2016年02月13日

BN1

今日の白馬は朝方から悲しき雨音が聞こえてきました。午後からは本格的な雨になりそうです。
大変なことになりました。
BN1は勿論ブルーノート・初レコードのSP盤のことです。
知っている人は当然ながら少数居るでしょうが、知らない人にすればただのゴミ扱いになってしまう文化財です。
1939年1月6日、マンハッタンの貸しスタジオでアルフレッド・ライオンがミード・ルクス・ルイスとアルバート・アモンズを招いてレコーディングをおこなった。
その時、ピアノ・ソロ4曲を録音し、ルイスは「メランコリー」と「ソリチュード」を、アモンズは「ブギウギ・ストンプ」と「ブギウギ・ブルース」を、ルイスの録音を第1番に、アモンズの録音を第2番にしてブルーノートの初レコード制作となった。
アルフレッド・ライオンはこのレコードを私家盤にするつもりだったが、出来合いに満足したため少数を販売することにした。
これがブルー・ノート・レコードの誕生となり、第1回の発売はルイスのBN1を50枚、アモンズのBN2を50枚、それぞれコスト的には不利な割高で割れやすい12インチ盤でスタートした。
レーベル名は当初「ブルース・ノート」になるはずだったのだが、直前に「ブルー・ノート」に変更されたが、第1回発売のレコードラベルは、おなじみのブルーと白ではなくピンクと黒になってしまった。これはライオンのドイツ訛りがレコード制作側に正しく伝わらなかったためとの話がある。
ラベルに書かれた住所は、ライオンが最初に住んだニューヨーク7番街235番地の小さなアパート、BNの最初のオフィスとなるこの地になっている。
ちなみに、次の年の1940年には西47丁目10番街にオフィスを移転し、1943年にレキシントン767番地に移っている。
このBN1のレコードを探し続けて30年あまりなのだが、イー・ベイのオークションを始めついぞ見かけることは皆無だった。最近ではもう手に入らないものと断念していたのだが。
なんてこった。初めてオークションに出てきたではないか。
これは大変なことになった。何としてもゲットしたいが、当初価格から2日間で既に31倍にもなっている。
2016_02_13_9999.jpg切り抜き.jpg
BN1の両面ラベルの写真。

先日、なぜか我が家にこの御宝が1枚届いた。
成せばなったとはこのことか。
国内でこのレコードを所持している方は2名と承知している。
第3の男になれたのかは知らんが、これは大変なことになった。
ビクトローラのプレーヤーでA面をサボテン針でB面をとっておきの鉄針で聴いたのは言うまでもないが、1939年当時の風が顔面に打ちつけてきた。
何という音だ。




posted by みのさん at 11:48| Comment(0) | TrackBack(0) | とっておきの一枚
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