枚目は1975年の最後の2枚組アルバム「かぐや姫フォーエバー」です。このアルバムは4月12日の神田共立講堂での解散コンサートでの解散の影響もあってか以後3年以上にわたりヒットしつづけました。曲は重複しますのでアルバムの紹介だけにしました。
2012_12_06_6785張り付け用.jpg

次回は今年最後の鑑賞会になります。サリナ・ジョーンズを予定しています。
posted by みのさん at 22:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブな部屋

2012年11月29日

CD鑑賞会12(ケイコ・リー)

白馬はすっかり冬景色に様変わりしてしまいました。モノ・トーン色の中に雪の白い帯が延びていますがそこがスキー・ゲレンデであることをおしえてくれます。
今回のCD鑑賞会はピアニスト兼ボーカリストのケイコ・リーを聴きました。ピアニストとしてはお世辞にも巧いとはいえませんが一音一音を大切に淡々と弾く姿には説得力があります。また、独特のハスキー・ボイスは聴く人にさまざまな感動を与えます。このボイスをしっかり聴くためにリンデマンのSACDプレーヤーにウェスタン・ケーブルで作製したXLRケーブルを装着しました。

最初は、1995年のデビュー・アルバム IMAGINE から「@タイム・アフター・タイムAサマー・タイムBイマジン」を聴きました。ピアノにケニー・バロン、ベースにレイ・ドラモンド、ドラムにグラディ・テイトの豪華な布陣で、デビュー・アルバムであるにも係らずニューヨークでのレコーディングです。AとBはテイトとのボーカル・デュエットですが特にBは心に沁み入る素晴らしい歌唱になっています。
2012_11_28_6738.JPG

続いては、1996年のセカンド・アルバム Kickin`it から「@ナイト・アンド・デイAミスター・ワンダフルBアイ・ウィル・ウェイト・フォー・ユー」を聴きました。グラディ・テイトのドラムはデビュー・アルバムと変わりませんが、ピアニストにはテイト夫人のリニー・ロスネス、ベースにはロン・カーター、ゲスト・プレイヤーとしてアルト・サックスのリー・コニッツが参加しています。情緒のあるロスネスのピアノやコニッツのアドリブにケイコ・リーのスインギーなボイスが溶け込んでいました。
2012_11_28_6739.JPG

次は、1997年のサード・アルバム Beautful love から「@ビューティフル・ラブAマイ・ロマンスB思い出の夏」をきました。ここでもドラムはグラディ・テイトですが、ケニー・バロンのピアノ、セシル・マクビーのベース、それからアート・ファーマーのフリューゲル・ホーンが参加しています。@はケイコ・リーのボイスとアート・ファーマーのデュオがとても素敵でした。Bはアート・ファーマーのヒット曲にケイコ・リーが参加している風に感じました。このアルバムは全編にわたってラブ・バラード集になっています。
2012_11_28_6740.JPG

4枚目は、1999年のアルバム DAY DREAMING から「@デイ・ドリーミングAパリの4月Bホワット・ア・ワンダフル・ワールド」を聴きました。このアルバムはギル・ゴールドスタインの編曲によるウィズ・ストリングスをバックにジャズのスタンダードを唄っています。@はストリングスとケイコ・リーのボイスが同じ音域の所為かまったりしてしまっています。Aは一転してストリングスが高音域で演奏していますので低音域のボイスとの調和が見事でした。Bは特別バージョンでケイコ・リーの弾き語りに吉田次郎のギターが参加しています。ここではルイ・アームストロングの歌唱をも凌駕しているように思いました。この曲はケイコ・リーの歌唱のなかでもベスト・ワンと断言します。
2012_11_28_6742.JPG

5枚目は、2000年のアルバム ローマからの手紙 から「@ニューヨーク・ステイト・オブ・マインドAスーパー・スターBテネシー・ワルツC霧のサンフランシスコ」を聴きました。このアルバムではケイコ・リーのセレクトした名曲を全編ピアノの弾き語りをしています。これまでニューヨークでのレコーディングが多かったのですがローマの地はよほどの居心地が良いのか最高のアルバムになっています。
2012_11_28_6741.JPG

6枚目は、2001年のアルバム Wonder Of Love から「@愛の奇蹟Aピンク・キャデラックBターン・ユア・ラブ・アランド」を聴きました。このアルバムはケイコ・リーの自己のレギュラー・グループでのレコーディングになっています。ここでは一転してロックでありソウルフルでもありジャジーでもあるボーカル・フィーリングが堪能できました。ケイコ・リーの本性が初めて露わになったようでノリノリのボイスが気持ち良くしてくれました。
2012_11_28_6743.JPG

最後は、2002年のアルバム SINGS SUPER STANDARDS から「@マイ・ウェイAセンチメンタル・ジャニーBミスティーCバラ色の人生Dスター・ダストEジョニー・ギター」を聴きました。このアルバムではイギリスのギタリスト、マーティン・テイラーをフィーチャーした全曲永遠のスタンダード集になっています。ケイコ・リーのボイスは何を唄っても響いてしまいます。
2012_11_28_6744.JPG
最近、スーパー・スタンダードの第2集目を発表しています。

次回は、かぐや姫を予定しています。
posted by みのさん at 17:40| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブな部屋

2012年11月09日

アナログ・レコード鑑賞会53

2012_11_09_6682.JPG
今回の鑑賞会は花の中3トリオの二人目、秋田美人の桜田淳子です。中学2年の時のスター誕生では最優秀賞を獲得して翌年「天使も夢みる」で歌手デビューしました。トリオのなかでも可愛さは抜きんでていましたのでとても印象に残っています。73年のデビューから4年間は阿久悠がほぼ全面的に作詞に携わっています。阿久悠については山口百恵に対して「歌手に向いていないので辞めた方がよい」と言った言葉が記憶に残っていて余り良い印象はありません。現在は死語かもしれませんが清純な歌声をマッキントッシュの管球アンプで清々しく聴くことにしました。
2012_11_09_6683.JPG
最初は、1976年のベスト・ヒット・アルバムから「@ねえ!気がついてよAはじめての出来事B私の青い鳥C十七の夏D花物語E黄色いリボンF夏にご用心G天使も夢みるH天使のくちびるI天使の初恋」のヒット・パレードを聴きました。私的にはEが好きなのですが、Aは1974年にオリコンチャートで1位を獲得しました。しかしながら、以前からこの歌の歌詞には馴染めないところがあり気になっていました。「大人びたふりをして ここまでついてきたが はりさけるときめきで めまいがしそうよ」のところの、「・・・きたが」は「・・・きたけど」もしくは「・・・けれど」が順当だとおもいます。女性の言葉らしくありませんし、この後に「めまいがしそうよ」といっているではありませんか。この曲を聴くたびに阿久悠に「助詞(女子)の使い方をしっかりしろ」と阿久たいを衝いています。
この1年後「淳子」という2枚組ベスト・アルバムではこれまでリリースされた19枚のシングルのA・B両面の全曲が入っていますが今回はパスしました。
2012_11_09_6684.JPG


次は、1977年のアルバム「しあわせ芝居」から「@しあわせ芝居Aグットバイ・ルートB黄昏通りCバイ・バイ・パーティーD晩秋E遠くに行かないで」を聴きました。このアルバムでは19才になった桜田淳子が大人らしく唄っています。@は中島みゆきの作詞・作曲ですが桜田淳子の歌唱と妙にマッチしているように思えます。この曲で第20回日本レコード大賞金賞を受賞しました。他の曲も阿久悠の呪縛から離れた所為かアイドルから前進できたようですし何故か音質もよくなっています。
2012_11_09_6687.JPG

続いては、1978年のアルバム「ステンド・グラス」から「@ゴールデン・イヤリングA夢のあとさきB追いかけてヨコハマC未来飛行Dナイト・スポット」を聴きました。このアルバムでも引き続き桜田淳子がイメージ・チェンジを推し進めています。中島みゆきや丸山圭子の提供曲が桜田淳子の新しい歌手としての魅力を伝えてくれました。当初から音域の広くない声を上手く使えるようになったのではないかと思いました。また、このアルバムの音質はとても優秀です。
2012_11_09_6689.JPG

最後は、1979年のアルバム「一枚の絵」から「@風のなかのさようならA夕なぎB一枚の絵C避暑地の出来事Dあなたに染まって」を聴きました。このアルバムでは西嶋三恵子や丸山圭子などの新曲を唄っています。もうここには花の中3トリオの面影は当然に無く、しっとりした一女性の愛の葛藤を歌唱しています。音質もよいのですがこのジャケットは最高だと思います。
2012_11_09_6690.JPG

改めてここの3枚のアルバムの桜田淳子はとても魅力的な歌手だと感じました。
この後暫くして俳優として活躍し統一教会の合同結婚式などで世間が騒ぎたてましたが、良いお母さんになっているようなのでいまでも応援しています。

次回の11月14日は、申し訳ありませんが都合によりお休みします。
posted by みのさん at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブな部屋