2017年10月21日

大岩山日石寺磨崖仏

昨日は富山県の日石寺に秋の称名滝を見に行く途中磨崖仏を訪ねてきた。
この日石寺は真言宗密教の大本山であり、山号は大岩山という。通称「大岩不動」として知られている。
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寺の開基は行基とつたえられていて、本尊は大きな岩の壁面に刻まれた磨崖仏の不動明王像である。
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この像の像高は約2.8mあり、左右両脇には矜羯羅童子(コンガラドウジ)、制咤迦童子(セイタカドウジ)、阿弥陀如来像、僧形坐像(伝えるところによると行基像)の各像があり、半肉彫で掘り出されている。
不動明王像と二童子像は平安時代後期の作で、阿弥陀如来像と僧形坐像は後年になって追刻されたものと考えられている。
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薄暗い本堂の中にあって薄暗くポット浮かび上がる像は圧巻と言えるもので、並び得るものは無いのではないかと思われる。
拝観は無料なのでお賽銭を弾む事にする。
この寺には見どころが沢山あるが、三重の塔も唯唯一のものとなっている。
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それは壁面が無く、中が透けて構造が全て見えてしまう。これは建設費が足りなくなって壁面を省略してしまった為らしい。
このほかにも大きな青銅の如意輪・聖観音像には色々な表情のお顔があって特に女性のために鎮座しているとのことだ。
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六本滝。
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事前に申し込みをすれば滝修行もできるとのことで、沢山の煩悩を持っている方にお勧めだろう。
十二支滝。
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このほかにも秘仏がここかしこにあり、時間の経つのを忘れてしまうほどだ。
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曇天の金曜日とあって広い境内には人影がまばらでうら寂しいかぎりだ。
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人々の信仰心が廃れていく現実を目の当たりにしたのは、門前の旅館の張り紙に廃業という文字が書かれてあったのを見てしまった時だ。
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苔の映える境内に石仏共が夢のあと 
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称名滝は雨交じりとなり難儀しての撮影となってしまった。
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思っていたより紅葉には早かったようだが、雨のためか水量が豊富で右側の涅槃滝(はんのき)が上空から落ちてくるような景観が望めたのが良かった。
posted by みのさん at 17:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記