めぐる季節の彩りの中一番寂しい月
街は色づいたクレヨン画涙まで染めて走る

もう40年前になりました。
古より秋と言うのは実に感傷的になるものですね。
元気な夏から寂しい秋と感じるのは、若さの特権なのですから、しみじみと感じ入りましょう。
一方で太陽が低くなり、日射しが弱まるとともに、柔らかい明かりが家の奥の方まで射してきて、何ともよい季節になったものだと思うのは、65歳以上の高齢者だからかもしれません。
あの頃の若さなどは、どこかに忘れてきてしまったようです。
洗濯船の周りの木々は、濃い緑から薄い黄緑色に移り変わってきています。
北アルプスの稜線辺りでは、色づき始めているようですし、10月に入れば雪になることが通例です。
世代毎に感受性が異なるのは当たり前のことですから、押しつけはできませんので、一緒に来る風景を楽しみましょう。