8月の初日は清々しい幕開けになった。
デットな部屋も清々しくありたいものなのだが、道のりは険しく長いのはかわりない。
今年は思い切ってデットな部屋の機器類を一新して再構築を試みたりしている。
スピーカーのM9500のマルチ駆動はそのままだが、このスピーカーの本来の姿はモニター用なので本来の使用方法にしようというわけだ。
これまでのコンシューマー的な音質も気に入っていたのだけれど、これからは本来の音に近づけることにしたのだ。
これは一部において名目ではあるものの大方は実質を目論んだものでもある。
先ずは大型のマッキントッシュのモノラルパワーアンプ501と1201の4台を泣く泣く手放すことにした。
頑丈そうな買取業者がいとも簡単にこの重量のあるアンプをニコニコしながら引き取っていった。
次にプリのコニサーとアキュフェーズの4wayチャンネルデバイダ、ゴールドムンドのフォノイコライザーなど、これも足取り軽く引き取っていった。
さらにアナログプレーヤーのEMTとトーレンス、CDプレーヤーのEMMもウハウハしながら持って行ってしまった。
すっぽりと空いた心の穴は隠しようもない。
この穴を埋めるべくとった行動は大胆にもスバルレヴォーグ2000ccターボ300馬力へと転化したものだ。
空虚かつデットな空間を埋めなくてはならないので、モニター用の軽くて小出力のドイツのパワーアンプを計6台新調し、プリアンプの代わりにミキサーを導入した。
新しいアナログプレーヤーはどうしたことかやっぱりトーレンスになってしまった。
これでやっと本来の音作りに入れるというものだ。
問題は以前の音が頭から抜けていないないのでモニター的な音に中々ならないので最初は苦戦し散々で後悔などをしたものだ。
しかしながら習うより慣れよと言う通り年寄りの功とでもいうのか善戦しなんとかなるものなのだ。
久しぶりのミキサーの使い方に魚竿しているうちに軌道修正できるたのは誠持って真剣さのせいだろう。
未だ満足な音には程遠いが目の覚める峻烈な音は近くにいることが解ったので後は時間の問題だろう。
一皮むけた音に邁進してまいります。