今日も爽やかで気分が良い。
晴れたり曇ったりの繰り返しだが、山麓は晩夏に入ってきたようだ。
歩いていても汗をかくことなく、風の心地よさが感じられる。
こんなんで、買い物ついでに親海湿原に立ち寄ってきた。
この季に親海湿原に訪れる人は少ないと思っていたところ、お一人だけが植物の写真撮影をしていた。
元々は地元の方で現在は大町市に住んでいるそうで、山麓の植物を専門に写真をとっているとの事。
少しばかり立話の後、最初に可愛い白花が出迎えてくれた。
アギナシで、昔は田圃などで雑草と扱われていたのだが、農薬の所為で激減していまい、今や準絶滅危惧種になっている。
先に進むと、ヨツバヒヨドリの親海種であるサワヒヨドリが咲いていて、ヒョウモンチョウが停まっていた。
さらに進んでいくと、コバキボウシの花があって、そろそろ終盤頃のようだ。
湿原の一番奥の方では、サワギキョウが、今や盛りと咲いていた。
この後、山裾を通って戻るのだが、先ほどお会いした人が先週この地で熊さんと出くわしたそうで、慎重に歩を進めることにした。
生憎、熊さんとは遭遇することは無かったのだが、大きめの蛇さんが道を途中まで先導してくれて、本当は有難迷惑だった。
蛇さんには形式的にお礼して、そくさくと湿原を後にしたものだ。
この帰りついでに姫川源流にも立ち寄ったが、珍しく梅カモの花が咲いていなかった。
オオハナウドやオオバセンキュウが元気にしていて、フシグロセンノウもいっぱい咲いていた。
帰り道沿いの三宝荒神社にもご挨拶してきたが、何時も気になるのは、鳥居の注連縄の巻き方が逆になっていて、これでは神様も困惑してしまうだろう。私に祟るのは止してほしい。
とても爽やかな散策だったのは言うまでもない。