白馬村のノルウェービレッジで毎月第三金曜日に開催されているレコード鑑賞会「おとはこ」に今回初めて参加してきた。
聴くレコードのジャンルは決まっては無くて、思い思いのレコードを持ち寄ったり、用意されているレコードの中から選んだりするシステムになっている。
私はというと、「日本昔話のテーマ」と「石川さゆりのデビューアルバム花供養」を持参した。
小さなオーディオシステムからは、それなりの音が流れに乗ってくる。
ここではアナログ・レコード音楽を回想しながら、古の思い出を呼び起こすことを主眼にしているので、音質などといった趣味の世界とは関係は極浅いことになる。
だからといって、アナログ・レコード鑑賞会の意義が薄れることは全くない。
敢えて言えば、ここには今時のアナログ・レコード鑑賞会の原点があると云える。
大型オーディオシステムで聴くオリジナル・アナログ・レコード盤は、いったい何を聴く人に齎してくれるのだろうか。
この自分自身への問いかけに答えは見つからないでいる。