2021年01月30日

ビリーホリディとエディットピアフ

今日のSP盤のコーティングとコーティングを剥がす作業は、世界の大御所といっても過言ではないお二人です。
最初は、ビリーホリディからはじめましたが、コドモアの「奇妙な果実」になるころには、圧倒的な歌唱に打ちひしがれてしまうことになり、作業ははかどりません。
ビリーホリディDSC00929.jpg
コドモアのレーベルは、SP盤の製作施設をもっていないので、大手のコロンビアレコードとデッカレコードに委託していましたが、音質的にはコロンビアで製作されたSP盤のほうが優れているように思います。
また、コロンビア・レコードで発売されたビリーホリディのSP盤の音質は、良いものもありますがあまりよくないのもあり、バラツキが大きいように感じています。
コドモアのなかでは、「イエスタディズ」がとても気に入っています。
ピアフDSC00930.jpg
次に、エディットピアフにうつりましたが、これもはかどりません。
フランスのコロンビア「バラ色の人生」は、素晴らしい音質の歌唱にひれ伏すことになります。
面白いのは、エディットピアフのデッカのSP盤の音質ですが、本場ということもあり、コロンビアを凌駕するほどです。
困ったことに、大御所の後は続くことが難しくなり、今日の作業はこれで打ち止めです。
実は、コドモアのレコード販売店の近くにブルーノートの会社があって、ブルーノートのSP盤はコドモアの販売店で取り扱ってもらっていたそうです。販売網を持っていなかったブルーノートの繁栄は、コドモアがあったからこそであり、ここからスタートできたのは幸運だったといえるでしょう。
posted by みのさん at 20:22| Comment(2) | TrackBack(0) | オーディオ黙示録
この記事へのコメント
お久しぶりです。

コロナもここまで長引くとは思いませんでした。クルーズ船で収まる物と最初は思ってましたから。ましてや去年は、人生最悪の年。
今でもまだ、積極的に音楽を聴く気にはなれないですが、YOさんにカートリッジを借りてみたりと少しずつ前に進んでいます。

コモドアのビリー ホリデーのSP盤は良いですよね。それが聴きたいがために蓄音機を買ったくらいです。大好きなアイル ビ シーン ユーを水でクリーニングし終えたとき手から滑り、ほんの1cm位ですよテーブルの上に落ちたんです、見事にエッジからセンターまでひびが入りました。聴くことは出来るのですが・・・・。私の気持ち,簡単にお解りと思います。
去年だったのかなあ、ローズマリー クルーニーのカモン マイ ハウスが手に入った時は嬉しかったです。

SPUさんと遊びに行こうと思ってましたが中々そうも行かないです。誰にも会えなく寂しいですね。
Posted by パラゴン at 2021年02月01日 08:18
お久しぶりです。
白馬村のコロナは収束するには程遠い状況ですので、洗濯船は実質休業状態にしています。
パラゴンさんのご不幸にはかける言葉も見つからずじまいです。
この頃は毎日SP盤の手入れかたがた聞き入っていますが、電気再生のオーディオにはご無沙汰してしまっています。
また、暇なものですからオーディオ機器とソフトにスビリチュアルを導入し、その成果がでていますが、だれも信用してくれないだろうと思います。
「降り止まない雨はない」と希望をもって何とか乗り切ろうとしています。
何時かまたわいわいやりましょう。
Posted by 洗濯船М at 2021年02月01日 11:16
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