美人歌手との評判がたかいヘレン・オコネルの年季を重ねた円熟期のアルバム作品「ヒアズ・ヘレン」。

このアルバムは、有名なアルバム「グリーン・アイズ」と同時に録音されたもので、録音されたものを二枚に分けたのだ。
そうした中で「グリーン・アイズ」のアルバムはモノラル盤に、「ヒアズ・ヘレン」のアルバムはステレオ盤に分かれてしまっている。これは同系列RCAの会社のちがいによるものであり、諸事情があったことを物語っている。
ヘレン・オコネルは、ジャズ・ボーカリストではなく、ジャズも歌えるポップス・シンガーといった方が良いのだ。
明るくて華やか、キュートでお色気もある「ヘレン・フォレスト」を彷彿させるセンスが光る。
しかも、リビング・ステレオの名に恥じない高音質の歌と演奏が眼前に迫ってくる。
このアルバムの素晴らしさを、ぜひ押し付けようと思います。
オコネル・ファンになること間違いなし。
幸せをつかみます。