2016年11月14日

CANTABILE

オーディオを趣味にしていると音の調整に必ず出番がでてくるディスクがある。
ここを間違えるととんでもないところに行ってしまうことがあり途方にくれることになるので怖い。
お陰さまで最近は過去の幾度となく地獄から這いあがってきた経験から大きな間違いは犯さないようになった。
それでもどうしても納得のいかない音が再生されると自分を疑ってしまうこともあるものだ。
このディスクの所為でこのところ自己不信に陥った。
2016_11_14_9999.jpg切り抜き.jpg
幻の名器、ストラディヴァリス・デュランティのファースト・セッションなのだが、音質的にどうしても我慢できなかったのだ。
潤いは全く感じられなく、厚さや色艶などは中途半端で、がさついたストラディヴァリスは聴くに堪えない。
試しに再生したセカンド・アルバムの「LIEBESTRAUM」になると不満は解消してしまうのだ。
300年の眠りから覚めたばかりなのは織り込み済みなのだが、ディスク自体の所為なのかオーディオの欠点なのかの判断を迷っていた。
このままでは夜も安眠できない性質なので、オーディオ側の不備として一連のケーブル交代になってしまったのだ。
バイオリンの倍音成分のザラツキに主たる原因があるのではとの憶測からスーパーツィーターから手を付け始めた。
初めに電源ケーブルの交代を実行したがバイオリンはしっかりと歌わない。
次にスピーカー・ケーブルに目をつけてとっておきのケーブルに交代した。
これは効きましたが不満はまだ残ります。
きめの細やかさだけではなく音が素直に周波数の高いところまでのびているようだが。
次は、中高音域に移り電源ケーブルに始まりスピーカー・ケーブルの交換になるのは思っていた通り。
ここでも完全に納得できずに低域に移り、電源とスピーカー・ケーブルの交代になった。
結局、全ての見直しを実行する羽目になってしまった。
つまりは、オーディオ的に音のグレードアップとは全てを見直すことなのだと実体感した。
なお、マッキンシッシュXRTはステレオ・アンプ1台なので電源ケーブルとスピーカーケーブルの交代、スーパー・ツィーターのスピーカー・ケーブルの交代で治まった。
罪なディスクの所為で大作業になってしまったが、確実に一歩前進できたようだ。
ディスクがオーディオをつくるのを再確信できた次第。
歌うようにデュランティが奏でるようになった。
他のディスクも揃って音質向上になったので万歳。
posted by みのさん at 21:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 音の座標軸
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