今日は久しぶりの夏が来て暑い。
ライブな部屋のパワーアンプは、マッキントッシュの真空管アンプなのだが、KT88が8本あるのでとてつもなく熱くなる。
この部屋で音楽を聴くには、部屋を閉め切ることにしているのと、エアコンは使用しないので、熱がたまってしまうのが特徴となっていて我慢を強要される。
この耐久レースを回避すべく昨年来導入したのが、スレッショルドのパワーアンプなのだが、8月が雨降り月になるとともに気温が低かったので、6か月毎のパワーアンプの定期交代をさぼっていたのだった。
さすがに外気温が30℃を超えてくると、我慢の限界点を超えてしまい、体調にも悪影響をきたすので、躊躇なく交代に踏み切った。
ついでながら、気になっていたところを点検したり、各ケーブルに波動転写をほどこして、万全を期すのが常道となる。
今回はイメディア・アナログプレーヤーで使用するフォノイコライザーを、プリアンプ内臓の真空管式から外付けのカーブ可変型のフォノイコライザーに交代することにした。
しかしながら、フォノイコライザーからの特注ロシアブルーシルクのRCAケーブルが長さが足らないことが発覚してしまい、困ってしまったので仕方なくウェスタンのケーブルで作成しておいたRCAケーブルで我慢することにした。心もとないのでこのケーブルにも波動転写を施しておいた。
早速の音出しは、先ずはCDできちんと音が出るかの確認からはいる。
カーペンターズが殊の外音が良い。
初めから音が良いのは要注意なのだ。
暫く使用していなかったパワーアンプが寝覚めるには時間が必要なはずなのだ。
やっぱり30分もすると低域が締まってきたではないか。
これに気をよくして、アナログに移るが何故か音が良い。
ウェスタンケーブルを少し馬鹿にしたが反省しなくてはいけない。
クロノスカルテット「ミユージック・オブ・ビルエバンス」が新鮮に聴こえてくる。
暑さを忘れて熱い演奏に浸るとやっぱり暑い。
外気温が下がってくる夜中が聴き時だろう。