2017年06月29日

進相コンデンサの交換

今日も予報は当たらずに晴れているので不気味だ。
雨降りを予期して鉢植えの薔薇は軒下に避難させたので何があっても大丈夫だ。
そうこうしているうちに、注文しておいたEMT930用の進相コンデンサのキットが届いた。
現在は元EMTの技術者であるドイツ Studiotechnik 社の Hans-Ludwing Dusch 氏がEMTの部品供給を専属で行っている。
こうなっては早速交換作業に入るのがこの道の流儀というものだ。
マニュアルにも記載されているのだが、モーターのランブルを最小化するためには進相コンデンサのチェックが欠かせず、定期的に交換する必要があり、少なくとも3〜5年毎の交換を推奨している。
EMT930用進相コンデンサは、50Hzの場合、定格容量は1.75μFになっているが、実際にはそのモーターの個体に最適な容量は、1.75μFから1.90μFの間に存在するとしている。
キットには、容量の大きな1.5μFのコンデンサと、小さなコンデンサが幾つか入っていて、組み合わせて個々に最適な値を試しながら見つけることになる。
重要な注意事項として、コンデンサの横にある「可変抵抗はその値を変更しないでください。」とある。
わが家の最適値は経験則ではあるが、およそ1.9μFの辺りで、7年前は、大きなコンデンサが1.65μFから1.7μFになっていたので1.84μFから1.94μFで組み合わせていた。
2017_06_29_2005.JPG
今回は、大きなコンデンサが1.5μFだったので1.93μFに組み合わせた。
2017_06_29_2003.JPG
作業は2時間ほどで完了したので、メンデルスゾーンを聴く。
何てことだ、音が違うではないか。
電源ケーブルでも音が変化するのは確認済みだが、モーターのランブルの最小化での音の変化の大きさには正直なところ驚きだ。定期的な交換は必須だと毎回身に沁み入る。
2017_06_29_2004.JPG
本来のEMTはやっぱり凄いのだが、7年目のアイドラーの交換もしなくては完璧にはならない。
この頃は地下の室温が上ってきたので、アイドラーのゴロ音が小さくなってきて交換は迷うところだ。
マニュアルによるとアイドラーは毎年交換を推奨している。
日が暮れると、大雨警報が発令され土砂降りになったが私の所為では当然無い。
posted by みのさん at 21:12| Comment(3) | TrackBack(0) | デットな部屋
この記事へのコメント
私の所の930も進相コンデンサー自分で交換しています。
モーターに聴診器を当てて、ハムが一番出ない数値にコンデンサーを付け替えて容量を調整します。
今回、交換キットを使われたようですが、進相コンデンサーは耐圧と誤差だけ気を付ければ汎用品でも問題ないようです。
コンデンサーの劣化はDDでも同じでサーボがかからなくなったりするのも、大抵コンデンサーの劣化が原因です。
あと、155STのコンデンサーも劣化しますので、交換が必要です。特に入力初段のタンタルを交換すると劇的に音が変化します。
Posted by たまちゃん at 2017年07月08日 16:10
たまちゃんさんコメントありがとうございます。
本当にコンデンサの劣化には悩ませられますね。
秋葉原の電気街が無くなり中々良い汎用品が探せなくなっているので辛いところです。我が家の155stもそろそろ7年ですから限界をこえていますので何とかしなくては。
Posted by みのさん at 2017年07月08日 16:52
コンデンサーの劣化対応は、本当に難しい問題ですね。ビンテージ機器の大きな問題は、「コンデンサの劣化」と「ボリュームの摩滅」じゃないかと思います。
私の155stは、カップリングCに独「FRAKO」が使われていました。この会社は昔は弱電用コンデンサを製造していたようですが、現在はFRAKOブランドの弱電用コンデンサは入手できないようです。
しかたないので、フィリップスのコンデンサで修理しました。(初段のCは特別ですから、米デール製を奢りましたが)
この修理が正しい音の再現かは分かりませんが、出てきた音に対して、満足できる音であったと本人は考えています。
レコードの音が見直されている現在、EMTのプレーヤーは「世界の至宝」だと思います。ぜひ、大切にメンテナンスをいていだければと思います。
Posted by たまちゃん at 2017年07月11日 21:44
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