2016年12月04日

信州ハイエンド・オーディオ・ビジュアルフェア

12月3〜4日にかけて「長野県下最大級の音と映像の祭典!!」とうたったフェアがロイヤル・オーディオの主催で松本市めいてつショーホールで開催されている。
国内外の有名ブランド30社を超える出展があり、メーカーの技術説明スタッフが常駐するといった力の入ったフェアになっている。
このフェアに九州のニイノニーノが初めてアナログ・レコードを出展・販売することになったので、少しばかりのお手伝いを行った。
前日に会場に入り、20箱(いわゆるえさ箱)と洗浄液、紙ジャケ、ジャストフィットスリーブなどをテーブルに並べて準備万端にした。
広い会場では各ブランドの人々があわただしく運搬・設置・音出し調整をしていてざわついている。
後から聞けば、今日は午後5時から特別招待客だけの内覧会があるのだそうで午後4までには設置等は完了する必要があるのだそうだ。
お隣のオーディオ・テクニカさんは私との無駄話に時間を取られてしまい価格プレートの手書き制作が間に合わない。申し訳ないことをしたがあとの祭。
翌日はお手伝いさんからお客に豹変し、久しぶりのオーディオ・フェアに参加した。
昨日のお手伝いのときから気になっていたのは、昨今のオーディオの音だ。しっくりしないばかりかワクワク感が湧いてこないのはなぜだろうか。彼方此方で音出ししている所為ばかりではなく音の質感が不自然にきこえてくるのはどうしてか。
お客として歩きまわりながらスタッフの方と話しながら気が付いたのは、雑踏の中からの逃避のための音づくりだ。自然の中に入り込み透明感や広がり感を究極に演出できるオーディオ機器の発出する音が不自然にきこえていたのだった。
本当の自然界は雑音だらけなのだ。ただ人間が人工的に発する音とは全くちがっていて、雑音によって人間を落ち着かせてくれるものなのだ。
極論を言えば昨今のオーディオは価格の範囲に関係なく読み違えた音づくりに奔走しているように思える。
このためフェア会場内ではJBLだろうが、タンノイだろうが、人工的な音づくりによって人間をいら立たせているようだ。
そうした中、歩きまわる中でただ一展の小さなブースからは気持ち良い音がが発出されていたので立ち入ってしまった。
そこは国産メーカーのフェイズメイションだった。
他の展示ブースよりも控えた音出しにも関わらず、そこには音楽が普通にながれていた。
見ると300Bのモノラル管球パワーアンプで、「サイド・バイ・サイド2」のアナログをPP500MCカートリッジで再生していたのだ。この音がとても気持ちの良い音楽を奏でていたのだった。
丁度このアンプの製作の方がおられたのでいろいろとお話をする中、ここの音づくりは読み違えをしていないことが確信できた。
まあー、オーディオの存在意義はそれぞれなので深入りはできないが、「木をみて森(杜)を見ず」の蔓延が一部の高額新製品の買い替え需要に支えられ、軽薄短小機器での需要衰退につながっているのだはないかと推察した次第。
アナログ・レコードから発出する盛大な雑音に癒されてきた人間の戯言だというのは読み違えていないだろう。



posted by みのさん at 12:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 季節風
この記事へのコメント
まったく同感。
最高のエッチツーオーは蒸留水としているのが昨今のメーカーの音作り。 
蒸留水は無味無臭で、のど越しも不気味。
同じエッチツーオーでも、井戸水や湧水、地下水、海底水、などが値千金で美味いのです。 これらは夢見夢集のグループ・・・
モニターの絵作りまでが、香りがしない花や、味がない水を目指しているように思えるこの頃です。 不自然な色や音―― 困ったもんだぁ。
Posted by ひきこ杜 at 2016年12月08日 21:05
ひきこもりさん、コメントありがとうございます。無味乾燥な超純水はレコードの洗浄には使えても人間にはゆう害になりますね。テレビに映るデジタル写真の色も不自然ですが、綺麗だというアナウンサーの発言には閉口してしまいます。
Posted by 洗濯船M at 2016年12月11日 13:21
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