2018年10月10日

輪廻交響楽

10月10日の日は晴れるものだと思っていたら、午後から雨が落ちてきた。
朝から薄暗く風も無いので、静まり返っている。
このような場にふさわしいのは、芸能山城組の「恐山」から10年後、1986年に発表された「輪廻交響楽」に尽きる。
DSCN3438.jpg1.jpg
なにしろ、このアルバムは、地下のデットな部屋での究極な再生を目指すべく、日夜音の調整していると言っても過言ではないからなのだ。
最初の出だし一音がドーンと地獄から湧いてくるのを、表現できないようでは、オーディオをやっている意味など無い。
鬼太鼓座の太鼓が巧く再生できようが、これらは問題外の外にある。
「恐山」で恐怖心を感じたのなら、なおさら聴くことをお勧めする。
DSCN3440.jpg3.jpg
何故なら、「恐山」のような暗く沈んだ冥界の音楽では無く、明るい輪廻転生の安らかな音楽なのだから。
それでも、人がリスナーの目の前をくるくる廻り歩くのは、こちらの対処方法が見つけられないので不安にはなるだろう。
問題は、このアナログ・レコードの音質にある。
第1章 「翠生」
第2章 「散華」
第3章 「瞑憩」
第4章 「転生」
ある時、山城組長がこの「輪廻交響楽」を、音質が素晴らしいと言われたCDにして、あるオーディオで著名な大学教授のオーディオ・システムで再生したところ、余りにもひどい違いで腰を抜かしてしまったそうだ。
アナログ・レコードで再生できても、CDでは叶わないものなのだ。
誰にでもお勧めできる訳では無く、ましてや、オーディオ・システムの真価が問われしまう、このアルバムこそ、我のとっておきの一枚と断言できる。
外の雨は暫く止みそうもない。
うまく転生まで行きつくことができればシメタモノだ。
posted by みのさん at 14:54| Comment(0) | TrackBack(0) | とっておきの一枚