2021年07月28日

針圧とトレース

このところ時間的な余裕があるので、痒いところに手を入れている。
アナログプレーヤーの一番大切なところといっても過言ではないトーンアーム。
しかも、シェルと針圧の相乗効果を狙った大胆不敵な挑戦に臨んだのだ。
当然、これらは使いこなしがあることは言うまでもない。
先ずはシェルには、北海道R氏作成の回転シェル。
DSC01638.JPG
一番のお気に入りは木目のシェルであることだ。
いかにも音的に良い方向になっているし、デザイン的にもそう悪くはないと思う。
針先のコンプライアンスによるエラーの軽減につながるので、音の定位が安定してくるし、情報量も多くなっている。
しかしながら、良いことばかりではないのが世の常のごとく、欠点は極細のリード線を使用しなければ回転を阻害してしまうことだ。0.05mmのリード線一本が良いとのことだが、付属しているリード線は、二本ずつ使用している。これは断線を考慮してのことだとの製作者の弁である。
こちらとしては、手持ち秘蔵の極細線、0.05mmのロシアブルーシルク線一本で勝負したいのだが、現在の心身・体力・気力が結果を出せないと踏んで、0.09mmのウェスタンのエナメル線で妥協することにした。
次に針圧だが、東京のT氏製作のSMEアーム用ダイナミックバランスキットだ。
DSC01639.JPG
これは、SMEアーム本来のスタテックバランス型の針圧に、ダイナミックバランス型を加えるというものだ。
どちらの針圧も利用できるという優れ物で、特にダイナミック型の針圧の利点として、ラテラルバランスを気にしなくてよいという点。これは、スタテックバランス型の欠点である、ゼロバランスから針圧をかけていく中でのラテラルバランスの変化を起こしてしまうこと。が、解消されてトレース能力が安定することにある。
ここでも欠点はあり、アームに付け加えた金属部の振動が音に乗ってしまうことだ。
ここには振動を制御するテープを添付して解決を図った。
トーレンスTD124プレーヤーに、回転シェルとダイナミック型の針圧のSME3009アーム、カートリッジは、とても古いデンオンDL103に0.09mmのシェルリード線。
準備は整った、問題は結果であり出てくる音楽と音である。
もう何とも言えないくらい聞きほれてしまうアンバートン・バイマイセルフではないか。
完璧には程遠いが、現状このくらいならばTD124の満足度はトテモ高い。
次は、カートリッジ交換とシェルリード線交換、プレステージのアナログプレーヤーに挑戦することになるだろうが、その先の凡その見当がつかない。



posted by みのさん at 16:48| Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ黙示録